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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4988003828325
- 監督 : 境宗久
- メディア形式 : Blu-ray, 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 50 分
- 発売日 : 2015/10/7
- 出演 : 三石琴乃, 金元寿子, 佐藤利奈, 小清水亜美, 伊藤静
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B00LJOEPAW
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 202,381位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- カスタマーレビュー:
商品の説明
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
誕生20周年を迎えた武内直子原作による少女漫画の金字塔「美少女戦士セーラームーン」の新シリーズ第12巻。“幻の銀水晶"を狙うダーク・キングダムの王女、クイン・ベリルに正義の戦士・セーラームーンが立ち向かう。第23話と第24話を収録。
内容(「Oricon」データベースより)
1992年に月刊誌「なかよし」で連載開始され、社会現象を起こした武内直子による原作マンガ『美少女戦士セーラームーン』が誕生から20年の時を経て、「幻の銀水晶」のごとく美しく甦る!ドジで泣き虫だけど元気が取り柄の中学2年生・月野うさぎは、額に三日月模様を持つ黒猫「ルナ」と出会い、愛と正義の戦士「美少女戦士セーラームーン」として仲間の戦士とともに幻の銀水晶を探し、プリンセスを守るという使命を帯びる…。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
8 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年10月22日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
子どもたちが楽しんでいますので、良かったですが、続きは早く見たいと言われてしまいます。2話収録のため。待ってようねというと納得はしてくれていますが。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年10月3日現在、TOKYO MXでは9/28付けで、第2期の最終回を迎えた「Crystal」。だが、早々と10/5から第1期を再放送するとのことだ。アニマックスでも、現在「Act.20 クリスタル・トーキョー」まで話が進んでおり、別枠の時間帯でも第1期からの再放送がスタートする。何故、これほどまでにこのアニメを地上波で流すのか。理由は明白だ。この「Crystal」の第3期の制作が決定したからである。先日、ニコ動で第2期の最終回を迎えた際、エンディングテーマが流れた後、画面上に「Crystalの今後の展開は、セーラームーン公式サイトで順次お知らせしていきます」という表示が現れた時から「もしや第3期の制作を考えているのでは…」と嫌な予感はしていたのだが、まさか現実のものになるとは思ってもみなかった。恐らく、新作ミュージカル「Un Nouveau Voyage」で、セーラー戦士10人が集結したことに目を付け、「この勢いで、ついでにこちらも10人登場させよう」と安易な気持ちで決定したとしか思えない知らせである。ミュージカルが絶賛されているのは良しとして、これだけ酷評を受けているのにも関わらず、この「Crystal」のアニメ制作を続行しようとする連中の意図が全く理解できない。しかし、決定してしまったのであれば、「キャラデザ・声優の変更ができないのは仕方ないとして、監督・アニメーター等のスタッフ一同は、オールチェンジでお願いしたい」と、切に願う。ハッキリ言って、これまでの「ダーク・キングタム編」「ブラック・ムーン編」を通して、スタッフ達の「セーラームーン」に対する「愛」が全く感じられなかった。「アップグレード」とは名ばかりの、やっつけ仕事の映像。オープニングと変身シーンのCGに変な凝りを見せ、益々不自然になったキャラクターの動きと表情。旧作エピソードを拝借して描いた、余計な演出故の辻褄の合わないストーリー。