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エシュロンと情報戦争 (文春新書) 新書 – 2002/2/1
アメリカが経済戦争の新兵器に使う通信傍受網の恐るべき正体
電話やファックス、電子メールなどの傍受で、民間企業の情報も盗聴し、アジア通貨機器や様々な国際取引の裏で暗躍する怪物の実態
電話やファックス、電子メールなどの傍受で、民間企業の情報も盗聴し、アジア通貨機器や様々な国際取引の裏で暗躍する怪物の実態
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/2/1
- ISBN-104166602276
- ISBN-13978-4166602278
商品の説明
メディア掲載レビューほか
エシュロンと情報戦争
米国が中心となって全世界に張り巡らせた通信傍受ネットワーク「エシュロン」の“正体”に迫った一冊。エシュロンは名前だけが先行して,その中身について語られることが少ないだけに,知的好奇心を十分に満たしてくれる。
米国が中心となって全世界に張り巡らせた通信傍受ネットワーク「エシュロン」の“正体”に迫った一冊。エシュロンは名前だけが先行して,その中身について語られることが少ないだけに,知的好奇心を十分に満たしてくれる。
著者は航空自衛隊で情報通信関係の将校として10年間の勤務経験を持つ。それだけに,エシュロンの技術的説明や軍事的,政治的な意味付けは的を射ている。エシュロンが軍事関連だけでなく,産業スパイ活動に利用されていることにも言及している。日本企業の海外拠点と本社間のやり取りが米国の政府機関に筒抜けだったことがわかる。1997年のアジア通貨危機とエシュロンの関連性の指摘も興味深い。
(日経コンピュータ 2002/03/25 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「BOOK」データベースより)
エシュロンとは、アメリカが中心になって全世界にはりめぐらした通信傍受ネットワークをさす。電話やファックス、電子メールから通信衛星、海底ケーブルの盗聴などで暗躍。以前はターゲットを軍事機密に限っていたが、冷戦後の現在はアメリカ経済の利益をはかるために企業や民間情報を盗聴し、経済戦争の新兵器と化している。アジア通貨危機や様々な国際取引の裏で見え隠れしながらもベールに包まれていた怪物の正体に迫り、情報戦争の実態を暴く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鍛冶/俊樹
1957年、広島県生まれ。軍事ジャーナリスト。83年、埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊。情報通信関係の将校として十年間の勤務を経て一等空尉にて退職、評論活動に入る。95年、「日本の安全保障の現在と未来」で第一回読売論壇新人賞佳作に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1957年、広島県生まれ。軍事ジャーナリスト。83年、埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊。情報通信関係の将校として十年間の勤務を経て一等空尉にて退職、評論活動に入る。95年、「日本の安全保障の現在と未来」で第一回読売論壇新人賞佳作に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.7
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年3月4日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
~エシュロン興味で買ったが エシュロンについての記述は 少なく その点については期待はずれだった。しかし 星4つにしたのは エシュロンの存在のある なしに終わらず 誕生の背景と 各国の情報戦の記述がていねいで わかりやすい。国家安全保障についての 分析が的確にまとめられているからだ。日本人は 平和ボケとよく言われるが せめて情報戦略に~~ついて 国家が危機感を持たないと ミサイルは飛んでこなくても ネットワークのサイバーテロで国家が 崩壊することを認識すべきであろう。~
