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ウッドロー・ウィルソン 全世界を不幸にした大悪魔 (PHP新書) 新書 – 2020/11/13
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自由主義・民主主義・国際主義による政治体制の変革を自国の使命と考える「ウィルソン主義」の提唱者――。学界の多数説が載る教科書は、第28代アメリカ大統領を「偉人」として記す。だが、平和の伝道師のごとく語られる人物の正体は、「大悪魔」であった。「神の恩寵のしるしが現われはじめた」弁論部員時代からメキシコ、ハイチなど弱い者いじめを重ねた大統領一期目、無理難題を突き付けてドイツ、イギリスをキレさせた第一次世界大戦。従来の国際秩序を全否定し、思うように世界を改変しようとした十四カ条の平和原則。全世界を不幸に陥れたパリ講和会議。自らを神と一体化させ、地球上に災いを呼んだ男の狂気が次々と明らかになる。日本と日本人の悪口は書くが、外国と外国人の否定的評価は「実証的ではない」として回避するわが国の政治外交史研究の「似非実証主義」に、倉山満氏が真正面から立ち向かう。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2020/11/13
- 寸法10.6 x 1.3 x 17.2 cm
- ISBN-104569847722
- ISBN-13978-4569847726
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出版社より


目次より
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▼敬虔な長老派牧師の家庭に生まれ育つ / ▼最悪の弁論部員だった学生時代 / ▼将来の夢は「大英帝国総理大臣」 / ▼社会に出てからはトントン拍子だが…… / ▼プリンストン大学学長から政界進出 / ▼なんと投票四十六回、大統領候補指名選挙 |
▼モンロー・ドクトリンの真相~アメリカも最初は小国だった~ / ▼ウィルソンの神意政治がFRBを作った / ▼日本への剝き出しの敵意 / ▼内戦中のメキシコを侵略しようとして失敗 / ▼誰よりもえげつない中米の保護国化 |
▼第一次世界大戦には何の必然もない / ▼お呼びでないアメリカ / ▼無理難題だけを突きつける調停工作 / ▼ついにイギリスをキレさせる / ▼本物の悲劇がやって来た |
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▼最強の大日本帝国が世界大戦にさせなかった / ▼石井菊次郎が日本を世界の大国にした / ▼なぜウィルソンは日本にとって災厄となったのか / ▼レーニンに先を越された十四カ条 / ▼降伏を受け入れたドイツに国体変更を迫る |
▼ウィルソン、講和会議へ乗り込む / ▼講和よりも国際連盟だ! / ▼キリストか否か、それが問題だ / ▼国際連盟加入否決、ウィルソン倒れる / ▼継いだハーディングも無能だった |
▼なぜか偉人として扱われるウィルソン / ▼おかしな通説を作ったのは誰か? / ▼吉野作造はウィルソニアン? / ▼年月を経るごとに劣化するウィルソン研究 |
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ウェストファリア体制 ――天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法 | 明治天皇の世界史 ――六人の皇帝たちの十九世紀 | [誰も教えてくれない] 真実の世界史講義 中世編 | 国際法で読み解く戦後史の真実 ――文明の近代、野蛮な現代 | |
判型 | 新書判 | 新書判 | 四六判並製(単行本) | 新書判 |
発売日 | 2019年11月15日 | 2018年10月15日 | 2018年02月13日 | 2017年10月13日 |
内容紹介 | いまこそ人類は17世紀の思想に立ち返れ! 日本人を取り巻く「野蛮な東アジア」のなかで戦争と平和の均衡をどう保ち、生き延びるか。 | なぜ近代日本に天皇が必要なのか。その核心を、明治天皇と19世紀の各国の皇帝たちとを比較することで明らかにする、壮大な意欲作。 | 十字軍、モンゴル帝国の興亡から大航海時代まで、倉山史観で“暗黒の中世”を読み解く! 菅原道真の画期的な決断とは? | 第二次大戦後、戦争をなくそうとした世界はなぜ残虐になったのか? 冷戦体制から現在の混迷までを一刀両断に解明する斬新な現代史。 |
商品の説明
出版社からのコメント
第1章 ウィルソン小伝──悪魔は如何にして生まれたのか?
第2章 大統領一期目は弱い者いじめに明け暮れる
第3章 第一次世界大戦──まだ参戦していないのに世界を振り回す
第4章 十四カ条の平和原則──かくして人類は地獄に突き落とされた
第5章 パリ講和会議とその後──なぜ全世界が不幸になったのか
終章 ウィルソンを称える人たち
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。96年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、2015年まで同大学で日本国憲法を教える。12年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している。20年6月に一般社団法人救国シンクタンクを設立し、理事長・所長に就任。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。96年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、2015年まで同大学で日本国憲法を教える。12年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している。20年6月に一般社団法人救国シンクタンクを設立し、理事長・所長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2020/11/13)
- 発売日 : 2020/11/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4569847722
- ISBN-13 : 978-4569847726
- 寸法 : 10.6 x 1.3 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,513位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 27位アメリカ史
- - 29位歴史人物評伝
- - 32位アメリカのエリアスタディ
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー

