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アルキメデスの大戦

 (1,678)6.12時間9分2019G
1933年。欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。海軍は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていたが、省内にはこの計画に反対する者も。そのうちの一人である海軍少将・山本五十六は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか、独自に見積もりを算出しようと考えていた。必要なのは、軍部の息がかかっていない協力者…。山本が目を付けたのは、元帝国大学の天才数学者・櫂直。ところがこの櫂という男は、数学を偏愛し、大の軍隊嫌いという変わり者だった。初めは頑なに協力を拒んでいた櫂だったが、山本の「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」という言葉に意を決し、帝国海軍という巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。同調圧力と妨害工作のなか、巨大戦艦の秘密に迫る櫂。その艦の名は、「大和」…。(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 (C)三田紀房/講談社
監督
山崎貴
出演
菅田将暉舘ひろし柄本佑
ジャンル
ドラマ歴史軍隊・戦争
オーディオ言語
日本語
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レビュー

5つ星のうち4.2

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らくらく2020/01/11に日本でレビュー済み
2.0/星5つ中もう少し旧海軍勉強して下さい!
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CG大変良かったです。
ただ、スマートをモットーとする海軍が、長門の甲板に洗濯物は干しません。長門でなくても、旧海軍がモップを甲板に立て掛けぱなしにしたりしません。
公の席で、模型にはしゃいだりしません。
略章勲章をつけて割烹旅館には行きません。
大和が主砲を撃ったら、あの程度の砲煙ではありません。また、露出した対空機銃兵は、衝撃波で甲板にいられません。
大和の主砲塔は、本体の大きな穴に組み込まれた別ユニットです。さかさまに転覆してしばらく浮いていたとしたら、先に主砲塔だけ先に沈んでしまいます。
フイクションでも良くできていたのに残念です。
170人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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やすひろ2020/01/13に日本でレビュー済み
2.0/星5つ中過剰・過大な宿命論には強い違和感を感じます
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よく「歴史にIFはない」などといいますが、後世の視点からの振り返りは必要かつ有意義だと思います。
何よりも、今を生きる私たちにとって、未来への貴重な糧となるという意味において。
本作と同じ山崎貴監督作品である「永遠の0」でも、主人公は徹頭徹尾、現代の価値判断と規範に基づいて行動していますね。
従って、後知恵を語る作品だから駄作とは言えません。
その上で申し上げたいのは、本作がいかに戦後の歴史観に染まっているかということです。

本作の序盤で、山本五十六少将(1933年当時)は以下の様に語っています。
「世界最大、かつ最強の戦艦が戦争を引き起こす」
「無知な民衆や好戦的な軍人達に、それ一隻でアメリカに勝てるという幻想を抱かせてしまう」
「彼らの戦艦は戦争への一本道だ。断ち切らねばならない」
時代遅れの「大艦巨砲主義」「艦隊決戦思想」に捕らわれた軍人たちが、無用の長物を手に入れ戦争への道を突き進んだ。
一見尤もらしい「定説」ですが、事実はどうだったのでしょうか。

第一次世界大戦後、列強各国は揃って最新鋭戦艦の建造競争を行っていました。
だからこそ、ワシントン海軍軍縮条約が1922年に締結されたのです。
1941年12月のマレー沖海戦において、イギリスの誇るプリンス・オブ・ウェールズが図らずも日本軍によって撃沈されるまで、航空戦力によって戦艦を沈めることは不可能だと考えるのが「世界の常識」でした。
先見性が無かったと言うのなら、それは西欧列強も同じだったというわけです。

因みに、ワシントン条約が1934年に破棄された後、列強各国が建造した「超弩級戦艦」(英海軍の戦艦ドレッドノートの規模を超える戦艦)における、それぞれの艦級の一番艦の就役時期は以下の通りです。
・ビスマルク(ドイツ) 1940年8月24日
・キング・ジョージ5世(イギリス)(プリンス・オブ・ウェールズの同型艦)1940年12月11日
・大和(日本) 1941年12月16日
・アイオア(米国) 1943年2月22日
(それぞれ起工から4年程度を要しています)
良くも悪くも、日本は時代の潮流に沿って「大和」を創り上げたと考えてよいと思います。

故に、終盤における主人公の以下の言葉は、歴史を俯瞰的に捉えたものではないと私は感じました。
「最強の戦艦を持っているという奢りは、必ず戦争へと向かわせます。
戦争へと向かおうとする国民の感情を生み出してはいけない。
誰もが誇りに思う巨大な美しい戦艦は、この国にとって呪いでしかない。
この怪物を生み出してはいけない」

