著者の方が『ウルトラセブン』最終回に取憑かれたのと同じころ、
ボクも経験しましたよそういうノ。
今から凡そ半世紀、幼稚園の年長組の夏休みに毎日やっていた
“テレビまんが”『ローンレンジャー』
が好きで好きで、毎回初めにかかる
♪ぱ~んぱかぱ~んぱかぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ
♪ぱ~んぱかぱ~ん ぱっぱかぱっぱぱぱぱぱぱ~
というテーマ音楽を一日中くちずさんでいたら
母親から
『その音楽のレコードなら家にあるよ』
と言われ
件のレコードをいつもは『ウルトラマン』『ジャイアントロボ』や『ドカチン』とかのソノシートを聴いていた
プレーヤーにSET、レコード針を乗せてみると
正にまごうことなきあのメロディが!
漢字の部分を読んでもらったその題名は
“ウィリアム・テルじょきょく”
でした。
この著者の方とは音楽に対する思い入れにも打ち込み方にも
遙かに及びませんが
あ~、やっぱりみんなそうなんだな~との想いに包まれました。
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ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた (新潮文庫) 文庫 – 2020/2/26
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「セブン愛×クラシック音楽愛」に満ち溢れた感動的な物語。
1968年、7歳の少年はテレビで放映されていた「ウルトラセブン」最終回に衝撃を受ける。
主人公のダン隊員がアンヌ隊員に自分の正体を告げる瞬間、
オーケストラとピアノ・ソロの感動的な音楽がかかるのだ。
この曲はなにか? 誰がいつどこで弾いたのか
それを突き止めるまでの7年の彷徨を振り返りながら、そのプロセスを経て、
クラシック音楽鑑賞の醍醐味を知るまでを感動的に描く。
本書は、20世紀のひとりの子供がクラシック音楽の名曲とここまで見事に出会い、
そのあとの長い人生にこれまた見事につなげてゆく、貴重なドキュメントである。(片山杜秀「解説」より)
【目次】
まえがき
第1章衝撃の最終回とシューマンのピアノ協奏曲
第2章ウルトラセブン音楽からみたオススメ作品
第3章ウルトラセブンから広がる音楽の楽しみ
あとがき
文庫版あとがき
セブンはぼくらの「文化」だ! 木村元
解説 片山杜秀
「ウルトラセブン」音楽リスト
【著者紹介】
青山通(あおやま・とおる)
Aoyama Toru
1960年東京都世田谷区出身、現在、同区砧に在住。
'84年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後数社を経てフリーランス。
本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。
著書に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の他、
『ウルトラセブン・スコア・リーディング 冬木透の自筆楽譜で読み解くウルトラセブン最終回』がある。
クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ。
1968年、7歳の少年はテレビで放映されていた「ウルトラセブン」最終回に衝撃を受ける。
主人公のダン隊員がアンヌ隊員に自分の正体を告げる瞬間、
オーケストラとピアノ・ソロの感動的な音楽がかかるのだ。
この曲はなにか? 誰がいつどこで弾いたのか
それを突き止めるまでの7年の彷徨を振り返りながら、そのプロセスを経て、
クラシック音楽鑑賞の醍醐味を知るまでを感動的に描く。
本書は、20世紀のひとりの子供がクラシック音楽の名曲とここまで見事に出会い、
そのあとの長い人生にこれまた見事につなげてゆく、貴重なドキュメントである。(片山杜秀「解説」より)
【目次】
まえがき
第1章衝撃の最終回とシューマンのピアノ協奏曲
第2章ウルトラセブン音楽からみたオススメ作品
第3章ウルトラセブンから広がる音楽の楽しみ
あとがき
文庫版あとがき
セブンはぼくらの「文化」だ! 木村元
解説 片山杜秀
「ウルトラセブン」音楽リスト
【著者紹介】
青山通(あおやま・とおる)
Aoyama Toru
1960年東京都世田谷区出身、現在、同区砧に在住。
'84年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後数社を経てフリーランス。
本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。
著書に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の他、
『ウルトラセブン・スコア・リーディング 冬木透の自筆楽譜で読み解くウルトラセブン最終回』がある。
クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2020/2/26
- 寸法10.6 x 0.9 x 15.1 cm
- ISBN-104101018618
- ISBN-13978-4101018614
