2002年9月、新宿の髙島屋にあった「テアトルタイムズスクエア」にて鑑賞。(ちなみに2009年に閉館。)
当時は、劇場で「アマデウス」を鑑賞出来た感動が大きかったが、2019年の今、見直してみると一長一短があるのを感じた。
いくつか箇条書きで挙げさせて頂くと、
・皇女専属音楽教師への推挙を依頼すべくコンスタンツェがサリエリへモーツァルト直筆のスコアを持参し推挙の見返りとして夜に再訪する場面。オリジナル版以上にサリエリの苦悩が伝わった。この場面があって終盤のサリエリに対するコンスタンツェの冷淡さの理由が分かる。
・「後宮からの誘拐」終幕後にモーツァルトが手を出したプリマドンナの楽屋での場面。モーツァルトのだらしない品行やサリエリの心の落胆がより伝わるものの蛇足感があった。その前の彼女が花束をモーツァルトに叩きつける場面で何があったのか察しがつく。
・サリエリがモーツァルトからの借金依頼を断る場面。モーツァルトに対し複雑な感情を持つものの誠意ある忠告(音楽家として有名になる前に債務者として有名になるのは良くない)をして仕事を紹介する等、きちんとフォローをしていた事が分かる。
・かつてモーツァルトが子女への音楽教師を断った金持ちを数年ぶりに再訪し借金を申し込む場面。モーツァルトの零落ぶりがあまりに痛々しく見ていて辛かった。前半部に追加された飼い犬の前での演奏場面と合わせるとモーツァルトの絶頂と零落が際立つ。
・「魔笛」作曲前にモーツァルトが家族でジングシュピールを鑑賞する場面。当時のジングシュピールの雰囲気は伝わったものの冗長さを感じた。
ただし、あくまでオリジナル版と比較しての評価であり作品としての「アマデウス」はもちろん星5つです。
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