かつて、列強各国がそれぞれにとっての「大和」を持ち、最新鋭戦艦の存在に祖国の命運を託す時代があった。
それは航空機の時代へと移り変わっていったが、日本を含むどの国も、世の趨勢を予見する事は出来なかった。
これが歴史の事実ではないのですか。
後世の私たちが歴史を振り返るのなら、相対的、客観的な視点は欠かすベからざるものだと思います。
「大和」が特別な艦だという認識は、現在でも多くの日本人が持っているでしょう。私もその一人です。
だからと言って、一隻の艦に過剰・過大な宿命論、運命論を当てはめることには、強い違和感を覚えるのですが。

(追記)
本作では以下の様な歴史観も語られています。
「陸軍が暴走して、日本を悲惨な戦争へと引きずり込んだ。
海軍、中でも山本五十六長官は開明派であり、アメリカとの開戦には反対だった」
これも戦後「定説」の様に語られてきたものですが、近年では異論も提起されています。

戦史研究家の林千勝氏は著作「日米開戦 陸軍の勝算」において、以下の様に指摘しています。
・1941年(昭和16年)11月15日、大本営政府連絡会議において「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」が戦争戦略として正式決定された。
・この戦略は「陸軍省戦争経済研究班」(シンクタンク)が立案した「英米合作経済抗戦力調査」に基づくものだった。
・その骨子は、アメリカと戦争をしてはいけない、先ずはインドネシアの石油を確保すべし、その後は「西進」しインドから欧州への補給路を叩いてイギリスを消耗させるべしというものだった。

これが真の戦略であったのなら、腑に落ちることがあります。
そもそも、日本はアメリカの経済封鎖を受け資源輸入をストップされた結果、開戦の決断に至りました。
ならば、戦争目的は石油や天然ゴム等の天然資源確保と考えるのが当然でしょう。
ところが、現実には真珠湾攻撃でアメリカを激怒させ、その後も資源確保とは無関係にミッドウェーやガダルカナルへの「東進」を続け、挙げ句の果てに大敗してしまいました。
林氏も指摘している通り、それを推進したのは「開明派」であり「アメリカとの開戦に反対」だったはずの海軍、しかも山本長官でした。
事実、山本長官の連合艦隊司令長官としての任期は、日米開戦前の1941年8月で終了するはずでしたが、彼が真珠湾攻撃を強硬に主張し永野修身軍令部総長が同意した結果、長官として再任されたのです。

勿論、この「陸軍が立案した」戦略を貫徹したとしても、日本が勝てたかどうかは解りません。
そもそも、英米と比較して日本の国力が大きく劣ることは、先の「英米合作経済抗戦力調査」でも明確に指摘されています。
だからこそ、合理的な戦略が必要だという認識は、当時の日本にもあった。
それを「無謀」「不合理」かつ「悲惨」な戦争へ変質させたのは誰なのか。
本作で示されている従来の歴史観について、こうした視点からの検証も必要ではないでしょうか。
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バグ2019/11/08に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中室内で戦われる異色の戦争もの
現物が出る前にレヴューというのも反則ものではあるが、本作品はいきなり大和撃沈のシーンから始まる。結末を最初に見せてしまうというやり方には驚かされるが、わずか数分に凝縮されたシーンはすさまじいまでの迫力。これまでの大和撃沈を扱った作品の中でもトップクラスと言ってもいいだろう。そこから時間を遡って物語は始まるが、三段空母の赤城や最終改装前の長門が出てくるあたり、軍艦マニアにはたまらないだろう。物語の殆どは室内で展開され、クライマックスは黒板に数式を書きなぐりながらの解説という異色の展開。派手な戦闘シーンを期待していた人にはつまらないことこの上ないが、こういう理詰めで仮説を立証していくところは推理物にも共通していて、これが好きな人にはこの上なく面白い。ただ、この作品の本題は主人公の天才的な数学的頭脳を駆使してのやり取りにあるのではなくて、大和型戦艦を設計した技術将校(造船の神様と言われた平賀 譲氏を指しているだろうことは明白だが)が最後に打ち明ける本心にあるように思えてならない。この言葉で単なる金勘定だった話が、日本人の精神性の問題にまで昇華したように思う。蛇足ながら、館ひろし演じる山本五十六は映画に出て来る歴代の五十六の中で「最も軽い」と散々の悪評だったが、本人は茶目っ気があって博打が好きだったようで、案外こんな人物であったのかもしれない。
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chikuwabu2020/01/26に日本でレビュー済み
1.0/星5つ中駄作。沈む大和がかわいそう。いつもの山崎さん。
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原作未読です。
菅田将暉くん演じる天才数学者が、海軍の巨大戦艦計画を、数字の説得力で阻止しようという物語。
冒頭の大和沈没のシーンは、そこそこの出来だったのですが、
まー、脚本はご都合主義で、何の深みもなく、それぞれの人物造形も、ペラペラの薄さです。
まず、主人公の櫂直の天才ぷりが描けていない。100年に一人の天才といちいち言わなければならない。
天才であるが故の、狂気や凄味がフィルムに全く定着していない。
何より、彼が阻止しようとした大和は結局造られるわけで、そこの苦悩も、とても浅い。

