思ったよりもずっとずっと軽い内容でしたので、がっかりしました。
テーマ選択、観察とインタビュー対象の選択、インタビューの進め方、考察の仕方など、いずれの点においても恣意的としかいいようがなく、体系的に行なおうとする気配はない。
多少は人類学関連の分野の話を知っている者としては、
テーマはどうであれ、人類学と名乗る以上は、多少はちゃんとした方法で観察・記述・分析してほしいと思いました。
例え著者が実際に人類学の専門家でないとしても、きちんとした学問分野の名をタイトルに入れるのなら、その学問のなかで積み重ねられてきたものへの敬意くらいは示しても良いのではないかと思いました。
一般的に暇つぶしに読む本としては、内容が好きな人も多いかもしれません。その方々は間違っていると思いません。ただ、自分にとっては内容が頭に入ってこないほどの抵抗感がありました。
期待が高かった分、残念でなりません。
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インターネット文化人類学 単行本(ソフトカバー) – 2017/2/8
セブ山
(著)
購入を強化する
○母親はどれくらい息子のTwitterを監視しているのか?
○普通の女子大生が、なぜネットで裸を晒すのか?
○どんな投稿にも必ず"いいね! "してくるヤツはいったい何を考えているのか?
○炎上したらどうなるのか?
気鋭のインターネット文化人類学者・セブ山が、インターネットで見かける気になる人たちに、直接話を聞いてきました。 欲望とゲスな心に忠実なフィールドワークによって、ネット社会の実相をあぶりだします。 「これからはインターネットの時代だ! 」と息巻くおじさんたちの夢を粉砕する一冊です。
「もっとお金がほしい」
「いっぱいセックスしたい」
「世界中の人に認められたい」
欲望まみれのインターネットの世界へようこそ!
★あの人気記事も、加筆&編集後記つきで読み応えUP!
★書き下ろし記事も多数収録しています。
○普通の女子大生が、なぜネットで裸を晒すのか?
○どんな投稿にも必ず"いいね! "してくるヤツはいったい何を考えているのか?
○炎上したらどうなるのか?
気鋭のインターネット文化人類学者・セブ山が、インターネットで見かける気になる人たちに、直接話を聞いてきました。 欲望とゲスな心に忠実なフィールドワークによって、ネット社会の実相をあぶりだします。 「これからはインターネットの時代だ! 」と息巻くおじさんたちの夢を粉砕する一冊です。
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「世界中の人に認められたい」
欲望まみれのインターネットの世界へようこそ!
★あの人気記事も、加筆&編集後記つきで読み応えUP!
★書き下ろし記事も多数収録しています。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2017/2/8
- ISBN-104778315588
- ISBN-13978-4778315580
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
インターネットを介して遭遇するヒトや出来事に対して、インタビューや実験・検証をおこない、人々がインターネットで織り成す「文化」を考察する学問。そこに、「世の中を良くしたい」「誰かを救いたい」といった、一切の正義感は存在しない。研究者の好奇心と欲望のまま、パクツイ野郎を騙して呼び出し、SNSを駆使してヤレる女を探す。パソコン・スマホの画面の「向こう側」の世界―その人類最後の秘境で見つけた、新しい価値観、新しい経済、新しい人間関係を明らかにしていく。
著者について
「オモコロ」「トゥギャッチ」などで多数の人気記事を執筆してきた、インターネット文化人類学者。欲望のおもむくままに取材活動を続け、WEBの裏と活用法を知り尽くしている。その記事はネットリテラシーを楽しく学べる読み物としても評価が高い。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2017/2/8)
- 発売日 : 2017/2/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 288ページ
- ISBN-10 : 4778315588
- ISBN-13 : 978-4778315580
- Amazon 売れ筋ランキング: - 580,443位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,161位IT
- - 4,047位文化人類学・民俗学 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「インターネット文化人類学」には賛否両論あるかもしれませんが、私はこのテのネタが好きな人間なので楽しんで読めました。
筆者のセブ山さんがインタビュー形式で「インターネット(あるいはその界隈)にありがちな人」に迫り、分析していく本です。