話が進むに連れて、動かなくなった人物の紙芝居状態。全てにおいて、改善課題が山積みである。担当スタッフ達の、今までのやる気の無さを悔い改め、これらの問題点を解決していかなければ、旧作である「セーラームーンS」放送当時、大きなおともだちや百合ファンに人気の高かったウラヌスとネプチューン、そして今回の戦いの鍵を握る土萠ほたること、サターンを登場させたところで、これまでの駄作を見せ付けられ絶望した、嘗ての「セーラームーン愛」に溢れていたファンの心を取り戻すことは到底不可能であろう。最も、もはやこの新作アニメのターゲットが誰に向けられたものなのかが、既に皆無であるのだが。そして、次回作からのBlu‐ray・DVDリリースの悪質なやり方を今一度考え直してほしい。円盤一枚に、たった2話しか収録されていないのにも関わらず、クオリティの低いチャームやブックレットとBOX仕様で、値を釣り上げての悪どい商売は如何なものか。力を入れるべきなのはアニメの内容であって、そこではないだろう。結果として、現在でもAmazonを始めとする各ショップでは、未だに第1巻の初回限定版が売れ残っている。これが消費者の答えだ。余計な特典など無くても、良いアニメというものは円盤だけのリリースで十分売れるのである。嘗ての旧作がそうであったように。
2015年9月29日に日本でレビュー済み
『crystal』第3期の製作が決定したとのことなので、13巻のレビューに書こうと思っていた総括記事をこちらに書くことにします。
この作品をお薦めする人
1.出演声優さんの大ファンで、その人が出ている作品ならどんな作品でも集めたいという人
2.更科ことの、浅沼一等といった旧作アニメ未登場キャラのファン(8巻と9巻だけ買えばカバーできます)
3.クインベリルの切ない片想いを見たい人(6巻だけ買えばいいです)
4.旧作デマうさ回の改変に不満があった人(11巻だけ買えばいいです)
5.旧作でプルートのキングエンディミオンへの片想いがオミットされていたことが不満だった人
6.旧作のタキシード仮面の闇堕ち描写に緊張感が足りないと思った人(6巻だけ買えばいいです)
7.旧作のちびうさがワイズマンの手に落ちた理由が子供っぽすぎると思った人
8.チャームなどの特典がどうしても欲しい人(ただし1巻と、恐らく8~11巻のチャームはプレミアムバンダイで発売されていたイヤホンジャックの金型流用です)
9.この作品のどこがどうダメなのか検証したい人
この作品をお薦めしない人
1.旧作(実写、ミュージカルのいずれかでも可)以外は認めないという人
2.旧作、実写、ミュージカルのいずれかまたはそのうち複数が好きで、今度はどういう工夫を凝らして映像化したのか楽しみにしている人
3.変身シーンや旧作・原作の名場面を今の技術で映像化するとどうなるのか見てみたい人(スマホのパズルゲームの方がまだいいかもしれません)
4.旧作や実写版で四天王と四守護神の前世の恋模様がオミットされていたことが不満だった人(PCエンジン版や一部のミュージカルの方がずっと出来がいいです)
5.原作の絵柄や雰囲気、世界観が好きだった人
6. これまでセーラームーン関連作品を見たことがなく、どのような作品なのか知りたい人
当初のコンセプトから考えれば、「お薦めしない人」の1以外こそが、この作品の本来のターゲットだったはずです。ですが実際には、
「改変部分で良かったのはヴィーナスのローリングハートバイブレーションの扱いくらいで、他は変えれば変えるほど辻褄が合わなくなる」
「映像は最終的にはアップグレード版ですら完全に直りきらず、信じられないような台詞のミスまである」
「漫画的な演出の入れどころを間違えて原作の雰囲気をぶち壊しにしている」といった具合で、
必死によかった探しをしてようやく一部のキャラの描写に原作の名残を見出だすことができるといった有り様です。
「原作沿いにしたからダメなのではなく、そもそもアニメ作品としての質が低すぎるからダメ」。これが、私がこの作品を1年間見続けてきた上での結論であり、購入を検討されている方に何よりも伝えたいことです。
これまでのレビューで、私は「スタッフはいったい何をやっているのか」といった言い方をしてきました。確かにそれは適切な言い方ではなかったかもしれません。ブラックとしか言えない労働環境であったならば、本来出せる力も出せないし、防げるミス、直せるミスもカバーしきれなくなるでしょう。ですが、結果として出てきた作品の質が悪いことは事実ですし、それがスタッフではないにせよプロデューサーや東映上層部、原作サイドなど広義の製作側の責任であることは確かだと思います。