空母の必要性を説く航空主兵主義の山本五十六も、大艦巨砲主義の嶋田繁太郎も、型通り。
軍部がバカばっかりということは、よく分かりますが。
「大和は依代(よりしろ)」と言い切る平山忠道だけは、最後の方よかったです。
あと、櫂直をサポートする田中正二郎を演じた柄本佑くんの演技はよかったですが、
総じて、キャラクターの厚みが全くなく、誰もかれも、無能にしか見えません。
菅田くんは、憑依型の俳優ですが、どういうキャラクターになるべきか悩んだまま、演技していたように思います。
山崎監督は、VFXはそれなりに頑張りますが、基本的に浅くて、薄口。人間をしっかり描ける作品がほとんどない監督だと思います。設定だけで、人物描写や、心理描写が下手。今作も悪い意味で期待を裏切りません。
この監督が、日本のトッププレイヤーというあたりが、邦画の限界なのかもしれません。

戦争と天才数学者の映画というとコンピュータの父アラン・チューリングの半生を描いた「イミテーション・ゲーム」が思い出されますが、そこには、天才の狂気と苦悩、何より国家という怪物の恐ろしさがしっかり描かれていました。
今作は、それらが、ふんわり漂うだけで、原作が漫画だからと言って、マンガ的展開の映画を作っても駄目でしょう。
かなり残念な作品です。
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ごうだたけし2020/01/12に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中予想を上回る
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かっこよくて頭脳明晰な菅田将暉さんが活躍する映画?
実際途中まではそうなのですが、あるところから、観客はこう思いはじめます。
「ん? 菅田さんが活躍したら冒頭のシーンにつながらなくない? この映画どう終わるの? 歴史が変わる仮想戦記なの?」
そこから物語をテンポよく、圧倒的な結末まで一気に誘導する脚本がすばらしい。
さらにすばらしいのが、ライバルとなる平山造船中将を演じる田中泯さんです。
また、ありがちな「先見の明がある思慮深い軍人」とは少し違う描かれ方をしている山本五十六を演じている舘ひろしさんや、老害クソジジイ役の橋爪功さんも最高です。
私は劇場で3回見ましたが、冒頭の大和の戦闘シーンを見たくなり購入しました。
ここは単に迫力があるだけでなく、米軍のある行動とそれ見送る日本という、本編にもつながる構造を描くことにも大成功している名オープニングです。
いろいろな魅力がつまった映画だと思います。
ぜひ多くの人に見てもらいたい傑作です。
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隊長2020/01/19に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中共感
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あまり深く考えずに、粗探ししようと思わずに見るといいですよ。
特に不正をすることが日本のためと言いながら、櫂直が書いた設計図で自分の案の問題点を指摘された平山造船中将が案を撤回する下りは、国家よりも自らの技術者としての誇りを優先する理工系思考をよく表していたし、この船を造ってはいけないと言っていながら、自分が引いた設計図の美しい船が実物のものとなることを選び、平山案の問題点を解決する解を櫂が結局教えてしまう(その決断にはかなりのジレンマがあったようでが、菅田将暉はその苦悩をうまく演じていたと思う)という抗えない理工系思考もよくわかっただけに、なんで教えたんだとは思わなかった。
「理工系人間はやっぱそうだよね」と共感持てた作品。旧海軍の作法がどうだとか言い出したらきりがありません。
そういった理由でよかったですよ。
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Amazon カスタマー2020/01/09に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中良い作品
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まずもってこの作品はあくまで現実に着想を得たフィクションなので、そこは勘違いしてはいけない。
原作を読んでいてこの映画を見たが、キャラの改変が上手でうまく裏切られた。ストーリーも原作とは違うが、実写化特有の残念な感じはない。ネタバレになるので言わないが、見る価値は存分にあると思う。恥ずかしながら何度も裏切られて思わず呻いてしまった。

