自分にとって、「あかほりさとる」という作家は非常に大きな存在でした。
VS騎士ラムネ&40炎をきっかけとしてあかほりワールドを知った自分は、
モノの見事にオタク街道をひた走り、今でもオタクとして生きています。
自分が知る前のあかほりさとる、
自分が知った頃のあかほりさとる、
自分が忘れ始めていった頃のあかほりさとる、
そして、今のあかほりさとる……
まさに、「全書」と名乗るに相応しい内容だったと思います。
自分の人生にこれでもかと影響を与えてくれた輩の一端を知ると言うことは、
えもすれば今までの人生を省みるきっかけにすらなりました。
そういう意味では、「オトナアニメ」というこのネーミングも、何とも。
「いじらしい」という単語が過ぎったのは、自分だけの感慨でしょうか。
オタク業界に属していると自負する人は、とりあえず読んでもらいたいと感じました。
「あかほりさとる」という男が歩んだ道は、一人のオタクとしても見るべきものがある。
そんな風に感じました。(上から目線のようでイヤな言葉ですが、敢えてそのまま書きます)
最後にある小山高生御大からのメッセージを読み終わり、本書を読了したときの、
何とも言えない読後感。
爽やかとも言えないし、切ないとは違う。
もやもやしているわけでもないけど、完全にすっきりしてるわけじゃない。
気持ち悪さを承知で言うなら、「愛おしさ」なんだろうと思います。
無茶苦茶やってきて外道と罵られオタクの多くからDISられ、
ひたすらに仕事をしまくって色んな人と関わり合いながら悶え苦しみ楽しんで、
「エンターテイメント」を客に届けることに奔走した「一人のオタク」が、
自分には何だか愛おしいんだと感じたのではないかなぁ、と。
そして、そんな人物を追い続け、コンテンツを読み、聞き、観て、育ってきたこと。
そんな自分のこともちょっと愛おしくなった。そんな感じがします。
全く本著の評価に寄与しないレビューのようにも感じますが、
「あかほりさとる」という男の作った時代にどっぷり浸かった一人の、
読了後すぐの正直な感想でした。
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