スピンオフ作品が出たらかならずメインの前作を読み返すので、まずは『ひつじの鍵』から読みました。
というか。
前情報を一切読まずに楽しみにして読む派のわたしは、手元に届いたこの本の帯を見るまでスピンオフ作品とは知らなかった。
正直に言わせてもらうと、なんで今さら『ひつじの鍵』のスピンオフ?
たしかに『ひつじの鍵』の読了直後は「和楽、しんどいな…」とは思いました。
幸せにしてあげて欲しいなぁとも思った。
けど、なぜに今?
前作は3年も前の作品だし、作品の中でも12年くらい時間は流れてるし。
はっきりいうと、別に『ひつじの鍵』のスピンにする必要はなかったんじゃない?
スピンの醍醐味であるメインの主人公カプが出てくるわけでもなく、ストーリーもメイン主人公の羊を引きずってるわけでもなく、物語の後半で羊を出してきたのも無理やりな気がしてくる。
個人的には羊を好きだった和楽は攻だと思ってたので、作品の中で受描写があちこちに書かれてると「……」って思ってしまったかな(慣れてはくるけど)。
あと、この作品の中で、実在の美術や絵画、版画などの作品や作者、作品の描写が書かれてあるけど、それは美術に詳しい人・興味のある人じゃなければ想像するのはなかなか難しいとおもうんだけど。
今さら前作のスピン?って思ったのが強くてマイナス★1、
知らない美術作品の描写をたくさん書かれてもよく飲み込めないのでマイナス★1、
他レビュワーさんのレビュー見てこの作品も同人誌で出してるのを知って幻滅でマイナス★1、
だけど★2よりは、★2.5くらいだったし、スピンと思わずに読めば★3(普通)かな。
とどのつまり、スピンオフじゃなかったらまだ楽しめたんだろうなと思う。
個人的にはなんでこんなに評価が高いのかなと思うんだけどなぁ。
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