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アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書) 新書 – 2010/7/20
- Kindle版 (電子書籍)
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蜜月から戦争へ。スマートフォン、電子書籍、OSなど、さまざまな局面で対立の様相を見せるITの両巨頭。
いかなる思惑ゆえに両社は戦うに至ったのか。世紀の戦いを通じてウェブとテクノロジーの未来を読み解く! !
常に革新的な製品・サービスを提供する現代の寵児、それがグーグルとアップル。
異なるビジネスモデルの下にそれぞれ目覚しい成長を遂げてきた両者は、これまで蜜月の間柄に合った。
しかし、ここに来て、さまざまな局面で対立の様相を深めている。
スマートフォン、タブレット、電子書籍、クラウド、広告ビジネス……。
繰り返される衝突は運命の悪戯か?必然か?
前著『アップルとグーグル』(インプレスR&D)において、日本企業にない両社の先進性を浮き彫りにした著者が、スマートフォン、電子書籍、OS、etc.の事業で競合するに至った背景を読み解く。
似ているようで違う両社はそれぞれにどのような未来を見据えているのか。
「戦争」の先にITの未来が見える。
クラウド時代を行きえるビジネスマンの指針となる一冊。
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2010/7/20
- ISBN-104797359633
- ISBN-13978-4797359633
商品の説明
出版社からのコメント
この交代劇の背景に少なからぬ影響を与えているのが、IT産業というコンテクストの地滑り現象だ。これまでITといえば、1970年代にその原型が登場したデスクトップパソコンや1990年代に原型ができたノート型パソコンといった「IT専用機器」の、画面の上で繰り広げられる世界を示していた。
しかし、今日のわれわれの生活では、そうした「IT専用機器」は少しずつなりをひそめ、替わってiPhoneのような新世代スマートフォンと呼ばれる携帯電話、iPadのようなストレートと呼ばれる板型機器、そしてApple TVのようなリビングの大型テレビに接続されたリモコン操作のセットトップボックスといった、「ポストPC機器」が活躍することが増えてきた。
CMで「自分が世界を変えると本気で信じている人々が本当に世界を変えている」とうたったアップルも、創業者が「人々の暮らしに影響することこそやる意義がある」と語るグーグルも、IT革命をただのパソコン用ソフトやウェブサービスの開発とは捉えず、デジタル革命で人類をどう前進させるかを常に考え続けていた。
そのおかげで、書斎に置かれたパソコン画面上の出来事にすぎなかったデジタル革命が、ポストPC機器を通して、一般の人々の日常風景の中にどんどん溶け出していったのだ。
アップルとグーグルはまた、自分たちだけでは革命を成し得ないと、他のソフト開発社やハード開発社を巻き込み生態系もつくった。その甲斐あって、両社は名実共に「ポストPC」の新IT業界における両雄となった―マイクロソフトも同じことを実践したが過去の資産という足かせが大き過ぎ、鳴かず飛ばずの状態だ。
両雄は、最初は広大な未開地に、新世代スマートフォンという概念やアドビのフラッシュに代わるHTML5という技術、アプリケーションマーケットといった市場を肩を並べて一緒に広げてきた。しかし、やがて、新世代スマートフォンが予想以上の爆発的売れ行きを見せたことで、衝突する場面も増えてきた。
今後、両社は「ポストPC」の世界で最終戦争を始めるのか、それともうまく棲み分けるのか。また、その他の企業やユーザーがより幸せになるためには、どちらが提示する未来についていけばいいのか。そもそも、両社は何を考え、どんな未来を目指しているのか。
動きも速ければ、戦争も激しい世界なだけに、両社には秘密も多く、多くの全貌を知ることは難しい。だが、両社がどこに軸足を置き、どこを目指しているのかを知ることは、今後のビジネス戦略を練る上でも欠かせないはずだ。(あとがきより抜粋)
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
㈱モディファイ代表取締役。1996年から企業家としてのキャリアをスタートし、数々の革新的なWebアプリケーションの開発に携わる。ソーシャルメディアとモバイルを中心としたマーケティング&プランニングを行うクリエイディブユニット「オガワカズヒロ」でも活躍中。著書に『Web2.0BOOK』(インプレス)、『仕事に使える! 超Twitter入門』(青春新書インテリジェンス)、『ソーシャルメディアマーケティング』(オガワカズヒロ名義での共著・ソフトバンククリエイティブ)など。
林 信行(はやし のぶゆき)
