インテグラル理論の全体像が簡潔によくわかる作りになっていると思います。
私は過去に『無境界』、『宗教と科学の統合』、『万物の理論』を読んでいるのですが、訳本ということもあり、なにより壮大なウィルバー思想の中での位置づけがわからず、よく理解できませんでした。この本を読んで、やっと全体像と求められる現代的課題が見えてきた気がします。
この本はウィルバー思想の「全体像」あるいは「地図」を示してくれていますので、本書を踏まえて、ウィルバーの著作を読みすすめていくと理解しやすいと思います。
ウィルバーの思想は現在も進化を続けており、過去の著作も、ウィルバー自身が第一期から第五期まで分類、整理しています。それに基づいて、自分が次は何を学びたいかを決める指針を与えてくれています。
初学者も、ウィルバーの著作を読み込んでいる人も、ぜひ読んでほしいです。
- 単行本: 264ページ
- 出版社: 春秋社 (2010/4/28)
- ISBN-10: 4393360559
- ISBN-13: 978-4393360552
- 発売日: 2010/4/28
- 梱包サイズ: 18.8 x 13 x 2.4 cm
- おすすめ度: 6件のカスタマーレビュー
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