自ら新しいことを学ぼうとする時、誰しも心になんとなく
「スゴイやつになりたい」という思いを抱えてると思う。
ただ、その理想像は人それぞれで、その理想像によって
それぞれ英語を勉強したり経済を勉強したりするんだろう。
そうやって自分の「できる」を積み重ねていく。
さて、自分も「スゴイやつ」になりたくて本書をとった。
そしてとても困惑した。
この中の10人の役割はどれも企業にとって不可欠で、誰もが
とてもスゴイやつである。しかし、その中のいくつかには自分が
明らかになれないものも含まれていた。能力不足ではなく、
性格や考え方がまったく違うという意味で。いやむしろこの中の
どれにでもなれる人なんて存在しないようにも思えた。
いくつもの「できる」を積み重ねてもなれないものがある。
むしろ自分の強みやその時の状況ををきっちり認識して
「スゴイこと」をできるやつが「スゴイやつ」なんだなと思い知らされた。
むしろ何だか道徳的の教科書的な結論に自分の中で至ってしまい
ましたが、何にせよ思考を刺激される非常に良い本だと思います。
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イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材 単行本 – 2006/6/1
トム ケリー
(著),
ジョナサン リットマン
(著),
Tom Kelley
(原著),
Jonathan Littman
(原著),
鈴木 主税
(翻訳)
&
2
その他
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- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104152087366
- ISBN-13978-4152087362
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
世界最高のデザイン・ファームIDEOを支えるヒューマンファクターを、10のキャラクターに分類して楽しく紹介。どんな組織にも応用できる、究極の人材論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ケリー,トム
多くの一流企業の製品デザイン、顧客サービス等のコンサルタントを請け負い、その優れた実績のみならずそれを生み出す企業文化までが評価されているIDEOのゼネラル・マネジャー。兄で会社創立者のデイヴィッド・ケリーとともに経営に携わり、IDEOを350人以上ものスタッフをかかえる企業にまで成長させた。主にビジネス開発、マーケティング、人事、オペレーションの業務を担当するが、必要とあらば他の社員と同様にフォームコアと格闘し、IDEOの方法論であるブレイン・ストーミングやプロトタイプ製作を実践している。イノベーションにおけるリーディング・スピーカーとしては、企業文化の改善や戦略的な考え方について提言を続けている
リットマン,ジョナサン
テクノロジー、ビジネス、デザインなどの分野をリポートするライター。全米コンピュータ誌協会の最優秀特集賞を2度受賞、ピュリッツァー賞候補にもなった。フォーブス誌、プレイボーイ誌など多くのメディアに寄稿している
鈴木/主税
翻訳グループ牧人舎代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
多くの一流企業の製品デザイン、顧客サービス等のコンサルタントを請け負い、その優れた実績のみならずそれを生み出す企業文化までが評価されているIDEOのゼネラル・マネジャー。兄で会社創立者のデイヴィッド・ケリーとともに経営に携わり、IDEOを350人以上ものスタッフをかかえる企業にまで成長させた。主にビジネス開発、マーケティング、人事、オペレーションの業務を担当するが、必要とあらば他の社員と同様にフォームコアと格闘し、IDEOの方法論であるブレイン・ストーミングやプロトタイプ製作を実践している。イノベーションにおけるリーディング・スピーカーとしては、企業文化の改善や戦略的な考え方について提言を続けている
リットマン,ジョナサン
テクノロジー、ビジネス、デザインなどの分野をリポートするライター。全米コンピュータ誌協会の最優秀特集賞を2度受賞、ピュリッツァー賞候補にもなった。フォーブス誌、プレイボーイ誌など多くのメディアに寄稿している
鈴木/主税
翻訳グループ牧人舎代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 300ページ
- ISBN-10 : 4152087366
- ISBN-13 : 978-4152087362
- Amazon 売れ筋ランキング: - 68,446位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 3,181位投資・金融・会社経営 (本)
