私は再エネ開発ファンドを運営している者です。
本の帯にある「エネルギーに関してこれほど豊かな解決策を提示する書籍を知らない」とありますが、まさにその通りでした。
160ページという構成でありましたが、全く無駄がなく、非常に中身が濃いものでした。
昨今のトレンドに乗る再エネ礼賛に終始するような無責任な議論では全くなく、原子力発電との向き合い方、火力発電技術の可能性、系統運用能力に対する評価などにも焦点を当てながら、諸問題の整理とその解決方法や提案がスッキリ網羅され、大変勉強になりました。
書籍代は2500円ですが、数万円のセミナー数回分に余裕で匹敵するもので、読了後は安いと感じるとともに、筆者に対して感謝の念を抱きました。
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エネルギー・シフト: 再生可能エネルギー主力電源化への道 単行本(ソフトカバー) – 2020/9/16
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第一人者が、エネルギー問題を包括的、現実的に捉え、30年先を見据えた解決策を提言!
増刷の際に、このところ目まぐるしい動きを見せる最新のエネルギー政策の解説も収録!
新型コロナ・ウイルスは世界経済に大きな打撃をもたらしたが、その衝撃波は、エネルギーの分野にも及んでいる。注目すべきは、エネルギー需要全体が大きく減退する中で、再生可能エネルギー需要が堅調に推移してきていることである。CO2を排出するエネルギーから排出しないエネルギーへのシフト、集中型のエネルギー供給システムから分散型のエネルギー供給へのシフトという大きな流れ、つまり「エネルギーシフト」すなわちエネルギー転換といえる動きが改めて明確になったのだ。この勢いは、パンデミックを克服した後の世界では一層強まることになろう。
加速するエネルギーシフトの動きに取り残された感が強い日本政府も、2018年に閣議決定した「第5次エネルギー基本計画」で、2050年までに「再生可能エネルギーの主力電力化」をめざす新しい方針を打ち出した。さらに2021年4月の気候変動サミットで温室効果ガスの大幅な削減を打ち出した。
本書は、このような状況の中で、「再生エネ主力電源化」を本気で実現するために何をすべきかについて、正面から論じていく。リアルな議論を展開するため、再エネ発電だけでなく、原子力発電・火力発電・水素利用などの動向も視野に入れ、エネルギー問題を包括的に検討、さらに、「再生可能エネルギー主力電源化への道」それ自体については、(1)既存の枠組みを維持したままのアプローチと、(2)「ゲームチェンジ」を起こす新たな枠組みを創出するアプローチの双方を採り入れる必要があると、この課題に果敢に、かつ冷静に取り組む。
政府機関や自治体の担当者、電力・ガスなどエネルギー産業関係者、またエネルギー事業への参入を狙う方たちにとって必読の書であるが、議論の過程では石炭火力発電「悪者」論や原子力政策の近視眼的なありようも批判しており、エネルギー問題に関する俗論などについて第一人者の見解を知ることもできる。その根拠を示しつつ、我々は何をどう選択することができるのかを考えさせる、幅広い読者がそれを自分ごととして捉えるのに有用な一冊である。
【目次】
はじめに:加速するエネルギーシフト
序 章 人類が直面する二律背反
第1章 「再生可能エネルギー主力電源化」と直面する課題:第5次エネルギー基本計画の検討
第2章 再生可能エネルギーをどうするか:主力電力化への二つのアプローチ
第3章 原子力発電をどうするか:カギ握る使用済み核燃料の処理
第4章 火力発電をどうするか:CCSとCCU
第5章 水素への期待:エネルギー構造全体を変える可能性
第6章 再生可能エネルギー主力電源化の担い手は誰か:ゲームチェンジャーの出現
おわりに:「再生可能エネルギー主力電源化」への道
増刷の際に、このところ目まぐるしい動きを見せる最新のエネルギー政策の解説も収録!