ITジャーナリスト&コンサルタント。1980年頃からアップルの動向に関心を抱き1990年から本格的な取材活動を開始。同社の技術的な取り組みやものづくりの姿勢、経営、コミュニティづくりなど、多方面にわたって取材を続けてきた。グーグルやブログ、SNSなどの動向についても多くの記事を執筆。著書に『iPhoneショック』『iPadショック』(ともに日経BP社)、『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』(アスペクト)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
株式会社モディファイ代表取締役。1996年から起業家としてのキャリアをスタートし、数々の革新的なWebアプリケーションの開発に携わる。ソーシャルメディアとモバイルを中心としたマーケティング&プランニングを行うクリエイティブユニット「オガワカズヒロ」でも活躍中
林/信行
ITジャーナリスト&コンサルタント。1980年頃からアップルの動向に関心を抱き1990年から本格的な取材活動を開始。同社の技術的な取り組みやものづくりの姿勢、経営、コミュニティづくりなど、多方面にわたって取材を続けてきた。グーグルやブログ、SNSなどの動向についても多くの記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2010/7/20)
- 発売日 : 2010/7/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 200ページ
- ISBN-10 : 4797359633
- ISBN-13 : 978-4797359633
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,180,898位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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1979年中学生の頃からIT最前線に興味を持ち個人の趣味として取材を開始。
1990年、米国テキサス州立ヒューストン大学在学中に月刊のパソコン雑誌、月刊アスキー、月刊MACPOWERで執筆活動を開始。
アップル社の研究開発の最前線や、新しい技術トレンド、ソフトウェアのレビュー記事などを手掛けつつ、米国在住の地の利と語学力を活かし、アップル社を中心に米国IT技術の最新トレンドを取材して国内の雑誌で報じていた。
1994年1月日本に帰国後も年に数回のペースで訪米し米国ITの最新動向を取材。
特にアップルの創業者、経営者らやマウス発明者、パソコンの生みの親などIT業界の基礎をつくってきた偉人達、ドン・ノーマン博士らに代表されるコンピューターのデザインに影響を与えた偉人達の取材で知られるようになる。
同時に当時、一般にも広まりつつあったインターネットのインフラ技術やネットビジネスの最前線の取材も開始。
こうした日本語での情報発信をする一方で、日本のテクノロジーカルチャーを英国、米国、フランス、韓国、台湾、スペインの新聞、雑誌、テレビなどにも記事を寄せていた(特に米国のWeb版Wiredと韓国のMacmadang誌では連載を持っていた)。
2000年頃からは、テクノロジーだけでは良い製品はつくれないと気が付き、「デザイン」を考察のもう1つの軸にし始める。IT業界のデザイナーや、そして最新のテクノロジーを使って新しい表現を模索するデジタル系のアーティストやデザイナーの取材に軸足を移し始める。
2007年、米国でiPhoneが登場したのをきっかけに日経BP社刊「iPhoneショック」を執筆。
2001年のiPod発売以降、日本のメーカーが、アップルをはじめとする米国のIT企業に負け続けている原因は組織構造にあると訴え、日本のメーカーや通信会社を対象とした講演やコンサルティング活動を開始。
同時に「スマートフォン」という新しい時代のデバイスが、世の中をどのように変えつつあるか、年間50回以上のペースで講演や大学などでの講義を通して伝え始めた。
2008年のiPhone国内発売の際には、公式の前夜祭イベントでMCを務めた。
同時期、Twitterのおすすめユーザーに選ばれ数中万人のフォロワーを獲得。
海外のヒット製品が、なかなかヒットしない日本市場で、はじめて言葉の壁を超えて日本市場に入り込み広まったiPhoneとTwitterの組み合わせによる新時代の到来を「iT革命」と呼び、多くの講演活動を行った(同時期、アスペクト社から「iPhoneとTwitterは、なぜ成功したのか」を出版)。
なお、Twitterでは、ソフトバンク代表の孫正義氏が利用を開始した時も、一番最初にフォローされたということもあり注目を集めた。
2010年前後からは国内のIT経営者が集まるイベント、Infinity Venture Summitなどで度々、モデレーターとして登壇。
