すでに二巻くらいから感じてはいましたが、「仕事をしないとすぐ死にそうになる」とか、「ちょっとでも良い待遇には拒否反応が起こる」という「極端な社畜体質」での笑いの取り方が完全にワンパターン化してしまいましたね。問題はギャグのベクトルがそれだけなので、キャラのリアクションやストーリー展開に「振り幅」が無い事と、一巻の頃の「ちょっとズレているけど一生懸命がんばる健気な可愛さ」がすっかり無くなってしまったのが残念です。
正直、この引くほどの社畜体質や奇妙な生態がむしろ気持ち悪く感じられる時があります(ツボ押しで言葉も通じないほど凶暴化したり、溶けた身体が人面瘡のように融合する、等)。他にも、基本は有能なくせに、何故かバランスの良い行動を取れない性質(英語を覚えたら日本語を一切しゃべらなくなる、パンを作り出すとパンしか作らなくなる、など)のせいでイライラさせられるので、「健気」とか「可愛い」と感じられなくなってしまいました。こういう変な演出のせいで、キャラ萌えとしてもギャグとしても中途半端になっている印象を受けます。
また、今巻から登場した新キャラもふわみたちとは性質(本能?)が違い過ぎて違和感があります。これだけ社畜属性しか無い種族なのにまるで働かないのには、単に突然変異以外の「理由付け」が必要でしょう。それを描くからこそキャラの魅力にも繋がるのではないでしょうか。その辺が割りとしっかりしている、一番まともなししょーの出番がほとんど無かったのも残念。キャラ設定自体は面白いのだから、もう少しやり様がありそうなだけに勿体ない。
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