既にレビューに挙がっていない点について書きます。批判的に書きましたが、次回に向けての改善提案をしたいだけの良い本であり、エンジニアと名のつく仲間にはぜひ読んでほしい一冊です。
1. (良)ソフトウェアエンジニアだけではない
ソフトウェアエンジニアリングとその組織を題材に扱っているものの、何らかのエンジニアリングを伴うプロダクト開発を行う組織ならばハード中心でも適用できる知見が数多く書かれています。
2. (悪)図が非常に分かりにくい、出展が不明
この本の最も悪いところは、図が非常に分かりにくく、本文を読まない限りは誤解すら生じるところです。筆者以外の、理解が及んでいない人が描いたとしか思えません。また、図も本文も同様ですが出展が示されている箇所が非常に少ないです。原典にあたろうとしてもそれが出来ない。熱心な読者にアクセシビリティと、引用・オリジナルを明記する真摯さを表して欲しかったです。
3. (要望) 筆者の知る Best practice を示して欲しかった
紙面が足りないのかもしれないが、良い実践例を具体的に多く示して欲しかった。筆者の経歴から推測するに、まだ良い実践例のサンプル数が多くないということなのかもしれません。
バズワードを丁寧に日本語で表現し直されていて、そこはとても勉強になりました。だからこそ、一歩先を行って欲しかったです。
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