タイトルに「ウェブ2.0」なんて入っているところからも分かるように、ちょっと前に出版された本(2006年8月)。
当時は、今話題のツイッターの影も形もなく、ブログやミクシィがこれからのインターネットを引っ張っていくように思われていた。
この本でも基本は、そういった新しい技術が世の中を変えていくのではという論調だけど、今読むと古臭い感じは否めない。取り上げられている事件、出来事も小泉郵政改革の時の選挙や、winny裁判、ホリエモンの逮捕など、かなり昔のような気がするが、でもこの本の良さは、その古臭さを超える。
決して予言の書と呼ぶつもりはないが、インターネットとメディアの関係など、確かに著者が言っていることは、3年後の今、その通りになっているし、それぞれの事件へのコメントも鋭い。
ウェブ2.0という言葉自体はもはや死語のような扱いをされているけど、その言葉に込められた希望は失いたくない。その帰結が、民主党政権による事業仕訳のネット中継なんていうのは、悲しいなぁ。もっとウェブは豊かなもののような気がする。もっと世の中を変えられそうな気がする。
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