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1968年、7歳の少年はテレビで放映されていた「ウルトラセブン」最終回に衝撃を受ける。主人公のダン隊員がアンヌ隊員に自分の正体を告げる瞬間、オーケストラとピアノ・ソロの感動的な音楽がかかるのだ。この曲はなになのか?誰がいつどこで弾いたのか?それを突き止めるまでの7年の彷徨を振り返りながら、そのプロセスを経て、クラシック音楽鑑賞の醍醐味を知るまでを感動的に描く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
青山/通
1960(昭和35)年東京都世田谷区出身、現在、同区砧に在住。’84年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後数社を経てフリーランス。本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1960(昭和35)年東京都世田谷区出身、現在、同区砧に在住。’84年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後数社を経てフリーランス。本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2020/2/26)
- 発売日 : 2020/2/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 224ページ
- ISBN-10 : 4101018618
- ISBN-13 : 978-4101018614
- 寸法 : 10.6 x 0.9 x 15.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 161,694位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 69位クラシック音楽論・理論
- - 3,475位新潮文庫
- - 16,888位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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著述家・編集者。1960年東京都世田谷区出身、現在、同区砧に在住。1984年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後ベネッセ、オリコン等数社を経てフリーランス。本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。著書に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』『ウルトラセブン・スコア・リーディング冬木透の自筆楽譜で読み解くウルトラセブン最終回』『ウルトラ音楽術』がある。クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ。
カスタマーレビュー
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著者のレベルには遠く及びませんが、私にとっても、ウルトラセブンはクラシック音楽に興味を持った原点です。
冬木透さんが作曲されたBGM自体、クラシックの名曲と遜色の無い、格調高い名曲群ですが、本著作で紹介されているシューマン作曲の「ピアノ協奏曲 イ短調」は、セブンのファンとして聴き込む程に格別の想いが込み上げてくる逸品です。
前作のウルトラマンでは宇宙人の意思が地球人に憑依していました。
それに対して、ウルトラセブンは宇宙人が地球人の姿を借りていたのですね。
ゆえに、ダンが秘かに心を寄せるアンヌへ自分の正体を告白するという、名場面が成立したのでした。
このクライマックスで、自作曲ではないクラシックを選択した冬木さんの英断に、深く感謝したいと思います。
そして、この場面を楽譜付きで解説して頂いた著者に、改めて敬意を表したいと思います。
この著作では、音楽という視点から最終回以外の各エピソードについても、冬木さんの証言を交えて、詳細に解説されています。
シリーズの中で、作品自体と共にその音楽もまた最高峰であることが、改めて認識出来ました。
あえて付け加えさせて頂くならば、「ウルトラセブンが『人生』を教えてくれた」と申し上げたい。
ファンの方に、この労作をお薦めいたします!
冬木透さんが作曲されたBGM自体、クラシックの名曲と遜色の無い、格調高い名曲群ですが、本著作で紹介されているシューマン作曲の「ピアノ協奏曲 イ短調」は、セブンのファンとして聴き込む程に格別の想いが込み上げてくる逸品です。
前作のウルトラマンでは宇宙人の意思が地球人に憑依していました。
それに対して、ウルトラセブンは宇宙人が地球人の姿を借りていたのですね。
ゆえに、ダンが秘かに心を寄せるアンヌへ自分の正体を告白するという、名場面が成立したのでした。
このクライマックスで、自作曲ではないクラシックを選択した冬木さんの英断に、深く感謝したいと思います。
そして、この場面を楽譜付きで解説して頂いた著者に、改めて敬意を表したいと思います。
この著作では、音楽という視点から最終回以外の各エピソードについても、冬木さんの証言を交えて、詳細に解説されています。
シリーズの中で、作品自体と共にその音楽もまた最高峰であることが、改めて認識出来ました。
あえて付け加えさせて頂くならば、「ウルトラセブンが『人生』を教えてくれた」と申し上げたい。
ファンの方に、この労作をお薦めいたします!
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Féminin:「ウルトラセブン」は勿論観てたのよね?
