なんと言っても選曲の良さに惹かれて、聞かずにはいられなかった。
カヴァーの原曲はボサ・ジャズ・ポップス・・ジャンルそれぞれだけれども、優しく美しいメロディに、そこはかとない哀愁を感じさせる曲がラインアップされており、可憐なウィスパーボイスでより心地よい音楽へ仕立て上げてある。
決して主張するタイプのサウンドではないが、だからこそBGMとして流れていれば、穏やかな時間と空気を運んでくれそう。
そんなところが ”カフェ・ミュージック”として人気を得ることが出来たのだと思う。
ただしそれぞれの曲の良さに気づいてしまったならば、単なるBGMにはしておけないはず。一曲一曲にトキメキと少々の切なさを感じてしまうから。