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アニメ「評論家」宣言 単行本 – 2003/11/28

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単行本, 2003/11/28
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商品の説明

著者からのコメント

アニメを言葉でつかまえること

『「アニメ評論家」宣言』は、ここ数年の間に、DVDのブックレットや、ムックなどに書いた原稿を集め1冊にまとめたものだ。アニメ評論文コンテストの受賞原稿も収録したほか、6本の評論のほか、各原稿の後ろに付けた一言コメントなど、書き下ろしもかなりの量になっている。対象となる作品は『太陽の王子ホルスの冒険』から『ほしのこえ』まで幅広く、この種の本としてはかなりバラエティに富んだ内容になっていると思う。
 この本に収録された原稿を書く時に、僕がいつも考えていたのは、「アニメを見るという体験を言葉でつかまえることはできないだろうか」ということだ。メイキングや技術論に比重を置いた「研究」でもなく、無邪気な「感想」でもなく、ましてやアニメを題材にした「自説の開陳」でもない、ごく普通の鑑賞体験を言葉にすること。そういうことができないものか。
 もちろん鑑賞体験を言葉にする、といっても、作品を冒頭から実況するというわけではない。作品を見たときに感じた、自分の心の揺れ動きや気になるアイテムなどを核にして、作品の存在に迫るような思考を展開していくということだ。そしてそこでは、あくまでもアニメが主語――なによりも先に登場して、文章全体のトーンを決定づける存在――でなくてはならない。
 これは別に僕が思いついた、僕だけの考え方というわけではない。20年前を振り返れば、「アニメック」には時評欄的性質の強いアニメックステーションがあり、アニメージュには書き手の個性が前面に出た「いいシーンみつけた」に代表される一群のコーナーがあった。「はじめに」でも書いたが、書籍でも「アニメ大好き!」が出版されていた。自分たちの好きなアニメを、情熱をもって語ろうとする流れというのが、当時ははっきりとあったのだ。どうしてそれがなくなってしまったのか。いろいろな分析はあるだろうけれど、アニメの評論というのは既に、過去に一つの流れとしてちゃんと存在したのだ。僕にとっては、当時試みられていた言葉によるアニメへのアプローチというのを、自分なりになりに継続できないかというのが原稿を書く動機の一つになっている。
 しかし現在、評論を商売になる形で書くのは大変だ。なにしろ発表の場所が少ない。ある新聞記者が数年前に、アニメ誌の編集長に取材をし「アニメ誌で批評はありえるか云々」という質問もしたという。それについての回答を教えてもらったが、「カタログ情報誌なので、広告がある以上、批評はなじまない」「無料でTV放送されているものの優劣を指摘するのは難しい」「画像使用の許可を得て誌面を作っている以上、それはできない」等々、ある意味では予想通りの内容だった。各回答を改めてここに書き記してみると、「批評=評論なのか?」という論議を呼びそうな疑問は棚上げするとしても、今後もライターがアニメ誌で評論を書く機会はなかなかありそうにはない。20年の間に、アニメに一番近い活字メディアであるアニメ誌が、見かけ以上に変化しているのかもしれない。
 もしアニメ評論を書きたいなんて奇特なことを思っている人がいたら、まず、どんな媒体で仕事をすれば、評論を書くチャンスが回ってきやすいか、ちゃんと考えたほうがいい。やる気があるならば、場合によってはメディアも自分で運営した方が早道かもしれない(僕はあまりそこには興味がないけれど)。

 なんだか少々たいそうな話題になってしまったけれど、僕が言いたいのはシンプルなことだ。僕はアニメが好きだ。アニメなんて、もともとたいしたものじゃない。でも、それを見ていると、かけがえのないものがそこにあるとしかいいようのない気持ちになることがある。そして、その気持ちを言葉でつかまえようとしたくなる。そんなささやかなチャレンジの成果がこの1冊だ。
 もしあなたがアニメを見て、やはりそこにかげがえのなさを感じているのならば、きっとこの『「アニメ評論家」宣言』を楽しんでもらえると確信している。

内容(「BOOK」データベースより)

『ガンダム』『千と千尋の神隠し』『ほしのこえ』…。富野由悠季、宮崎駿らに精力的に取材、執筆活動を続けてきたアニメ評論の俊英、ここに堂々のデビュー!アニメーション評論文コンテスト最優秀賞受賞。

登録情報

  • 出版社 : 扶桑社 (2003/11/28)
  • 発売日 : 2003/11/28
  • 単行本 : 303ページ
  • ISBN-10 : 4594042112
  • ISBN-13 : 978-4594042110
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.5 3個の評価

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2007年6月24日に日本でレビュー済み
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2003年12月17日に日本でレビュー済み
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2006年2月3日に日本でレビュー済み