Masculin:ええ、小学5〜6年でしたから。これの著者より4歳上で。でも途中まででしたね、熱心に観てたのは。
F:あら、どうして?一番関心ありそうな年頃じゃない、‘60年代の東京の男の子としては。
M:ウ~ン、それが前作の「ウルトラマン」ほどじゃなかったんですよ。ほら同じ時期に劇場で「ミクロの決死圏」更には「2001年宇宙の旅」なんか観ちゃってたんで。幼稚園時分から常連の東宝特撮からもそろそろ足が遠退いてたし、もう望遠鏡で天体観測なんかもしてたから。自動車には興味があったんでウルトラ警備隊のポインターのベース車(クライスラー・インペリアル)なんかは気になってましたね。それでも最終回はしっかり観ましたけどシューマンのピアノ協奏曲はまだ知らなかったなぁ、クラヲタ化するのはまだ少し先だったから。お姉様は?
F:私は全話ほぼしっかり観てたわ…中2から中3で。シューマンも父のコレクションにバックハウスとヴァント/ウィーン・フィル(デッカ)があったから知ってたし。第47話「あなたはだぁれ?」の皇帝円舞曲もね。
M:女子校じゃ少数派だったんじゃありません?
F:そうね。九重佑三子さんの「コメットさん」なんかの方が人気だったわ…。
M:そうだ、僕もこの著者同様に、ほんの小さい頃に観たTV番組で使われたクラシック音楽を十年近く経って突き止めたことがあるんですよ。
F:あら、何かしら?
M:虫プロ版「鉄腕アトム」の記念すべき第一話です。‘63年の元日で僕自身の満6歳の誕生日だったんですけど、天馬博士に生命を吹き込まれたロボットのトビオ…後のアトムがゆっくり目を開けて動き始めるシーンでの「ローエングリン」第1幕前奏曲。高校入ってフルトヴェングラーのワーグナー管弦楽曲集のLP買って、あ、この曲だ!と思いました。寄せては返す碧い波のようなVn.の分奏の中を聖杯が高みから降りて来るのがアトムの誕生にピッタリで。ついでに天馬博士がキーボードを操作する場面は「運命」、ロボット開発で科学省が大わらわのとこのバックはショスタコーヴィチ第5番第1楽章でした。まあ「セブン」のシューマンに比べればごく短かったけど。
F:何年も経ってそういうの突き止めるのって爽快な気分でしょうね。それも今みたいにネットでいとも簡単に調べがつくのと違うから。著者も同じでいらしたと思うけど、不便な方が歓びも大きいのよね。ようやく探してた答えにたどり着いた時の…。
M:そうですねぇ。だから著者がシューマンのコンチェルトを発見した時の気持ちは良く分かるし、またあの最終回での使われ方は敢えて云うとデイヴィッド・リーン「逢びき」のラフマニノフピアノ協奏曲第2番、ヴィスコンティ「ベニスに死す」のマーラー5番のアダージェットに匹敵する既成クラシックの秀逸な使用ですね。
F:ちょっと毒舌でいい?北欧の大甘な悲恋心中ものに使われたモーツァルトK.467や、ベトナム戦争ものですっかり耳タコになっちゃった「ワルキューレの騎行」なんかよりはるかに効果的よね。
M:それじゃ毒舌ついでに。ここのレビューでクラシック音楽の演奏の意義についてまるで無知蒙昧なご意見をほざいておられる御仁がおいでですけど、縁なき衆生は度し難しとはまさにこのこと。再現芸術というものを全く理解していないと言わざるを得ませんね。しかも業界のステマ疑惑だなんてさもしさ丸出しのことを宣うんだからもう何をか言わんやで。「もてない男」のみならず「違いの分からない男」でもあるのかな…。
F:ハイ、ストップ!そこまでネ(笑)。
(TBC)
Masculin:ええ、小学5〜6年でしたから。これの著者より4歳上で。でも途中まででしたね、熱心に観てたのは。
F:あら、どうして?一番関心ありそうな年頃じゃない、‘60年代の東京の男の子としては。
M:ウ~ン、それが前作の「ウルトラマン」ほどじゃなかったんですよ。ほら同じ時期に劇場で「ミクロの決死圏」更には「2001年宇宙の旅」なんか観ちゃってたんで。幼稚園時分から常連の東宝特撮からもそろそろ足が遠退いてたし、もう望遠鏡で天体観測なんかもしてたから。自動車には興味があったんでウルトラ警備隊のポインターのベース車(クライスラー・インペリアル)なんかは気になってましたね。それでも最終回はしっかり観ましたけどシューマンのピアノ協奏曲はまだ知らなかったなぁ、クラヲタ化するのはまだ少し先だったから。お姉様は?