東映サイドは、何よりもまずスタッフがいいものを作ることのできる環境を整えるべきでした。イベントでの上映のことばかりを考えて肝心の作品の出来を蔑ろにするなど、商売のことしか考えないやり方は慎むべきでした。
『プリキュア』などを観ると、やはりさすが東映と思える素晴らしさです。なぜ『セーラームーン』にそのリソースを多少なりとも割くことができなかったのでしょうか。知名度があるからお金をかけなくても売れると高をくくってでもいたのでしょうか。
ですが、あり得ないようなミス全てをクリアできる環境が整っていたとしても、恐らくは凡作の域を出なかっただろうと思います。作品としての軸があまりにもぶれているからです。恐らく東映サイドは旧作のような作品を作りたかったのでしょうが、それができないと確定した以上は原作の良さを引き出す方向で演出を考えるべきだったと思います。旧作とは根本的に別物である原作の持ち味を前面に出すことを拒絶し、無理矢理に旧作と類似したものに見せかけようとするかのような作り方は、まるでケーキをステーキに仕立てあげるかのような違和感しか生みませんでした。
また、よく「原作者サイドの拘りが強すぎたせいでおかしなことになった」と言われますが、私はむしろ拘りがなさすぎたこと、あるいは拘るポイントがずれていたことが問題だったと思います。四天王と四守護神の恋物語をマンガにしたいと思っていたほどならば、この機会にエピソードの提案くらいすべきだったでしょうし、キャラのカラーリングや細部の設定、旧作と原作の相違点や番外編の要素をどのように汲み入れるかなど、もっと細かく監修できたはずです。
実際のところ、脚本の破綻の多くは第二部完結までの原作を最初にきちんと読んでいれば防げるものだったと思います。それすらできないほどに現場がカツカツだったのであれば、そうした部分でこそ原作サイドのサポートが必要だったのではないでしょうか。
原作の翻案としては、時代や尺に合わせるための多少の改変はあるにせよ、実写版や新作ミュージカルの方がよほど完成度が高かったと思います。「旧作のことは一旦リセットして、原作の要素を活かしつつ独立した作品として成立するよう再構築する」という当たり前のことがきちんと出来ています。
ただ、声優さんたちの演技は(声質があまり合っていない人や演技の方向性が不可解な人も一部いますが)素晴らしかったです。特に、第二部終了直前のイベントでの『まこちゃんのユーウツ』の生アフレコは、亜美ちゃんが勉強に燃えまくる様子をはじめ非常にクオリティが高かったです(これも、旧作の水野亜美のイメージをかなぐり捨てて原作の亜美ちゃんを再現した金元寿子さんの手腕ゆえでしょう)。
ですから、もし『crystal』の続編を作るならば、CDドラマ(話が通じる脚本を書ける方が担当するのが前提ですが)や、原作の絵に声と音楽を合わせたオーディオコミックのような形ならありかな、と思っていたのですが…まさかの第3期製作決定です。
第3期に向けて何よりも必要なのは、まずは観る側の心構えでしょう。原作のはるかは男装の麗人ではなく両性具有のアンドロギュノスで、女性態のときは言葉遣いも女性的になります。また、はるかもみちるもまずはプリンセスが第一で、「はるかのいない世界なんて守ってもしょうがない」などという台詞は逆立ちしても出てきえません。それが原作の世界観なのだと理解して、受け入れる用意をしておく必要があると思います。
ですが、第1期と第2期のように作画・脚本が作品の体をなさないほどにひどいものであったり、中途半端に旧作要素を取り入れてどっちつかずになってしまうようならば、どんなに心を広く持っても受け入れることはできないでしょう。そして、本来そのような心の準備をする必要のない原作派の方にすら、大きな違和感を与えてしまうことになるでしょう。
誰のせいで作品内容に問題があるのかは、視聴者には完全に知ることはできません。ただ、セーラームーンの名に恥じない作品を見せてほしいと思うだけです。第3部に関わる方々には、そのために一丸となって頑張ってほしいと思います。
最後になりましたが、この巻の収録内容について触れておきます。
やはり特筆すべきは、ジャケットにもなっているブラックレディでしょう。
前のデマうさ回などでうさぎの夢に出てきたブラックレディが非常に美しかったので期待していたのですが、やはり動きがついてしまうと…といった感じです。これまでのような明らかなミスの放置がない分、まだよかったと思わなければならないのかもしれませんが。
