本書が出版されてから5年経過したが、残念ながら今日に至るまでウェブで政治は動いていない。
当時Twitterが急速的に浸透してきた高揚感と期待からその可能性を見出したのかもしれないが、
現実には政治の話題になると自分とは違う意見の持ち主に対しての中傷や暴言、デマが飛び交うのみでポジティブな議論に向かうような空気は感じられない。
マスメディアとウェブを分けて論じられている内は著者の期待するような動きは起こらないのではないかと思う。
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ウェブで政治を動かす! (朝日新書) Kindle版
われわれはいつから「政治」に興味がなくなってしまったのだろうか政治は、もはや遠い世界の出来事ではない。きみがウェブを駆使して社会を動かせる時代は、もうそこまで来ている! 本書では動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2012/11/13
- ファイルサイズ1512 KB
商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
津田/大介
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒業。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒業。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
われわれはいつから「政治」に興味がなくなってしまったのだろうか―。政治は、もはや遠い世界の出来事ではない。ウェブを駆使して社会を動かせる時代は、もうそこまで来ている!本書では動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00A47EMP8
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2012/11/13)
- 発売日 : 2012/11/13
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1512 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 312ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 331,550位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,020位朝日新書
- - 3,296位政治 (Kindleストア)
- - 10,867位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。大阪経済大学客員教授。京都造形芸術大学客員教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。フジテレビ「みんなのニュース」ネットナビゲーター。 一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。株式会社ナターシャCo-Founder。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2014年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年11月 本書刊行
2012年12月16日 第46回衆議院選挙 自民党が政権与党に返り咲き
2013年7月21日 第23回参議院選挙 ネット選挙解禁
2016年夏ごろ 第24回参議院選挙予定
2016年末 第47回衆議院選挙予定
いま(2014年5月)から、約1年半前に書かれたものだが、時系列からすると上のようになる。ずいぶん時間が経ったのだなと感じた。個人的には、この本は今はあまり読む価値がないと思った。
ちなみに、先の参議院選挙でネット選挙はあまり盛り上がらなかった。また、安全運転で政権運営してきたのと株価が上がったのもあって、自民党の大勝となった。2年後(2016年)はどうなっていることやら。
******************
「ソーシャルメディアで発信された一人ひとりの小さな声がうねりとなって、政治の現場を突き動かしていく」
というのが本書の主張で、微かながらあるそういった動きや、色々な人のインタビュー、また、他の本からはソーシャルメディアの可能性について考え、を取り上げている。
デモを肯定的に取り上げてる部分など、著者の考えを直接述べるのではなく、人の考え方を本から引っ張ってきているわけだ。ジャーナリストっぽい。1章のみ、著作権法改正の部分での実体験を取り上げていて、そこは面白かった。
全体的に、現状認識を提示するという記事ではなく、アジテーションの本なのだなと思った。そこには、「人々の意識を変える」といった目的が含まれている。
そこで著者は、オープンでフラットな民主主義的なコミュニケーションがネット上で行われることを、志向していたのだろう。残念ながら、マスメディア以上にネットの「偏向」や「編集」については、認識が甘かったんじゃないかと思う。
情報の拡散、ということではツイッターなどの「ソーシャルメディア」はまだ影響力はあるのだろう。ただ、思想の拡散、人々の行動を変えるとなるとまた別なんだろうと思った。
2012年12月16日 第46回衆議院選挙 自民党が政権与党に返り咲き
2013年7月21日 第23回参議院選挙 ネット選挙解禁
2016年夏ごろ 第24回参議院選挙予定
2016年末 第47回衆議院選挙予定
いま(2014年5月)から、約1年半前に書かれたものだが、時系列からすると上のようになる。ずいぶん時間が経ったのだなと感じた。個人的には、この本は今はあまり読む価値がないと思った。
