1972年、アンデス山脈に航空機が墜落、70日以上も経たあとに45名中最終的には16名が奇蹟的に生還した事故は記憶の片隅にあった。
生存者は飢餓極まり、亡くなった仲間の死肉を口にしたという衝撃的事実だけがクローズアップされたが、これは生存者の中でもアンデス山脈を越え、チリに救援を求めるために仲間のひとりと強行軍を実行したナンド・パラード氏のいわば回顧録。
読んで驚嘆、「ありえない!!」。極寒のアンデス山脈、飢餓、渇きとの戦い、仲間の遺体を口にする決断の過程などが生々しい。たびたび出てくるのが死を容認するまで追いつめられたときに感じる神の存在と生きる意志と意味について。個々人でそのとらえ方が違うのが興味深い。
5000m近い天を突くアンデス山脈を装備もないまま縦走する10日間。驚愕の意志の力だ。どのような状況にあってもあきらめるなということか。
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