それ以上にもったいないと思うのが音楽面です。ブラックレディの登場場面で流れる曲は単独でも非常にいい曲なのですが、実はこれは『ちびうさのテーマ』のマイナーアレンジとなっています。しかしながら、ここまでに日常回がほとんどなかったためそもそも『ちびうさのテーマ』自体がほとんど使われておらず、「『あのかわいかったちびうさがこんな姿に…』という衝撃を音楽面からも補強する」という作曲者の意図が全く実現されなくなってしまっています。
(サントラのレビューにも書きましたが、音楽面での問題は作曲者ではなく作曲者に曲のオーダーを出した方の責任が大きいと思っています。ちびうさがほぼずっとブラックムーンに怯えっぱなしの原作をアニメ化するのに、あのような明るい曲をどうして発注してしまったのでしょうか)
また、Act. 23だけを見るとプリンス・デマンドの瞳の作画にミスがあるように思えるかもしれませんが、Act. 24まで見ると実はあれが伏線になっているということがわかります。本当に、こうした丁寧な描写の積み重ねを他の部分でもやってほしかったところです。
なお、以上のレビューのうちブラックムーン編に関する部分は、商品版を確認した上のものではなく、地上波で放送されたものに準拠していることをお断りしておきます。
この作品をお薦めする人
1.出演声優さんの大ファンで、その人が出ている作品ならどんな作品でも集めたいという人
2.更科ことの、浅沼一等といった旧作アニメ未登場キャラのファン(8巻と9巻だけ買えばカバーできます)
3.クインベリルの切ない片想いを見たい人(6巻だけ買えばいいです)
4.旧作デマうさ回の改変に不満があった人(11巻だけ買えばいいです)
5.旧作でプルートのキングエンディミオンへの片想いがオミットされていたことが不満だった人
6.旧作のタキシード仮面の闇堕ち描写に緊張感が足りないと思った人(6巻だけ買えばいいです)
7.旧作のちびうさがワイズマンの手に落ちた理由が子供っぽすぎると思った人
8.チャームなどの特典がどうしても欲しい人(ただし1巻と、恐らく8~11巻のチャームはプレミアムバンダイで発売されていたイヤホンジャックの金型流用です)
9.この作品のどこがどうダメなのか検証したい人
この作品をお薦めしない人
1.旧作(実写、ミュージカルのいずれかでも可)以外は認めないという人
2.旧作、実写、ミュージカルのいずれかまたはそのうち複数が好きで、今度はどういう工夫を凝らして映像化したのか楽しみにしている人
3.変身シーンや旧作・原作の名場面を今の技術で映像化するとどうなるのか見てみたい人(スマホのパズルゲームの方がまだいいかもしれません)
4.旧作や実写版で四天王と四守護神の前世の恋模様がオミットされていたことが不満だった人(PCエンジン版や一部のミュージカルの方がずっと出来がいいです)
5.原作の絵柄や雰囲気、世界観が好きだった人
6. これまでセーラームーン関連作品を見たことがなく、どのような作品なのか知りたい人
当初のコンセプトから考えれば、「お薦めしない人」の1以外こそが、この作品の本来のターゲットだったはずです。ですが実際には、
「改変部分で良かったのはヴィーナスのローリングハートバイブレーションの扱いくらいで、他は変えれば変えるほど辻褄が合わなくなる」
「映像は最終的にはアップグレード版ですら完全に直りきらず、信じられないような台詞のミスまである」
「漫画的な演出の入れどころを間違えて原作の雰囲気をぶち壊しにしている」といった具合で、
必死によかった探しをしてようやく一部のキャラの描写に原作の名残を見出だすことができるといった有り様です。
「原作沿いにしたからダメなのではなく、そもそもアニメ作品としての質が低すぎるからダメ」。これが、私がこの作品を1年間見続けてきた上での結論であり、購入を検討されている方に何よりも伝えたいことです。
これまでのレビューで、私は「スタッフはいったい何をやっているのか」といった言い方をしてきました。確かにそれは適切な言い方ではなかったかもしれません。ブラックとしか言えない労働環境であったならば、本来出せる力も出せないし、防げるミス、直せるミスもカバーしきれなくなるでしょう。ですが、結果として出てきた作品の質が悪いことは事実ですし、それがスタッフではないにせよプロデューサーや東映上層部、原作サイドなど広義の製作側の責任であることは確かだと思います。
東映サイドは、何よりもまずスタッフがいいものを作ることのできる環境を整えるべきでした。イベントでの上映のことばかりを考えて肝心の作品の出来を蔑ろにするなど、商売のことしか考えないやり方は慎むべきでした。