- - 7,908位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2011年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
IDEOはアメリカでは有名なデザイン会社。同社のトップがInnovationが出来るための条件を端的に上げている。仕事柄、新商品を企画する人を見ているが、この著者が見ているポイントは見事に言い当てていると思う。特に10章に一つづつInnovationが出来る人、チームの条件を持ってきているが、その第1章に持ってきている条件がなんと人類学者。すなわち人の行動をつぶさに観察する人。これは本当に鋭い洞察だと思う。さらに、それ以外にも、舞台装置家とか、経験デザイナーとか、やはり最先端で商品を企画している人たちが見ているポイントは違うと思わされる。Innovativeな仕事をしたい人には必須の書物だと思う。
2006年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イノベーションを人材論の視点から斬った名著。和訳では「10の人材」と訳されていますが、原著では「10の仮面:ペルソナ」となっているとおり、ひとりでイノベーターとして行動するためのチェックリストとして使うことだってできます。10の人材あるいは役割について、具体的にどんなワザがあるのかを含めて、IDEOの経験蓄積に基づいた実践的な本に仕上がっています。IDEOは私の尊敬するイノベーション企業のひとつで、前著同様本当に楽しみながら読みました。イノベーターでありたい人、手元において置くべき本だと思います。
2006年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読むと、より自由な発想が、柔軟な組織が、個人の尊重が
イノベーティブなモノ作りに重要であることがよくわかります。
章立て、文節の量や切り方がとてもよく、ストレスなく読めました。
内容についても、全体と各章のテーマが明確になっていて理解しやすい本と思います。
文章にエネルギーがあり、著者、訳者ともに素晴らしい熱意を持って執筆したのがよく伝わってきます。
10人の役割は特に斬新な話ではありません。
しかし、それらを定義づけたことに非常に価値があると思います。
各役割についての説明を、実際のケースを使って行っているため、
読む側が共感しやすく、理解したことを実感として持てます。
この素晴らしい本で言っている話はやはりアメリカ的な感があり、
日本の会社にはそのまま適用できないような気もします。
ただし、現在の自分の職場において何が不足しているのか、どうすれば改善できるのか、
そういったことを模索するためのきっかけや良い材料になりえます。
業界問わず多くの方にお勧めしたいと思います。
イノベーティブなモノ作りに重要であることがよくわかります。
章立て、文節の量や切り方がとてもよく、ストレスなく読めました。
内容についても、全体と各章のテーマが明確になっていて理解しやすい本と思います。
文章にエネルギーがあり、著者、訳者ともに素晴らしい熱意を持って執筆したのがよく伝わってきます。
10人の役割は特に斬新な話ではありません。
しかし、それらを定義づけたことに非常に価値があると思います。
各役割についての説明を、実際のケースを使って行っているため、
読む側が共感しやすく、理解したことを実感として持てます。
この素晴らしい本で言っている話はやはりアメリカ的な感があり、
日本の会社にはそのまま適用できないような気もします。
ただし、現在の自分の職場において何が不足しているのか、どうすれば改善できるのか、
そういったことを模索するためのきっかけや良い材料になりえます。
業界問わず多くの方にお勧めしたいと思います。
2006年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
IDEOといえば、かつてはプロダクトデザインの分野で高い評価を受け、最近では、顧客経験やコンサルティングまで、幅広い分野で活躍しています。この本では、IDEOが手がけてきたさまざまなプロジェクトの経験を元に、どのような人材がいればイノベーションが実現できるのかをわかりやすく紹介しています。
10の人材は、それぞれわかりやすい名前がつけられています。人類学者と実験者と花粉の運び手は情報収集をするキャラクター、ハードル選手とコラボレーターと監督は土台を作るキャラクター、経験デザイナーと舞台装置家と介護人と語り部は実現するキャラクターと位置づけられています。
控えめに見ても、IDEOに集まっている人材はかなり優秀で、穿った見方をするとこの本自体が単にIDEOの会社自慢をしているように見えてしまうかもしれません。しかし、これらの役割は、誰か一人だけに固定されたものではなく、誰もが演じることのできるもので、自分が担当する役割を適切に演じることでイノベーションを実現することができる、ということがプロローグで強調されています。