上位レビュー、対象国: 日本
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「現在の人類の不幸の9割を、一人で作った極悪人」と倉山満氏は述べる。「嘘だらけの
日米近現代史」(扶桑社新書2012年初出)ないしウェストファリア体制 天才グロティウ
スに学ぶ「人殺し」と平和の法 (PHP新書2019年初出)まで17冊、ウィルソンを糾弾する
本を上梓している。本著は、ウィルソン批判の集大成という位置づけとなる。
さて、本題。日本国の自立性や、日本人のアイデンティティーは、「君民共治」の実現に
収斂されるとしても、それに対置する「民族自決」――「分断こそ植民地支配の鉄則」を
肌身で実感するのは、日本人の感覚からして遠い存在である。
それだけに、昭和初期の「憲政の常道」に長けた倉山満氏の助言的本著の功績は大きい。
本人曰く、「憲政の常道」とは何かを理解する為には「ウッド ロー・ウィルソンについて
、これくらい知っておかねば」の水準が専門とする上での基礎体力(=教養)だとする。
このことは、そっくりそのまま「国際基準の対応をとる」、今の日本人に必要とするイン
テリジェンスではあるまいか。
言うまでも無く、東大アカデミズムは左派――。一例でいえば、「マルクスの理論を使わ
ないで歴史学の論文や著書を書くとは何事か!」という時代――であり、世界の共産化の
「ワンワールド」にひれ伏している。それだけに、そもそもの元凶は辛辣である。
また、本著では、「悪魔的」指針に寄与する絶対的パートナー「エドワード・アン デル・
ハウス( 通称「ハウス大佐」)」も執拗なまでに取り上げる。
弁舌達者なウィルソン――。そして、「シフ家」「ウォーバーグ家」「カーン家」「ロッ
クフェラー家」「モルガン家」といった国際的な資本家達に厚い信頼がある実力者の「ハ
ウス大佐」――。共通項は、社会主義を志向する。それは、まさしく「無国籍化」を目指
す思想、「国際主義」とも「リベラリズム」とも同義である。
社会主義者=「共産化の亡霊」が世界を牽引することの危険性――。無理難題を突き付け
てドイツ、イギリスをキレさせた第一次世界大戦。従来の国際秩序を全否定。世界を改変
した十四カ条の平和原則。全世界を不幸に陥れたパリ講和会議――が頭を過ぎる。
そして、現在進行中の大統領選の最中、女性として初めて副大統領となる「だろう」とさ
れるカマラ・ハリス上院議員に対して、「あなたは、社会主義者なのか」と極左を警戒す
る者からの質問を何度繰り返されても「沈黙」のままである。
しかも、それに輪をかけたように、「大統領選の最中に「ドサクサ」に紛れて、二階イニ
シアティブの変形物――。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)による中共の中国が
音頭をとるといった共産化の協調が見られる――。マルクス主義というレジームは「まだ
終わってない」のである。
それだけに今、求められるのは、「モンロー主義」をもって「総力戦」で裏付ける「ブレ」
ない姿勢であるまいか。
ウッドロー・ウィルソンの名は誰でも聞いた事はあるだろう。教科書で「国際連盟を作った偉人」として語られているのだから。
その認識はとんでもない間違いだという事が、この本を読めばわかる。
偉人どころか、今風にいうなら「しくじり大統領」だ。いや、そんな可愛いレベルではない。悪魔だ。
規模がすごい。米国一国どころか、欧州・米国にとどまらず、現在に至るまで全世界を不幸にしている大悪魔である。死してなお世界を破壊せしめている。
なぜ私たちはこんな大悪魔を偉人と仰いでいたのか。いや、そう思わされていたのか?
著者である倉山氏は舌鋒鋭く追及する。
読者は読みながら考える(そんな誤解を広めているのはどんな悪党だろうか?きっと悪魔の手下に違いない!)
非常に残念なのは、これがスリリングなフィクションではなく、恐ろしい事に歴史の事実だという事だ。そう、我々は、悪魔に汚された残念な世界に生きているのである。だからといって救世主を求めてはいけない。救世主のマネをした悪魔こそがこのウィルソンだったのだ。
本書はいかにしてその悪魔のごとき男が育ち、世界を汚染していったのかを克明にかつ読みやすく描き出している。書物としての分量は少ないが中身は凝縮した「ウッドロー・ウィルソン伝記(正史)」である。
重ねて言うがこれはファンタジーではない。残酷な世界の史実なのだ。今を生きる我々はこの状況に抗わねばならない。より良い明日を子孫に残すために。
政治・外交・戦争と相手がいる事柄において、その相手がどういう人物なのかを分析することは必要事項。
歴史において、それが上手く回らなかった時代、現代にも尾を引いている時代。
その元凶となったウッドローウィルソンを書いている。

