ドラマ、セックスアンドザシティのキャリーを意識したような恋愛エッセーにレシピを取り入れたエッセイ集です。正直読んでいるといわゆるフッディーの自意識過剰ぶりが鼻につきます。それが好きな人もいるのかもしれませんが・・・。
ただレシピは本当にすばらしいです。アメリカの料理本は写真やイラストがほとんどなく、それでいて適当な文章で書かれているので作るのが大変なのですが、彼女のレシピは簡潔にかいつまんで書いてあり、なおかつ出来上がりの味がしっかりしていました。
いくつかつくってみておいしく、今までの私のレパートリーにはない味のものが出来上がったので次々に作ってしまいました。ただ多分日本だと手に入らないんだろうなあという材料が多々ありました。代用できるだろうなあと思うものと、味がかわってしまうだろうなあというものがありました。
鴨コンフィを使った【あれもこれもシチュー】、【にんじんとフェネルのスープ】、【トリュフ風味のエッグトースト】などは我が家の定番になりました。エッセイごとにレシピがあり、目次には料理名がのっていないので探すのが大変なのでレシピをノートに書き写したほどです。
エッセイとすると???な内容ですが、料理本としてはしっかり(でも絵も写真もありません。)ということで個人的には料理本としてかなり活用させていただいているので星3つで。
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