当方、社会学を専攻している大学生ですが、「インターネット文化人類学」は卒論のテーマになってもおかしくはないと思いますし、実際これに近いことを成し遂げようとしている友人もいます。
そういった意味で、この本は社会学界隈でも十分な「参考書」となり得ると考えています。
筆者のセブ山さんがインタビュー形式で「インターネット(あるいはその界隈)にありがちな人」に迫り、分析していく本です。
当方、社会学を専攻している大学生ですが、「インターネット文化人類学」は卒論のテーマになってもおかしくはないと思いますし、実際これに近いことを成し遂げようとしている友人もいます。
そういった意味で、この本は社会学界隈でも十分な「参考書」となり得ると考えています。
2018年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウェブに明るい自負があったがこれを読んで、隣にはカオスが広がっているんだなぁと思い知らされた。ネットはバカと暇人のものですよね
2017年10月2日に日本でレビュー済み
本書には、ちょっと憂鬱な気分のときに、面白いサイトを探していて到達しました。本書に掲載されている記事の大部分は、下記のサイトから再掲載されたものです。『インターネット文化人類学』という書名に魅かれて「ちょっと読んでみようかな」と思った人は、とりあえず下記の各サイトを訪問して、著者「セブ山」で検索してみるとよいでしょう。
- [ネタりか](<https://netallica.yahoo.co.jp>)
- [オモコロ](<http://omocoro.jp>)
- [ねとらぼ](<http://nlab.itmedia.co.jp>)
本書の内容は、学問としての文化人類学とは何の関係もありません。例えば、『○○の経営哲学』という書物があったとしても、学問としての哲学とは何の関係もないのと同様です。「文化人類学」などという微妙にもったいぶった語が書名に含まれているのは、「あとがき」でも仄めかされているように、テレビ局やラジオ局・ひいては女性に自分の書物を紹介する際に箔をつけられるようにするためでしょう。
本書は、「芸人ライター」とでも言うべき著者が自ら体当たりで面白いことをしてみたり、あるいは調子に乗り過ぎて何かに本当に体当たりしてしまった人へのインタビューなどをまとめたものです。例えば、著者が「チキンマン」としてイギリスのCMに出演したときの体験談、あるいは、「ゴルスタ」に「洗脳」された挙句にアイドルになる夢をつぶされた高校生へのインタビュー、その他、もう少し扇情的なところでは、ヒモックマという脱力系LINEスタンプで儲けた話や、ネットで裸をさらすチャットレディーへのインタビューなどが含まれます。
著者は、一見調子に乗って見えるものの、ギリギリ境界線上で踏みとどまりながら、読者を楽しませてくれます。もしかしたら、本書に対するAmazonレビューなども、そのうち著者の「実験」の一端として面白おかしくネタにされるかもしれません。例えば、「こんなもん文化人類学じゃねえし、セブ山死ねや」とでも書いておけば、「Amazonに書評を載せる不毛な行為」のような主題で取り上げられてしまうこともあるかもしれません。全体的に、ちょっと際どいくらいのネタを楽しみながら読める書物です。
- [ネタりか](<https://netallica.yahoo.co.jp>)
- [オモコロ](<http://omocoro.jp>)
- [ねとらぼ](<http://nlab.itmedia.co.jp>)
本書の内容は、学問としての文化人類学とは何の関係もありません。例えば、『○○の経営哲学』という書物があったとしても、学問としての哲学とは何の関係もないのと同様です。「文化人類学」などという微妙にもったいぶった語が書名に含まれているのは、「あとがき」でも仄めかされているように、テレビ局やラジオ局・ひいては女性に自分の書物を紹介する際に箔をつけられるようにするためでしょう。
本書は、「芸人ライター」とでも言うべき著者が自ら体当たりで面白いことをしてみたり、あるいは調子に乗り過ぎて何かに本当に体当たりしてしまった人へのインタビューなどをまとめたものです。例えば、著者が「チキンマン」としてイギリスのCMに出演したときの体験談、あるいは、「ゴルスタ」に「洗脳」された挙句にアイドルになる夢をつぶされた高校生へのインタビュー、その他、もう少し扇情的なところでは、ヒモックマという脱力系LINEスタンプで儲けた話や、ネットで裸をさらすチャットレディーへのインタビューなどが含まれます。
著者は、一見調子に乗って見えるものの、ギリギリ境界線上で踏みとどまりながら、読者を楽しませてくれます。もしかしたら、本書に対するAmazonレビューなども、そのうち著者の「実験」の一端として面白おかしくネタにされるかもしれません。例えば、「こんなもん文化人類学じゃねえし、セブ山死ねや」とでも書いておけば、「Amazonに書評を載せる不毛な行為」のような主題で取り上げられてしまうこともあるかもしれません。全体的に、ちょっと際どいくらいのネタを楽しみながら読める書物です。