政治・外交・戦争と相手がいる事柄において、その相手がどういう人物なのかを分析することは必要事項。
歴史において、それが上手く回らなかった時代、現代にも尾を引いている時代。
その元凶となったウッドローウィルソンを書いている。

これを読めば江戸幕府の百姓支配がわかる、日本史の単位をやると言ってくれた。
それで何度も読んだ。
抜け忍のカムイが追っ手から逃れながら江戸幕府の秘密を探し出そうと奮闘する。
その秘密を誰もが知れば江戸幕府はひっくり返るという。
その秘密を知っているから日置版は安泰だという。
そして多くの苦難を乗り越え最後にはある谷に隠され続けてきた本を見つけ出しその秘密を知る。
江戸幕府の支配もwilsonの世界支配も同じです。
白土三平は皆の考えが変われば幕府が支配できなくなるということを伝えようとした。
wilsonがろくでもない男だった、自身がキリストだと信じて、周りに影響を与えようとした異常者であることを誰もが認識すれば世界は今よりずっと良くなる。
それは本書の終章のことばで示されている。
3行の言葉をわかってもらうために筆者は80冊以上の著作を出したのだろう。
私は著者の著作物により、sigmund freudにwilsonの著作があることを知り、私は初めてfreudを心から尊敬するようになった。
一般的には第一次世界大戦(世界大戦)に参戦し、国際連盟を提唱(米国は加盟せず)立派な大統領、と考えられておりますが、著者の見解は何かの間違いが重なって大統領となった(p68)そうで、全編にその理由が書かれております。
世界大戦終結のパリ会議で、ウィルソンは自分がキリストとなって会議を支配したかった。まず、講和会議の前に国際連盟を創れと主張したのだが、他国はそれに興味を示さなかった。会議に出席したケインズ(当時イギリス代表団の一員)はウィルソンを実業家でもなければ、普通の政党政治家でもない。大統領を支えるべきスタッフとも孤立している、と述べています。
日本も世界大戦には1914年8月山東半島に出兵して(3万人)ドイツ軍5千人と戦って2か月余りで勝利しております。また地中海に第二特務艦隊(駆逐艦8隻)を派遣して戦死者も居り、大きな貢献をしております。従ってパリ会議では発言力があったはずなのですが、その当時外交的実力のあった石井菊次郎は派遣されず、全権は西園寺公望、牧野伸顕で彼らは殆ど発言せず、サイレントパートナーと称された。
サイレントではなかった部分は国際連盟創設の折に人種平等条項を提案して、裁決の結果は11対5、で賛成多数であった。しかしウィルソンは全会一致が原則、とこれを否決してしまった。これに対して日本はそのまま引き下がった、とのことです。
ウィルソンも自身を救世主と考えるような妙な大統領でしたが、パリ会議での日本全権もまことにだらしない体たらくであった、と著者の見解です。
ウィルソン大統領の実態およびその頃の日本を知るについて裨益するところ大でした。
先生の本を読みだしてから、頭が良くなってきた様に思います!
コロナ禍の中、大変でしょうが、お体にご自愛なさって、無知な私達を、啓蒙し続けてください。

先生の本を読みだしてから、頭が良くなってきた様に思います!
コロナ禍の中、大変でしょうが、お体にご自愛なさって、無知な私達を、啓蒙し続けてください。