どのような役割が必要で、自分がどの役割が必要かをきちんと理解していれば、IDEOのようなイノベーションが実現できる、というのは魅力的な提案だと思います。また、予算が限られている場合にも、さまざまな方法で切り抜けてきた(あるいはそれを逆に利用してきた)実例が紹介されていて、「○○だから自分たちにはできないなぁ」と思わせないような構成になっているのはさすがです。
イノベーションの重要性や、ラピッド・プロトタイピングの手法などを紹介した、著者の前著である、「発想する会社!」とあわせて読んでみると、より理解が深まるのではないでしょうか。
10の人材は、それぞれわかりやすい名前がつけられています。人類学者と実験者と花粉の運び手は情報収集をするキャラクター、ハードル選手とコラボレーターと監督は土台を作るキャラクター、経験デザイナーと舞台装置家と介護人と語り部は実現するキャラクターと位置づけられています。
控えめに見ても、IDEOに集まっている人材はかなり優秀で、穿った見方をするとこの本自体が単にIDEOの会社自慢をしているように見えてしまうかもしれません。しかし、これらの役割は、誰か一人だけに固定されたものではなく、誰もが演じることのできるもので、自分が担当する役割を適切に演じることでイノベーションを実現することができる、ということがプロローグで強調されています。
どのような役割が必要で、自分がどの役割が必要かをきちんと理解していれば、IDEOのようなイノベーションが実現できる、というのは魅力的な提案だと思います。また、予算が限られている場合にも、さまざまな方法で切り抜けてきた(あるいはそれを逆に利用してきた)実例が紹介されていて、「○○だから自分たちにはできないなぁ」と思わせないような構成になっているのはさすがです。
イノベーションの重要性や、ラピッド・プロトタイピングの手法などを紹介した、著者の前著である、「発想する会社!」とあわせて読んでみると、より理解が深まるのではないでしょうか。
2010年5月15日に日本でレビュー済み
プロダクトデザイン会社IDEOのゼネラル・マネジャーが執筆した、イノベーションを起こすために必要な人材の特徴を10列挙して具体的に解説した本である。イノベーションとは言え、製品・サービスのデザイン面やマーケティング面での成功のコツ・ツボであり、技術開発・技術革新の類の本ではない。
しかしながら、述べられていることやその事例には非常に興味深いことがたくさんある。「人類学者」としての特性は、なんども見たことがあるのに・初めて見たような視点で見れることであったり、「ハードル選手」としての特性は、どんなに悪い状況でも一筋の明るい希望を見つけることであったり、「経験デザイナー」としての特性は、何が真実かを嗅ぎつける勘をもっていることであったり、「語り部」としての特性は、要するにと思いつつ話を聞かないことだ。
また、引用や語彙も気が利いている。
・「私は失敗したことがない。一万通りのうまくいかない方法を発見しただけだ」
by トーマス・エジソン
・「私はいつでも学ぶ用意があるが、かならずしも教えられることが好きなわけではない」
by ウィンストン・チャーチル
・「ビジネス・リーダーは、事実と真実の違いに意識的であるべきだ。企業はあまりにも
事実ぎりぎりのところで語りすぎ、本来はもっと中心部の真実を貫徹すべき」
・「私たちの多くは、他人の物語を理解するとき、近道をしようとする悪い癖がある。」
自分がもっとクリエイティブな部門にいたら、もっともっと感動したと思う。でも、非常に良い本には違いない。
しかしながら、述べられていることやその事例には非常に興味深いことがたくさんある。「人類学者」としての特性は、なんども見たことがあるのに・初めて見たような視点で見れることであったり、「ハードル選手」としての特性は、どんなに悪い状況でも一筋の明るい希望を見つけることであったり、「経験デザイナー」としての特性は、何が真実かを嗅ぎつける勘をもっていることであったり、「語り部」としての特性は、要するにと思いつつ話を聞かないことだ。
また、引用や語彙も気が利いている。
・「私は失敗したことがない。一万通りのうまくいかない方法を発見しただけだ」
by トーマス・エジソン
・「私はいつでも学ぶ用意があるが、かならずしも教えられることが好きなわけではない」
by ウィンストン・チャーチル
・「ビジネス・リーダーは、事実と真実の違いに意識的であるべきだ。企業はあまりにも
事実ぎりぎりのところで語りすぎ、本来はもっと中心部の真実を貫徹すべき」
・「私たちの多くは、他人の物語を理解するとき、近道をしようとする悪い癖がある。」
自分がもっとクリエイティブな部門にいたら、もっともっと感動したと思う。でも、非常に良い本には違いない。