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エピデミック (角川文庫) 文庫 – 2009/12/25

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商品の説明

内容紹介

町のどこかに感染源が。故人が海外で接触した動物か? それとも、食物、ペット、水、動物愛護センター、宗教施設? 感染源の候補を、疫学者がしらみつぶしに調べるが。時間との闘い、感染症制圧の現実を描く!

内容(「BOOK」データベースより)

首都圏通勤圏内、農業と漁業の町、崎浜。常春の集落で、重症化するインフルエンザ患者が多発?現場に入った国立集団感染予防管理センター実地疫学隊隊員・島袋ケイトは、ただならぬ気配を感じた。重症患者が急増、死者が出ても、特定されない感染源。恐怖に陥った人々は、住民を感染地区に閉じこめ封鎖を始めた。ケイトは娘を母に預け、感染源を断つため集団感染のただ中に向かう!緊迫の10日間を描く、アウトブレイク小説。

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登録情報

  • 文庫: 570ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/12/25)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4043748043
  • ISBN-13: 978-4043748044
  • 発売日: 2009/12/25
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9 9件のカスタマーレビュー
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トップカスタマーレビュー

形式: 文庫 Amazonで購入
エピデミック:地域を越えた大規模伝染。更に国を越えて広がるとパンデミックとなる。
罹患した病を治癒するのは医学の役割、病原体を特定しその性質を明らかにするのはウィルス学の役割だが、感染の経路を明らかにし病の広がりを抑えるのは疫学の役割である。
これは、そんな疫学を中心に据えた物語だ。

疫学の基本は非常に単純で、発症した人としなかった人の特徴を比較し、何が感染のリスクを上げるかを突き止める。必ずしも病原体が判明する必要もなく、例えば世界初の疫学による伝染源の特定は1852年イギリスの第三次コレラ流行に於いて、空気感染と思われたコレラの発生が家単位でまとまることに着目、特定水源が汚染源であることを突き止めたもので、これはコレラ菌が発見される30年も前の話であった。

疫学の理論は常に状況証拠からの演繹である。罹患者に多く非罹患者には少ない特徴を洗い出し、その比率から危険性を算定する。ミステリに例えれば、被害者の特徴から犯人が狙う人物像を炙り出したり犯行地域から犯人の生活圏を割り出したりといった推理である。ただし疫学では犯人の特定そのものには焦点を当てず、むしろプロファイル的に「こういう人物との接触を避けるように」「この地域には近寄らないように」といった形で、以降の犯行を予防することに主眼が置かれる。

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形式: 単行本
一言、怖いです。今、新型インフルエンザやウィルスの流行が懸念されているだけにそういう事が実際にあったら…こういう事になってしまうのだろうというリアルさがあり読んでいて怖かったです。文中にちょっと難しい医学用語があったりしましたが、先が気になってサラリと読めるたかも!?ケイトの母としての愛情の深さをグッと来るものがあります。そして、病原体の元栓が、そこいらに居るものだけに恐怖感があるお話に仕上がっていると思います。サラリとした文体だったので分厚いけれどもサクサクです。
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形式: 単行本
未知の感染症と闘うサイエンスサスペンスということなのですが
この手の作品は、専門用語だらけで、予備知識がない人が読むと、
何のことだか分からないことも多いのですが、本作品は、その辺りの説明が
かなり平易かつコンパクトにまとめられていて、非常に読みやすいです。

ただし、作品中でも説明されますが、疫学自体がかなり地味な作業を
こつこつと積み上げていくという性格のものなので、主人公も、
“あっと驚く”ような推理をするわけでもなく、盛り上がりに欠けます。

さらに、物語中盤からサスペンスものにはつきものの、事件の鍵を握っていそうな
謎の人物が登場するのですが、期待させる割にはイマイチ...

ということで、サイエンスを期待すると良いかもしれませんが
サスペンスを期待すると肩すかしというのが、正直な感想でした。
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投稿者 ヤヤー 投稿日 2008/1/20
形式: 単行本
こんなに真っ黒なページの川端裕人を読むのは何作ぶりだろう。
もちろん文字数が少ないからといって中身が薄いというわけではないのだが。

しかしまあこの際、相変わらずネーミングセンスが悪いとか、
どの作品のヒロインも似たような性格だとか境遇だとかという設定には目を瞑ろう。
「疫学」という分野の専門用語をわかりやすく解説してくれる小説を書かせたら、
たぶんこのひとがいちばんだ。
ところがそのわかりやすさ故か、物語を複雑に絡ませたり
謎が謎を呼ぶような展開にするのは苦手のようだ。
読者はあまり振り回されることなく読了できてしまう。
面白いのに、そこが少し物足りなさを感じさせる。
国や政治家の薄汚い面ももっと書きこむことができたのに。
でも踏み込み過ぎないところが川端のいいところなのだろう。
そのおかげで『エピ』というテーマに絞りきれている。

最近の彼のブログで取り上げられたさまざまな話題や本が、この小説に集約されている。
彼の科学や自然に対する考え方がよく表れていると思う。

P.224の棋理のことばがこころに残っている。
「絶対なんてことは、ありえないんだ(中略)…きみは、まだまだ生きられる。
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