『プリキュア』などを観ると、やはりさすが東映と思える素晴らしさです。なぜ『セーラームーン』にそのリソースを多少なりとも割くことができなかったのでしょうか。知名度があるからお金をかけなくても売れると高をくくってでもいたのでしょうか。
ですが、あり得ないようなミス全てをクリアできる環境が整っていたとしても、恐らくは凡作の域を出なかっただろうと思います。作品としての軸があまりにもぶれているからです。恐らく東映サイドは旧作のような作品を作りたかったのでしょうが、それができないと確定した以上は原作の良さを引き出す方向で演出を考えるべきだったと思います。旧作とは根本的に別物である原作の持ち味を前面に出すことを拒絶し、無理矢理に旧作と類似したものに見せかけようとするかのような作り方は、まるでケーキをステーキに仕立てあげるかのような違和感しか生みませんでした。
また、よく「原作者サイドの拘りが強すぎたせいでおかしなことになった」と言われますが、私はむしろ拘りがなさすぎたこと、あるいは拘るポイントがずれていたことが問題だったと思います。四天王と四守護神の恋物語をマンガにしたいと思っていたほどならば、この機会にエピソードの提案くらいすべきだったでしょうし、キャラのカラーリングや細部の設定、旧作と原作の相違点や番外編の要素をどのように汲み入れるかなど、もっと細かく監修できたはずです。
実際のところ、脚本の破綻の多くは第二部完結までの原作を最初にきちんと読んでいれば防げるものだったと思います。それすらできないほどに現場がカツカツだったのであれば、そうした部分でこそ原作サイドのサポートが必要だったのではないでしょうか。
原作の翻案としては、時代や尺に合わせるための多少の改変はあるにせよ、実写版や新作ミュージカルの方がよほど完成度が高かったと思います。「旧作のことは一旦リセットして、原作の要素を活かしつつ独立した作品として成立するよう再構築する」という当たり前のことがきちんと出来ています。
ただ、声優さんたちの演技は(声質があまり合っていない人や演技の方向性が不可解な人も一部いますが)素晴らしかったです。特に、第二部終了直前のイベントでの『まこちゃんのユーウツ』の生アフレコは、亜美ちゃんが勉強に燃えまくる様子をはじめ非常にクオリティが高かったです(これも、旧作の水野亜美のイメージをかなぐり捨てて原作の亜美ちゃんを再現した金元寿子さんの手腕ゆえでしょう)。
ですから、もし『crystal』の続編を作るならば、CDドラマ(話が通じる脚本を書ける方が担当するのが前提ですが)や、原作の絵に声と音楽を合わせたオーディオコミックのような形ならありかな、と思っていたのですが…まさかの第3期製作決定です。
第3期に向けて何よりも必要なのは、まずは観る側の心構えでしょう。原作のはるかは男装の麗人ではなく両性具有のアンドロギュノスで、女性態のときは言葉遣いも女性的になります。また、はるかもみちるもまずはプリンセスが第一で、「はるかのいない世界なんて守ってもしょうがない」などという台詞は逆立ちしても出てきえません。それが原作の世界観なのだと理解して、受け入れる用意をしておく必要があると思います。
ですが、第1期と第2期のように作画・脚本が作品の体をなさないほどにひどいものであったり、中途半端に旧作要素を取り入れてどっちつかずになってしまうようならば、どんなに心を広く持っても受け入れることはできないでしょう。そして、本来そのような心の準備をする必要のない原作派の方にすら、大きな違和感を与えてしまうことになるでしょう。
誰のせいで作品内容に問題があるのかは、視聴者には完全に知ることはできません。ただ、セーラームーンの名に恥じない作品を見せてほしいと思うだけです。第3部に関わる方々には、そのために一丸となって頑張ってほしいと思います。
最後になりましたが、この巻の収録内容について触れておきます。
やはり特筆すべきは、ジャケットにもなっているブラックレディでしょう。
前のデマうさ回などでうさぎの夢に出てきたブラックレディが非常に美しかったので期待していたのですが、やはり動きがついてしまうと…といった感じです。これまでのような明らかなミスの放置がない分、まだよかったと思わなければならないのかもしれませんが。
それ以上にもったいないと思うのが音楽面です。ブラックレディの登場場面で流れる曲は単独でも非常にいい曲なのですが、実はこれは『ちびうさのテーマ』のマイナーアレンジとなっています。しかしながら、ここまでに日常回がほとんどなかったためそもそも『ちびうさのテーマ』自体がほとんど使われておらず、「『あのかわいかったちびうさがこんな姿に…』という衝撃を音楽面からも補強する」という作曲者の意図が全く実現されなくなってしまっています。