F:私は全話ほぼしっかり観てたわ…中2から中3で。シューマンも父のコレクションにバックハウスとヴァント/ウィーン・フィル(デッカ)があったから知ってたし。第47話「あなたはだぁれ?」の皇帝円舞曲もね。
M:女子校じゃ少数派だったんじゃありません?
F:そうね。九重佑三子さんの「コメットさん」なんかの方が人気だったわ…。
M:そうだ、僕もこの著者同様に、ほんの小さい頃に観たTV番組で使われたクラシック音楽を十年近く経って突き止めたことがあるんですよ。
F:あら、何かしら?
M:虫プロ版「鉄腕アトム」の記念すべき第一話です。‘63年の元日で僕自身の満6歳の誕生日だったんですけど、天馬博士に生命を吹き込まれたロボットのトビオ…後のアトムがゆっくり目を開けて動き始めるシーンでの「ローエングリン」第1幕前奏曲。高校入ってフルトヴェングラーのワーグナー管弦楽曲集のLP買って、あ、この曲だ!と思いました。寄せては返す碧い波のようなVn.の分奏の中を聖杯が高みから降りて来るのがアトムの誕生にピッタリで。ついでに天馬博士がキーボードを操作する場面は「運命」、ロボット開発で科学省が大わらわのとこのバックはショスタコーヴィチ第5番第1楽章でした。まあ「セブン」のシューマンに比べればごく短かったけど。
F:何年も経ってそういうの突き止めるのって爽快な気分でしょうね。それも今みたいにネットでいとも簡単に調べがつくのと違うから。著者も同じでいらしたと思うけど、不便な方が歓びも大きいのよね。ようやく探してた答えにたどり着いた時の…。
M:そうですねぇ。だから著者がシューマンのコンチェルトを発見した時の気持ちは良く分かるし、またあの最終回での使われ方は敢えて云うとデイヴィッド・リーン「逢びき」のラフマニノフピアノ協奏曲第2番、ヴィスコンティ「ベニスに死す」のマーラー5番のアダージェットに匹敵する既成クラシックの秀逸な使用ですね。
F:ちょっと毒舌でいい?北欧の大甘な悲恋心中ものに使われたモーツァルトK.467や、ベトナム戦争ものですっかり耳タコになっちゃった「ワルキューレの騎行」なんかよりはるかに効果的よね。
M:それじゃ毒舌ついでに。ここのレビューでクラシック音楽の演奏の意義についてまるで無知蒙昧なご意見をほざいておられる御仁がおいでですけど、縁なき衆生は度し難しとはまさにこのこと。再現芸術というものを全く理解していないと言わざるを得ませんね。しかも業界のステマ疑惑だなんてさもしさ丸出しのことを宣うんだからもう何をか言わんやで。「もてない男」のみならず「違いの分からない男」でもあるのかな…。
F:ハイ、ストップ!そこまでネ(笑)。
(TBC)
2014年4月21日に日本でレビュー済み
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初期ウルトラシリーズ世代として著者に非常に共感できます。小生もウルトラセブンといえば「最終回」→「シューマン ピアノコンチェルト」と完全に脳裏に焼き付いており、実際に使用されたシューマンピアノコンチェルトの指揮者、オケ、ソリスト探しをしたものです。著者と同様、様々なレコード、CDを聞きましたが曲のテンポ、ニュアンスなどの違いで「何かしっくりこない」感覚を何度も味わいました。その後もクラシック音楽は時々聞くようになりましたが、シューマンピアノコンチェルトに限らず、最初に耳にして「良い」と感じたCDはいつまで経っても自分の中の「ベスト」に留まってしまいます。
有名な「フルートとピアノのための協奏曲」を始め、ウルトラセブンに使用された音楽はドラマの世界観を作るのにかなりの役割を果たしており、改めて冬木さんの才能を感じます。
小生のようにセブンファン、しかもいい歳してセブンのCDを愛聴しているような方には非常に共感できる内容になっていると思います。
有名な「フルートとピアノのための協奏曲」を始め、ウルトラセブンに使用された音楽はドラマの世界観を作るのにかなりの役割を果たしており、改めて冬木さんの才能を感じます。
小生のようにセブンファン、しかもいい歳してセブンのCDを愛聴しているような方には非常に共感できる内容になっていると思います。