新型コロナ・ウイルスは世界経済に大きな打撃をもたらしたが、その衝撃波は、エネルギーの分野にも及んでいる。注目すべきは、エネルギー需要全体が大きく減退する中で、再生可能エネルギー需要が堅調に推移してきていることである。CO2を排出するエネルギーから排出しないエネルギーへのシフト、集中型のエネルギー供給システムから分散型のエネルギー供給へのシフトという大きな流れ、つまり「エネルギーシフト」すなわちエネルギー転換といえる動きが改めて明確になったのだ。この勢いは、パンデミックを克服した後の世界では一層強まることになろう。
加速するエネルギーシフトの動きに取り残された感が強い日本政府も、2018年に閣議決定した「第5次エネルギー基本計画」で、2050年までに「再生可能エネルギーの主力電力化」をめざす新しい方針を打ち出した。さらに2021年4月の気候変動サミットで温室効果ガスの大幅な削減を打ち出した。
本書は、このような状況の中で、「再生エネ主力電源化」を本気で実現するために何をすべきかについて、正面から論じていく。リアルな議論を展開するため、再エネ発電だけでなく、原子力発電・火力発電・水素利用などの動向も視野に入れ、エネルギー問題を包括的に検討、さらに、「再生可能エネルギー主力電源化への道」それ自体については、(1)既存の枠組みを維持したままのアプローチと、(2)「ゲームチェンジ」を起こす新たな枠組みを創出するアプローチの双方を採り入れる必要があると、この課題に果敢に、かつ冷静に取り組む。
政府機関や自治体の担当者、電力・ガスなどエネルギー産業関係者、またエネルギー事業への参入を狙う方たちにとって必読の書であるが、議論の過程では石炭火力発電「悪者」論や原子力政策の近視眼的なありようも批判しており、エネルギー問題に関する俗論などについて第一人者の見解を知ることもできる。その根拠を示しつつ、我々は何をどう選択することができるのかを考えさせる、幅広い読者がそれを自分ごととして捉えるのに有用な一冊である。
【目次】
はじめに:加速するエネルギーシフト
序 章 人類が直面する二律背反
第1章 「再生可能エネルギー主力電源化」と直面する課題:第5次エネルギー基本計画の検討
第2章 再生可能エネルギーをどうするか:主力電力化への二つのアプローチ
第3章 原子力発電をどうするか:カギ握る使用済み核燃料の処理
第4章 火力発電をどうするか:CCSとCCU
第5章 水素への期待:エネルギー構造全体を変える可能性
第6章 再生可能エネルギー主力電源化の担い手は誰か:ゲームチェンジャーの出現
おわりに:「再生可能エネルギー主力電源化」への道
- 本の長さ164ページ
- 言語日本語
- 出版社白桃書房
- 発売日2020/9/16
- 寸法13.8 x 1.3 x 21.1 cm
- ISBN-104561712232
- ISBN-13978-4561712237
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商品の説明
出版社からのコメント
小社商品詳細ページにて、最新の5刷に収録された「おわりに」PDFの無償ダウンロードを提供しています。 30年度の電源構成見通しに関し、2021年4月に表明された温暖化ガス46%削減目標に伴うさまざまな問題、その他、刊行以来、目まぐるしい動きを見せてきたエネルギー政策の分析をコンパクトにまとめています。
著者について
現在、国際大学大学院国際経営学研究科教授、東京大学名誉教授、一橋大学名誉教授。1951年和歌山県生まれ。1983年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て、現在に至る。その他、経営史学会会長、総合資源エネルギー調査会委員等を歴任
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橘川/武郎
現在、国際大学大学院国際経営学研究科教授、東京大学名誉教授、一橋大学名誉教授。1951年和歌山県生まれ。1983年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て、現在に至る。その他、経営史学会会長、総合資源エネルギー調査会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
現在、国際大学大学院国際経営学研究科教授、東京大学名誉教授、一橋大学名誉教授。1951年和歌山県生まれ。1983年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て、現在に至る。その他、経営史学会会長、総合資源エネルギー調査会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 白桃書房 (2020/9/16)
- 発売日 : 2020/9/16
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 164ページ
- ISBN-10 : 4561712232
- ISBN-13 : 978-4561712237
- 寸法 : 13.8 x 1.3 x 21.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,130位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 10位エネルギー一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2021年1月3日に日本でレビュー済み
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18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2022年3月26日に日本でレビュー済み
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再生エネ主力化を考える上で必要なことが丁寧に網羅されています。
(1)再生エネルギー
主力化は可能だが課題は多い(特に送電線)
(2)原子力
リプレース(新設と廃炉)したいが、使用済み核燃料問題対策が必要
(3)火力
CCS(地中にCO2を閉じ込める)、高効率の石炭発電の輸出
(4)水素
貯蔵・運搬が可能、まだ高コストだが期待大
課題を示すだけでなく、政策の問題点や、選択肢も整理してくれています。
とはいえ、本書を読んでスッキリすることはないでしょう。問題を網羅しているがゆえ、将来が明るいものとして捉えられなくなります。楽観的になりたいならビルゲイツ本の方がいいです。
(1)再生エネルギー
主力化は可能だが課題は多い(特に送電線)
(2)原子力
リプレース(新設と廃炉)したいが、使用済み核燃料問題対策が必要
(3)火力
CCS(地中にCO2を閉じ込める)、高効率の石炭発電の輸出
(4)水素
貯蔵・運搬が可能、まだ高コストだが期待大
課題を示すだけでなく、政策の問題点や、選択肢も整理してくれています。
とはいえ、本書を読んでスッキリすることはないでしょう。問題を網羅しているがゆえ、将来が明るいものとして捉えられなくなります。楽観的になりたいならビルゲイツ本の方がいいです。
2021年2月23日に日本でレビュー済み
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上記課題について、注視すべき点を良くまとめて説明してると思いました。整理された書き方であったので、理解しやすかったです。
2021年10月15日に日本でレビュー済み
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高効率石炭火力発電技術の海外移転が地球温暖化の切り札と御提言されたが、もうできなくなってしまった。切り札が今や世界の悪者になってしまったのが口惜しいですね。
2021年9月18日に日本でレビュー済み
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問題点の定義が過ぎ著者の現状への批判となっている。








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