ちなみに、先の参議院選挙でネット選挙はあまり盛り上がらなかった。また、安全運転で政権運営してきたのと株価が上がったのもあって、自民党の大勝となった。2年後(2016年)はどうなっていることやら。
******************
「ソーシャルメディアで発信された一人ひとりの小さな声がうねりとなって、政治の現場を突き動かしていく」
というのが本書の主張で、微かながらあるそういった動きや、色々な人のインタビュー、また、他の本からはソーシャルメディアの可能性について考え、を取り上げている。
デモを肯定的に取り上げてる部分など、著者の考えを直接述べるのではなく、人の考え方を本から引っ張ってきているわけだ。ジャーナリストっぽい。1章のみ、著作権法改正の部分での実体験を取り上げていて、そこは面白かった。
全体的に、現状認識を提示するという記事ではなく、アジテーションの本なのだなと思った。そこには、「人々の意識を変える」といった目的が含まれている。
そこで著者は、オープンでフラットな民主主義的なコミュニケーションがネット上で行われることを、志向していたのだろう。残念ながら、マスメディア以上にネットの「偏向」や「編集」については、認識が甘かったんじゃないかと思う。
情報の拡散、ということではツイッターなどの「ソーシャルメディア」はまだ影響力はあるのだろう。ただ、思想の拡散、人々の行動を変えるとなるとまた別なんだろうと思った。
2013年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
津田氏本人の考えより、紹介されている他の識者の考えが心に残りました。國分功一郎氏のフランスのデモについての見解(「いまは体制に従っているけど、いつまでもそうだと思うなよ」という表現・53)、湯浅誠氏の社会運動とその成果への一般的な思い入れの見解(一定の成果が上げられないと敗北感が残る・78)、池上彰氏の震災報道への反省(わからないことはわからないと言った方がいいのではないか・104)、蓮舫議員の、ネットの役割の変化についての見解(「自由な発言が許される仮想空間」から「自己主張を行い、評価、肯定される喜びを得る場所」に変わりつつある・114)、菅原准氏のネット上の議論についての見解(ネット上で繰り広げられている議論・現象は「世論」ではなく「小言」である・125)、などです。特に最後の点については、津田氏自身も「僕らの『声』の精度を上げるために」という章を設けて議論されていますし、私もまったく同感です。個人的にはやはり匿名性の高さがあだになっているような気もしますし、津田氏が数ベージ後で語るように「(ネット上の発言は基本)編集できない(しない)」ものとされていることの両義性があるかと思います。
最終章とその前の第八章(「きみが政治を動かす」)は、とてもアツいものがあり、津田氏と同世代の私にとっては、やるべきことを見つけたり、希望を持てる内容でした。津田氏はその情熱の最終目的を「とにかくこの日本という国をよくしたいんだ」というふうに表現なさっていますが、素敵なスローガンだと思いました。あとは、政治不参加にどっぷり慣れてしまった(私自身を含めて)人々を、具体的にどう政治に向かわせるか、ではないでしょうか。政治とは、その影響は毎日感じるものであっても、毎日参加するという意識はなかなか持てないものだと思います。毎日参加と投票日との間をどう持たせるか、ツイッター云々の道具の問題ではなく、意識の問題でもあるだけに難しいところかなと思います。津田氏のこの著作は、820円でいろいろな考えが聞ける、考える糧がもらえるという点でおすすめです。
最終章とその前の第八章(「きみが政治を動かす」)は、とてもアツいものがあり、津田氏と同世代の私にとっては、やるべきことを見つけたり、希望を持てる内容でした。津田氏はその情熱の最終目的を「とにかくこの日本という国をよくしたいんだ」というふうに表現なさっていますが、素敵なスローガンだと思いました。あとは、政治不参加にどっぷり慣れてしまった(私自身を含めて)人々を、具体的にどう政治に向かわせるか、ではないでしょうか。政治とは、その影響は毎日感じるものであっても、毎日参加するという意識はなかなか持てないものだと思います。毎日参加と投票日との間をどう持たせるか、ツイッター云々の道具の問題ではなく、意識の問題でもあるだけに難しいところかなと思います。津田氏のこの著作は、820円でいろいろな考えが聞ける、考える糧がもらえるという点でおすすめです。
2013年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「私たち国民ひとり一人が、責任を持って国づくりに参加できるんだ」ということを知って、初めてこれまで通りではない、全く新しい仕組みづくりが始められると考えます!ウエブ環境がこれほど身近になった現代だからこそ、私たちにも出来ることが見えてきたように思います。情報のただの「受け手」から、ひとり一人の考え・情報の「送り手」になれる今を、しっかりととらえていく視点がそこここにあります。3.11以後 信頼を失い迷走するこの国の姿を、あらゆる情報源、メディア、社会の仕組み、個々人の無関心を見直す時が「今」であるとするなら、たくさんの人に手にして欲しい本だと思います。
2013年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
足掛け3年掛けて書かれたというだけあって、ネットと政治を巡る事象を丹念にピックアップしており、ここ数年のネットと政治年表とも言える側面が伺える。政治とツィッターの利用については、政治家の立場からすると常に悩ましいもの。ツイッターを常に見続ける余裕がない政治家にとって、そうしたソーシャルメディアとどう向き合うかは政治家のスタンスそのものを分かつ分水嶺であるとともに、避けて通れなくなっている。現段階ではインターネット選挙が解禁されていないものの、今後解禁されたらネットと選挙がどのような関わりを持つのかを予感させてくれる。なお、本書はツィッターに関しての考察が深くなされている一方で、Facebookに関しての記述が少ないことがやや残念。