2013年6月21日に日本でレビュー済み
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ウルトラセブンの初回放送の年に生まれ、ウルトラセブンの再放送とともに少年時代を過ごした私は、本書にとても共感しました。というのも、実際に著者の青山氏とまったく同じ行動を私もしていました。例えば「ウルトラセブンの最終回をカセットテープに録音した(当時はホームビデオがなかったので)」「ウルトラセブンの最終回で使われたクラシックはなんなのだろうか、と気になって調べた」「シューマンのピアノ協奏曲だとわかってCDを買って聴いたが「これは違〜う!!」とがっかりした(しかも買ったCDが青山氏が最初に買ったルービンシュタイン版)」といったことです(青山氏よりも30年ほど遅く40代になってからですが・・・)。
同じ曲でも演奏者や指揮者が違えば異なる演奏になることはクラシックを聴く人にとっては常識ですが、「どのように違うのか」を音楽に詳しくない人にもわかるような言葉で丁寧に説明しているところに好感が持てました。
また、青山氏が推薦する8つのストーリーをそこに使われた音楽とともに詳細に説明している章では、ウルトラセブンマニアはきっと瞼の裏にその映像が浮かんでくることでしょう(個人的には「盗まれたウルトラ・アイ」もお薦めに挙げたいですが、あの話は無音の映像を活かした作品なので仕方がないですね・・・)。
ウルトラセブンとクラシックが大好き、という人は読む価値のある本ですが、どちらにも興味がない人にとっては買わない方がよいでしょう。ただ、ウルトラセブンは好きだけどクラシックはあまり聴かないな、という人にとっては、この本がクラシックを聴く良いきっかけになるかもしれません。
同じ曲でも演奏者や指揮者が違えば異なる演奏になることはクラシックを聴く人にとっては常識ですが、「どのように違うのか」を音楽に詳しくない人にもわかるような言葉で丁寧に説明しているところに好感が持てました。
また、青山氏が推薦する8つのストーリーをそこに使われた音楽とともに詳細に説明している章では、ウルトラセブンマニアはきっと瞼の裏にその映像が浮かんでくることでしょう(個人的には「盗まれたウルトラ・アイ」もお薦めに挙げたいですが、あの話は無音の映像を活かした作品なので仕方がないですね・・・)。
ウルトラセブンとクラシックが大好き、という人は読む価値のある本ですが、どちらにも興味がない人にとっては買わない方がよいでしょう。ただ、ウルトラセブンは好きだけどクラシックはあまり聴かないな、という人にとっては、この本がクラシックを聴く良いきっかけになるかもしれません。
2013年10月14日に日本でレビュー済み
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私は筆者と同年代で、小学生のころ、ウルトラセブンを見ていましたが、ウルトラセブンにもクラシック音楽にも筆者ほどの思い入れはありません。それでも引き込まれるように、あっという間に読んでしまいました。
リズミカルな文体の中に、冷静な分析力と熱い情熱とが同居する、不思議な魅力のある本です。
子供のころからの謎が解明されていく過程は、読む側も思わず感情移入してしまいます。同世代なので、時代背景もなつかしく、自分の子供時代、中高時代を思い出さずにはいられませんでした。
(この本を読んで、自分には、これほど情熱を注いできたものがあるだろうかと考えさせられました。)
読了後、シューマンのピアノ協奏曲を聴き比べてみたことは言うまでもありません。
リズミカルな文体の中に、冷静な分析力と熱い情熱とが同居する、不思議な魅力のある本です。
子供のころからの謎が解明されていく過程は、読む側も思わず感情移入してしまいます。同世代なので、時代背景もなつかしく、自分の子供時代、中高時代を思い出さずにはいられませんでした。
(この本を読んで、自分には、これほど情熱を注いできたものがあるだろうかと考えさせられました。)
読了後、シューマンのピアノ協奏曲を聴き比べてみたことは言うまでもありません。