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2009年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
米国をはじめとする英語圏の国々から構成されていると言われる通信傍受ネットワークであるエシュロンについてはこれまで様々な書物が出版されてきた。その中での本書の目新しさは何かと言えば、自衛隊で情報通信に関わっていたということもあり、通信の専門的な知識に基づいた分析が為されていること、そして情報戦争という概念を用いてエシュロンの脅威を取り上げている点にある。
しかしながら、特に後者については筆者にとっては明らかに専門外であると思われるインテリジェンスや経済や、戦争理論の話へと議論が果てしなく拡散しており、結局論旨が極めて不明確になってしまった。さらに致命的なのが、根拠薄弱な議論が余りにも多い点である。わずかな、そして信憑性に疑問があるような情報をつなぎ合わせた挙げ句、「〜に違いない」とする議論が多く、論理の飛躍、バイアスがかかった論旨展開が散在していた。いずれも、この道の専門家には容易に見破られるものである。
しかしながら、特に後者については筆者にとっては明らかに専門外であると思われるインテリジェンスや経済や、戦争理論の話へと議論が果てしなく拡散しており、結局論旨が極めて不明確になってしまった。さらに致命的なのが、根拠薄弱な議論が余りにも多い点である。わずかな、そして信憑性に疑問があるような情報をつなぎ合わせた挙げ句、「〜に違いない」とする議論が多く、論理の飛躍、バイアスがかかった論旨展開が散在していた。いずれも、この道の専門家には容易に見破られるものである。
2013年11月9日に日本でレビュー済み
エシュロンという名前は知ってても、その詳しい活動内容は知らない日本人がほとんどだと思う。
これはエシュロンの歴史と謎に挑んだ面白い本です。エシュロンとは、アングロサクソンを主体とする米・英・加・豪・ニュージーランドの五ヵ国からなる諜報ネットワークの事で、その始まりは二つの世界大戦における米・英等の対独・対日通信傍受システムにあると言う。
黎明期に起った「ツィンメルマン電報事件」のエピソード等はかなり面白い。第一次世界大戦への米国の参戦を懸念したドイツが、メキシコにテキサス州奪還の名目で米国を攻めさせようとした話。この通信を傍受した英諜報機関・四〇号室が、これを米国に示唆し、米国の連合軍参戦を決定付けさせた。また、これを契機に米国も通信傍受に力を注ぎ始める。
ブラック・チェンバーと呼ばれるこの組織の成立に関わったヤードリーが、最終的に米政府に切り捨てられる経緯等も面白い。日本人としては、真珠湾攻撃を彼等が把握していたのか気になる所だが、これを読んでてもよく分からなかった。
戦後、このエシュロンの母体組織に、加・豪・ニュージーランドが正式に加わり、統合される。そしてソ連を始めとする共産諸国がその主たるターゲットとなる。エシュロンが関係していると見られる事案については、不確定な情報も多い印象だが、よど号犯・田中義三や日本赤軍・重信房子等の逮捕劇には、エシュロンの関与があったとみて間違いないだろう。
冷戦後のエシュロンの役割は、経済やテロ対策にシフトしたと言うが、もしそれが本当なら厄介な話である。これは日本も通信傍受の対象であるという事を示唆している。また、三沢基地にエシュロンの傍受アンテナが設置されている事等、多くの日本人は知らないと思う。昨今、国会で日本版NSCを創るか議論になっていますが、先ずこういう通信傍受や情報戦争の歴史を充分踏まえた上でやるべきだと思う。読んでおいて損はない。
これはエシュロンの歴史と謎に挑んだ面白い本です。エシュロンとは、アングロサクソンを主体とする米・英・加・豪・ニュージーランドの五ヵ国からなる諜報ネットワークの事で、その始まりは二つの世界大戦における米・英等の対独・対日通信傍受システムにあると言う。
