2010年頃になにかと話題になったエルシャダイの原作小説ですが、ゲームのようなネタっぽさはあまりありません。
むしろこれ、創世神話だったのかと驚きました。そしてゲームにしたのは失敗だったと思いました。
内容的に、イーノックが堕天使を見つけるまでの第一章、タワーで堕天使と戦う第二章、そして堕天使の回想とルシフェルの謀反からなる第三章に分かれていますが、これ、指輪物語みたいに三部作とかの映画にしたら良かったんじゃないかな。小説としては地の文など、結構描写が絞られているので、全編に亘ってより詳しく描写して映画化したらヒットしそうな予感があります。
実際、今のCG技術を用いて映画化したら絵面的にも良いものになりそう。
内容紹介
ニコニコ動画でPV再生数が480万を突破し、「そんな装備で大丈夫か?」の名ゼリフで「ネット流行語大賞2010」を受賞した大人気ゲームソフト『エルシャダイ』の物語を小説化。ゲームに入りきらなかったエピソードも完全網羅。さらに、エンディング後の物語「ルシフェル堕天」も追加する。【STORY】羊飼いの青年イーノックは、これといって優れた才能があるわけでもなく、すぐ他人にだまされる、人の良さだけが取り柄の、寡黙で信心深い男だった。ある夜、彼は夢の中で声を聞く。「イーノック、おまえには使命がある。神を裏切った堕天使に罪を償わせろ」目を覚ましたイーノックは、一日中、夢の中の声について考えていた。そして一日が終わり、仕事を終えて帰宅しようとした彼の前に、黒い服を着た青年――ルシフェルが現れた……。
内容(「BOOK」データベースより)
あの伝説のゲーム『エルシャダイ』が小説として蘇った!旧約聖書をモチーフに圧倒的スケールで描かれる創世記!ゲーム本編に入りきらなかったエピソードも完全網羅。