ギャラクシーデイズ三巻、ここからは最初から最後までウルトラネタ満載でお送りします。
本作の弱点だった、「女の子が怪獣のカッコをしてる意義がない」を克服し、当時放送中だった「オーブ」のネタを拾ったり、ダイオリウスのような(個人的には)かなり印象の薄かったマイナー怪獣も活躍します。
小道具や小ネタも原典から輸入されてるものばかりでニヤニヤしっぱなしでした。やはり本作における「ウィンダム×ライブキング」を発端とする、発想の及ばない組み合わせは楽しいです。「マグマ星人×ハネジロー」なんて予想外すぎてびっくりでした。
難点として、原作ネタのフォロー(解説的な描写)が無い為、やや投げっぱなしな印象は否めません。これは本作が4コマ漫画という形態を取っている弊害だと思います(起承転結を描くので精一杯)。怪獣の絵を小さなコマに収めないといけない事といい、つくづくストーリー形式であればなぁと感じます。
シリアス要素は皆無ですのでそういうのが無いと深さを感じない!という方は作品の方向性を留意して貰えると幸いです。一応ビルガモが何やら思わせぶりな行動を取ってますが…
総評として、作画は相変わらず最高に可愛いく、日常4コマ界隈ではかなり高レベル。ウルトラシリーズのパロコメディとしてもしっかり機能しています。この手の大判4コマコミックの価格帯にはやや難を感じますが作品そのものは星五つ。特にウルトラシリーズに馴染みがない方でも美少女コメディに適正がある方ならどうぞレジへ!
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