(サントラのレビューにも書きましたが、音楽面での問題は作曲者ではなく作曲者に曲のオーダーを出した方の責任が大きいと思っています。ちびうさがほぼずっとブラックムーンに怯えっぱなしの原作をアニメ化するのに、あのような明るい曲をどうして発注してしまったのでしょうか)
また、Act. 23だけを見るとプリンス・デマンドの瞳の作画にミスがあるように思えるかもしれませんが、Act. 24まで見ると実はあれが伏線になっているということがわかります。本当に、こうした丁寧な描写の積み重ねを他の部分でもやってほしかったところです。
なお、以上のレビューのうちブラックムーン編に関する部分は、商品版を確認した上のものではなく、地上波で放送されたものに準拠していることをお断りしておきます。
2015年9月1日に日本でレビュー済み
ファーストビジュアルファンブックのスタッフインタビュー読んで、考えたらわかる事なんです。
アニメは複数の人間の分業体制で、動かす為にも線は簡略化する必要がある。だから、原作に似せながらも、動かしやすい絵にアレンジするのに、極力原作/寄りにするよう指示された。それは、原作者が自分の絵の再現にこだわったと言う事。
原作ありなんだから、似せるのは当然だけど、動かす事考えたら、多少変えるのは仕方ないんです。アニメ好きの原作者なら、アニメは別物と割り切って、どうしても譲れない部分以外はアニメスタッフに一任すると言う記事もよく見ます。
武内先生の絵は、異様に手足が細長く、目は睫毛バサバサ!←他のアニメと比較してください。あんなバサバサはまずありません!超描きにくく、動かしにくいんです。(試しに、ご自分で睫毛の位置を変えずに、振り向くカット描いたら、如何に難しいかわかります。)アニメーターでない私にもわかる事。なのに、原作にあそこまで近付けた。作画作業が滞るのは当然です。ストーリーも、アニメは本編約20分に物語としてきちんと収めねばならないから、原作のエピソードの取捨選択、入れ替えは当然なんですが、こちらも、原作者の意/向が強く反映され、アニメとしての質を下げた可能性があるんです。
アニメと漫画は、話の構成とか違いますから!私も、昔は、「キャンディ」が原作と違うー!と怒った事ありますから、原作どーりに!と言う原作ファンの気持もわかりますがね。
旧作ファンには絵やストーリーでけなされ、原作ファンでも、あれが違うこれが違うと不満を言う人も結構多くて。初回限定版/は発/売から1年以上経っても新品がある…。これが「成功」でしょうか?原作そのままだと喜んでるのは、信者と言えるくらいの盲/目的なファンだけでは?
私は、超過密/スケジュールで/作らされたスタッフが可哀想だと思います。
アニメは複数の人間の分業体制で、動かす為にも線は簡略化する必要がある。だから、原作に似せながらも、動かしやすい絵にアレンジするのに、極力原作/寄りにするよう指示された。それは、原作者が自分の絵の再現にこだわったと言う事。
原作ありなんだから、似せるのは当然だけど、動かす事考えたら、多少変えるのは仕方ないんです。アニメ好きの原作者なら、アニメは別物と割り切って、どうしても譲れない部分以外はアニメスタッフに一任すると言う記事もよく見ます。
武内先生の絵は、異様に手足が細長く、目は睫毛バサバサ!←他のアニメと比較してください。あんなバサバサはまずありません!超描きにくく、動かしにくいんです。(試しに、ご自分で睫毛の位置を変えずに、振り向くカット描いたら、如何に難しいかわかります。)アニメーターでない私にもわかる事。なのに、原作にあそこまで近付けた。作画作業が滞るのは当然です。ストーリーも、アニメは本編約20分に物語としてきちんと収めねばならないから、原作のエピソードの取捨選択、入れ替えは当然なんですが、こちらも、原作者の意/向が強く反映され、アニメとしての質を下げた可能性があるんです。
アニメと漫画は、話の構成とか違いますから!私も、昔は、「キャンディ」が原作と違うー!と怒った事ありますから、原作どーりに!と言う原作ファンの気持もわかりますがね。
旧作ファンには絵やストーリーでけなされ、原作ファンでも、あれが違うこれが違うと不満を言う人も結構多くて。初回限定版/は発/売から1年以上経っても新品がある…。これが「成功」でしょうか?原作そのままだと喜んでるのは、信者と言えるくらいの盲/目的なファンだけでは?
私は、超過密/スケジュールで/作らされたスタッフが可哀想だと思います。
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