戦争映画は日本が負けたために、こと敗戦が題材となると義士が「日本批判の作品だ!」と言ってくださるんだけれども、これはあくまでフィクションということを忘れてはいけない。
暴れん坊将軍だって水戸黄門だって、現実に着想は得ているけど実際とは全く異なる創作作品である。将軍が街中で成敗してたら驚きだ。この映画に関しても同じだということであるから、あまり戦争にこだわらず見てもらいたいものだ。
そして相変わらず白組のCGは圧巻である。男たちのYAMATO以降潜水調査が入って沈没原因が明らかになった分、描写もそれに即したものになっていて好感が持てる。
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ゆうくん2020/01/27に日本でレビュー済み
3.0/星5つ中ストーリーは荒唐無稽、作りもライトだが、冒頭シーンに大事な真実がある
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フィクションとして割り切って観れば、「なるほど、大和の建造の陰ではそんな議論も有ったかも」と思わせる視点が新鮮だった。但し、戦死者への弔い色が薄く、余りにも虚しい扱われ方で、海軍装備品の議論もかなり薄いので感情移入には限界がある。大和や当時の建造物のCGが見事だったが故に、もう少し当時の戦術議論を深く考証し、30分延ばして臨めば違ったのにと思うと勿体無い。
監督は「永遠の0」を撮った山崎貴だが、精度が至らない原作をカバーするのには限界があろう。映画としては底が浅いので、脚本も俳優陣も全体的に程よくライトだ。最初から最後まで青春ドラマか日曜劇場的で、恐らく大日本帝国海軍をここまで頭が悪そうに描いたのは本作が初めてかもしれない。さて、マイナス部分はここまでにして。

それでも冒頭にとても大事なシーンがある。大和が撃墜したグラマンからパラシュートで脱出したパイロットが、米軍飛空挺に救助されて戦線を離脱する様子を、呆気をとられて見つめる大和甲板機銃要員のシーンだ。まだ大和が海上に有って対空掃射している最中に、あんなに間近で大きな飛空挺が救出活動が出来たかどうかは大変疑わしいが、その思想だけは事実なのだ。
日本の零戦は軽くて運動性能は抜群だが乗組員の命を守る点を犠牲にしている。一方のグラマンは分厚い装甲板でコクピットや燃料タンクを覆って乗組員の爆発飛散を回避した。重く運動性能が劣る分、2機編隊で零戦1機を相手にしたのだが、最大の違いが戦闘海域には事前に駆逐艦や救助挺を配置して撃墜された搭乗員を救い、再びグラマンに載せたのだ。そう、兵士の生命を守る努力を米軍は惜しまなかったのだ。
日本軍はパイロット等の兵士を使い捨てにし、米軍は彼等を生かす正反対の思想だったのが大事な示唆なのだ。このシステムでは米軍以上に日本のベテラン搭乗員が直ぐに居なくなるので、最後はろくに空中戦も教えないままの学徒動員の神風特別攻撃隊などに頼らざるを得なくなった。
「誰の為の戦争か?」が、これ程違う国同士の戦争は人類史で見ても恐らく珍しいだろう。時の政府が掲げた「国体の為の戦争」の効率の悪さが如実に表現されている。
この印象的なシーンが冒頭に有るので、本作のシナリオとラストシーンに微かな説得力が生まれたのが救いだろう。勝つための軍備と負けるための軍備の論争に大和が使われたとは考えたくはないが、結果として「虎の子として温存していた大和ですら簡単に沈められた」は、国民の戦意喪失には大きく影響したのは間違いない。
本作は史実を使った後付けストーリーながら「象徴に引き摺られ易い日本人には、“アリかも”の視点かな」と、成立させるギリギリを狙った佳作と評価する。特に甘い見込みの低予算で実施を決めてから、後から費用が膨れ上がる政治の悪癖は良い切り口だろう。
でも邦画が目先の興行収入目当てに、このまま劣化するのはやっぱり忍びないなぁ。戦時に国民の命を預かる責務の重さをちゃんとオーラを纏って演じられる俳優が日本から居なくなっては困る、と改めて感じさせる映画でもあります。
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