「エンジニアなら知っておきたい」とタイトルにありますが、エンジニアでなくてもこれからの基本知識として十分に役立つ内容だと思います。
私自身はエンジニアではありませんが、お客様にIT施策を提案する都合上、実際に体験しておこうと、
WatsonとMSのMSLの一日講習を受けた程度。
今までAI関連の本を何冊か読みましたが、ロジックなど技術的な内容を説明している本
(難しくて途中で挫折…)
一般の人向けに概念的な内容をさらっと書いてある本
(知ってることが多くてネットの情報の方が役立つ…)
どちらかに属する本が多い中、こちらの本は、専門的な説明の後、例えば…と一般的な事象で説明されており
腑に落ちました。
よくある疑問についても、答えが用意されていて納得しやすかったですし、麻里ちゃんが主人公のコラムが各章にあって、一息つくことができ、飽きずに読み進めることができます。
説明のため比喩を用いた色々な場面が出てくるので、技術的な内容を技術書や学術書のように読んで理解したい人には向いていないかも知れません。
3部形式になっており、1部では今までの経過と現状の各社から出ているAI系サービスが一覧でまとまられており、次から次に出てくるサービスを自分の中で消化できていなかった私には、整理ができて何となくぼやっとしていたのが人に説明できるレベルになったように思います。
2部は具体的なアルゴリズムの種類と学習法についてが、系統立てて説明されておりAIを実装するための手法が理解できました。
3部は実際にどのように実用化が進んでいるのかが説明されており、お客様に提案する人、自社で利用を考える立場の人にも参考になると思います。
難しい内容が理解しやすく書かれていて、IT業界にいる方、企業のシステム担当の方には
最新の基本知識を得るのに最適な一冊だと思います。
(私にはぴったりでしたが、もっとレベルの高い人には物足りないかもしれないので星4つで…)
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