アマルティア・センは新古典主義者や開発至上主義者達に対峙する、我々に哲学的な啓示も与えてくれる偉大な人です。しかしながら、その主張の真意を理解するためには、こちらにも相当の能力を要求されます。
最近出版された「貧困の克服」や「経済学の再生」は平易で読みやすくはあるものの、単なる機会均等主義という誤解やそれぞれ分相応にといった安直な解釈等を生む危険もあると思う。訳に左右されるところもあるが、かといって原文を読みこなすのも難しい(英文そのものはそれほど難しいものではないが)。
この本は厚生経済学およびその周辺分野の日本の俊英である鈴村、後藤両氏がセンがアロー、ロールズらの思想をどう乗り越えて自分の世界を築いたかを論理立てて解説し、しかも今後の屡?開について自説も交えながら考察している点に特色があり、この分野に興味のある方の入門書として最適である。
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