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アポロンの島 (講談社文芸文庫) 文庫 – 1998/1/9

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

地中海地方の溢れる光の中をひとりバイクで旅する青年が出会う人々や風景を、明晰なことばを積み重ねてくっきりと描き出した「アポロンの島」「大きな恵み」、キリスト教についての著者の基本的な考えがうかがえる「エリコへ下る道」、戦時中の重苦しい時代に土俗的な雰囲気の中で成長する少年を自伝的に描いた「動員時代」の四つの作品群からなる短篇集。


登録情報

  • 文庫: 270ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/1/9)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4061975986
  • ISBN-13: 978-4061975989
  • 発売日: 1998/1/9
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3 7件のカスタマーレビュー
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形式: 文庫
本書は、去年に80歳で亡くなられた小川国夫さんのデヴュー作。かつ、おそらく最も良く知られた小川さんの作品かと思います。

これは至極、私個人の勝手な読書歴によった印象なのですが、私がはじめてこの本を手に取ったのが19の頃だった。その時は、全てを通して一息に読み飛ばす形だったのを覚えている。…また、ただ読み飛ばすことのできるような文体で書かれていた。

しかし、本書の各場面の“印象”のうち、私に鮮やかに刻まれた箇所は、数年経っても無くならなかった。彼のギリシア旅行に取材されたもの…ナフプリオやミコノスを舞台にした雨降りの場面などは、個人的に東欧に憧憬を持っているからなのか、とくに忘れられないものだった。

例えば、本書の場面に数ある“情景”“人物間の会話”…は、それ自体淵のように開けても居るけれど、そのまま何事でもないように読み飛ばすこともできる。どこか引っかかるか。そして何故、そこに引っかかるのか。そこに一体に何があるのか。…それは読者の数だけあるとは言えないでしょうか。結局、この作品を鏡にして、読者は自己自身の淵(過去)を覗くことになる。私は本書をそんな風に解しています。

“エレウシス美術館”“遊歩道”など、1枚の絵を見ているよう。それは絵葉書的なものでは無く、或る心象を映し出した風景画とは言えないでしょうか。
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投稿者 カスタマー 投稿日 2004/6/12
形式: 文庫
小川国夫の処女短編集(と言って良いと思う)。明らかに聖書から題材をとった一群の小説と、自らの体験に根ざした私小説群とから成り立っている。小川国夫の私小説は、著者自身が自分の周囲に固執して書いており、それがかえって世界の普遍を書く描くことになっている。小川国夫の小説は難解と言われているが、この短編集におさめられている小説は、難解ではない。
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投稿者 JurupariJuok@July 殿堂入りレビュアー 投稿日 2011/6/24
形式: 文庫 Amazonで購入
【作品の感想】
つまるところロードムービー感が良いんですよね的なことを言う人もいたりして、なにそれロードムービーって、日本語で言ってよ日本語で、けどそんなことより大事なことがあるじゃん、ハートっていうのかな。この作家の書くそれ以外のジャンルの作品、たとえば少年時代モノはつまらないのかと言うともちろんそちらも面白くて、この面白さの根幹の根幹はいったい何なのかというと、結局は島尾氏の例の有名な書評に書かれてることに尽きてしまうので、少し引用するぜ

「言葉を竹をたてかけるぐあいに並べただけなのに、行間から語りかけてくる何かがあって(中略)、こころよい律動をともなった文体で、ある過程を記録しつつ示してくれる」

やべえよな、もうことばはいらねえ。どの作品も10ページ以下で終わるものが多くて、非常に断片的で何が面白いのかさっぱりわからないって人もいると思うけど、自分はこの作品は掌編小説の理想形じゃないかと思ってて←これは隣のパキスタンが言ってることで俺じゃねーぞ、好きな掌編集は?と聞かれると間違いなくこのアポロンの島が一番に出てきます、しかしな世の中にはまだまだ本があるんだってことだけは忘れるな。

【おすすめ作品】
「東海のほとり」・・・小川国夫を読んだことがない人はこの作品中では、一番わかりやすい作品で、な
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形式: 文庫 Amazonで購入
持っているはずでしたが、見つからず、ギリシャ旅行に持っていくため遅いでかいました。
きれいだし、満足しています。
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