博愛主義に根差したシルク・ドゥ・ソレイユと私はみます、それが私が好きな主原因です。どれも良く、比べられるけど、あれもこれも良いんだという感覚。それが英語圏でなくフランス語圏が見せる柔軟性で、長年私を虜にしています。英語圏なら兎角どちらが優れて?という感覚で多くを成り立たせている様に思うから。
そのシルク・ドゥ・ソレイユで私が気に入っているのが一瞬の妖艶という点です。凄いのは周知の通りですが、その中にちらりと妖艶な女性の目映(まばゆ)さと愛嬌とセクシャルが見え隠れする。これまたタブーを本質的にパフォーマンスに取り込むフランス発信の良さに感じます。最初から毒があると誤魔化さない痛快を洗練された方法でみせるそのやり方にも心奪われる。
映像に関してはかねてから見たかった「スロー」で演技の真髄を垣間見せてくれるのが幸せです。映画にもなった数千キロを飛ぶ渡り鳥をその1羽の横でカメラが一緒に飛んでみせた「WATARIDORI」の手法と似て、動きそのものを注視して顕微鏡的に明らかにしてくれるのは、演技者にとってもその苦心を視覚的に理解して(愛して)貰う一番の良策ではなかろうかと感じます。この点で既にスポーツの映像の先を行っています。
五輪等々、運動競技に携わる仕事をして来た私ですが、ある時から「面白く」なくなり辞めたのですが。では何がもっとワクワクさせる物で観賞持続出来るものなのかが、このシルク・ドゥ・ソレイユの出現によって私に「これが見たかった」と教えてくれる答えだったです。クラシックバレエも良かったのですが型があり過ぎて自由度がなくて。
その痒いところに手が届く幅広い人種も含めたカラフルな表情と動きの美のダイナミズムは、今のところこのフランス語圏発信のシルクをおいて他に無さそう。私のシルク・ドゥ・ソレイユ愛はそういう所にあります。「アレグリア」もその1つ。まだまだ無限に披露して地球の全てを博愛に、幸せに知らしめて欲しいなと思います。
あと1つ。出し物のアウトロが好きです。終わりの時に見せる少しのウイット。勝ち誇るのではない風に、なんてね☆、と優しく終わる去り際が、緊張させたお詫びみたいで心くすぐられます。怖がった子供目線を気にするのかな。そんな少しの優しさも彼ら彼女らの妙技を下支えしている様な気がします。
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