黎明期に起った「ツィンメルマン電報事件」のエピソード等はかなり面白い。第一次世界大戦への米国の参戦を懸念したドイツが、メキシコにテキサス州奪還の名目で米国を攻めさせようとした話。この通信を傍受した英諜報機関・四〇号室が、これを米国に示唆し、米国の連合軍参戦を決定付けさせた。また、これを契機に米国も通信傍受に力を注ぎ始める。
ブラック・チェンバーと呼ばれるこの組織の成立に関わったヤードリーが、最終的に米政府に切り捨てられる経緯等も面白い。日本人としては、真珠湾攻撃を彼等が把握していたのか気になる所だが、これを読んでてもよく分からなかった。
戦後、このエシュロンの母体組織に、加・豪・ニュージーランドが正式に加わり、統合される。そしてソ連を始めとする共産諸国がその主たるターゲットとなる。エシュロンが関係していると見られる事案については、不確定な情報も多い印象だが、よど号犯・田中義三や日本赤軍・重信房子等の逮捕劇には、エシュロンの関与があったとみて間違いないだろう。
冷戦後のエシュロンの役割は、経済やテロ対策にシフトしたと言うが、もしそれが本当なら厄介な話である。これは日本も通信傍受の対象であるという事を示唆している。また、三沢基地にエシュロンの傍受アンテナが設置されている事等、多くの日本人は知らないと思う。昨今、国会で日本版NSCを創るか議論になっていますが、先ずこういう通信傍受や情報戦争の歴史を充分踏まえた上でやるべきだと思う。読んでおいて損はない。
2010年2月28日に日本でレビュー済み
エシュロン自体の技術的な説明はすでにどこかで読んだ内容であった。起源は、イギリス海軍省とアメリカ陸軍省の暗号解読組織が合体したものとのこと。このことから分かるように、2回の世界大戦とその後の冷戦時代には、おもに軍事・外交にかかわる諜報を行っていた。その後のエシュロンは、外交やテロ対策にも使われているようだが、現在では、アメリカ経済の利益を図るために、他国の政府や企業を対象とした盗聴にも使われているという。アジアやメキシコの通貨危機、その背後にあるヘッジファンドの活動を情報面で陰で支えていたというか企てを助けていたのがエシュロンとのこと。ホントかなというようなこともあるが、興味深い内容である。
2002年8月29日に日本でレビュー済み
本の内容としては、題名の後半「情報戦争」に力点が置かれており、エシュロンについての詳しい説明が欲しい読者はやや肩すかしを食うかもしれない。
もう少し、EUの報告書を詳しく書くなどして、エシュロンのイメージを鮮明にした方が、読みやすいと思う。
米国の言う「貿易戦争」が、情報を基盤とした文字通りの戦争を念頭に置いていたことなどの指摘はわかりやすい。また、日本の情報管理への感度の低さ、甘さも浮き彫りになる。
「どこに聞き耳があるかわからない」とちょっと不安になる一冊。
もう少し、EUの報告書を詳しく書くなどして、エシュロンのイメージを鮮明にした方が、読みやすいと思う。
米国の言う「貿易戦争」が、情報を基盤とした文字通りの戦争を念頭に置いていたことなどの指摘はわかりやすい。また、日本の情報管理への感度の低さ、甘さも浮き彫りになる。
「どこに聞き耳があるかわからない」とちょっと不安になる一冊。
2010年12月21日に日本でレビュー済み
「エシュロン」などと言ってる段階からもう情報戦争に負けている。NSAでも大した情報をつかんでいるわけではない。NSAの予算知ってるかい?日本なら事業仕分けである。「インテリジェンス」とか「情報戦争」などと本を書いてる奴が一番「情報」に疎い。北朝鮮、CIAでもNSAでもさっぱり解らんのにお前らが「情報」つかめるわけないだろう。大体「諜報」の訓練を受けてない。中学生以下。現在「盗聴」などしても始まらない。新聞、ローカル新聞が面白い。山形新聞。12月19日朝刊。スティーブン・クレモンス(シンクタンク「ニクソン・センター」日本研究部長)の「試される米国の影響力ー世界が疑う「弱い」オバマ政権」がインテリジェンス・馬鹿より分析が鋭い。つまりプロ。でもこんなの世界の常識。この人高校時代を横田で。多分元情報機関で働いた人。プロ臭いから。さて「諜報戦争」もお終い。約1000人が見てた勘定、内容は音楽、映画が反応が多い。予期したが一定の成果は挙げた。ご協力ありがとう。メリークリスマス。いいお年をお迎えください。