国内のIT経営者、投資家らとの親交も深め、自らもいくつかのIT系ベンチャーにアドバイザーとして関わるようになる。
またデザイン関係の領域でも、学生を対象としたデザインコンペ、James Dyson Awardの審査員や後にグッドデザイン賞の審査員を務めるなどデザイン領域での活動も開始。
2012年に設立した伊藤忠ファッションシステムのifs未来研究所では、伊勢丹新宿本店におけるデジタル製品販売のディレクションを手がける他、ルミネ、BEAMS JAPANなどの企画にも関与。また、各界の著名人をゲスト講師に迎えたカタヤブル学校の副校長も務めた。
同じ時期からファッション業界、ヘルスケア/医療業界、そして教育におけるITに関しても取材を開始。それぞれの業界の専門誌に記事を執筆するなどの活動も開始。特にベネッセ 総合教育研究所で行っていた、これからの時代の教育を模索する連載「SHIFT」は大きな評判を呼んだ。
一方でAIやバイオテクノロジーの普及で、世の中の価値観が大きく変わろうとしている中、未来を模索するヒントは現代アートや伝統美の中にこそあると、アートや地域と伝統関係の取材に傾倒。現在は「22世紀に残すべき価値は何か」の問いに答えるべく、さまざまな活動をしている。
一般にはアップル社の新製品発表の取材記事や新製品レビューでよく知られているが、2011年にはGoogle社の依頼で東日本大震災の際、テクノロジーがどのように役に立ったか(そしてどのように役に立たなかった)かを調査。山路達也氏と取材して同社公式ホームページの連載「東日本大震災と情報、インターネット、Google」という連載記事としてまとめている(後に角川出版の本「Googleの72時間 東日本大震災と情報、インターネット」としてまとめられた)。
また、Microsoft社の公式ホームページのMacTopiaというコーナーでも10年以上にわたって「Apple's Eye」という連載を書いていた経験を持つ。
現在のジャーナリスト/コンサルタント以外の肩書はREVOLVER社社外取締役。金沢美術工芸大学客員教授。グッドデザイン賞審査員、ほか。
現在の連載は「Tech Inspiration」(Visionary — Magazine by Lexus)、「Future in the Making」(MacFan誌)、Pen Online、ほか。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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両社の違い(アップルのクローズド思考、グーグルのオープン思考)は表面的にも明らかですが、携帯、広告、市場…等、様々な面に特徴が見られます。
文中に幾度となく出てくる「HTML 5」「クラウド」を軸に、アップルとグーグルの対立しつつも、共生を望む姿も垣間見え、非常に面白い内容です。
両社のプロダクトによる、生活の変化(”やればできる”が”簡単にできる”に)や市場の変化(ゲームや電子書籍は、ニッチな市場に)が、丁寧に捉えられています。
また、それら商品や技術が開発される過程での、取り組み・考え方を踏まえた上で、
「ユーザーの声を聞くだけではイノベーションは生まれない」や「ソフトウェア軽視」「本質的成長」等、企業体系の問題点を示しています。
世界を揺るがす「アップルとグーグル」を中心に、IT業界の動向・方向性を、有能な二人の著者が(三章ずつ)交互に記しています。
その上で、日本の企業、経営者、社員が学ぶべきことが、明確に示されており、タメになる一冊です。
曰く・・・
iPhoneとアンドロイドが採用するウェブブラウザの基盤はいずれも「ウェブキット」というオープンソースの技術である。
アンドロイドは、もともとアンディ・ルービンというエンジニアのベンチャー企業が開発したもの。ルービンは、元アップル。グーグルはアンドロイド社を買収してモバイルOSに参入(2005年)。
アンドロイドは組み込みOSであり、クロームはインターネット上のOS。ウェブの信奉者であるグーグルにとって、ブラウザと一体化したクラウド型OSであるクロームが本命であり、アンドロイドは過渡的存在なのではないか。いきなりクロームを提案しても入り込めないので従来型のアンドロイドによりモバイルに入ってきている。電気自動車に至る前にハイブリッドカーがあるようなもの。マイクロソフトのスティーブ・バルマーはこうしたグーグルの戦略を読み違えているのではないか。
アップル製品はアップル社によって完全に制御されたクローズドな世界の中にある。iPhoneやiPadにはアップルが承認したソフトウェアしかインストール出来ない。一方、グーグルはオープンでアンドロイドマーケットへのアプリ登録は原則自由。考え方(文化)が違う。アップルは、美しいユーザーインタフェースと整然とした利用環境を提供するがユーザに選択の自由を与えない。グーグルは、情報やデータの管理に興味があり、OSは自己主張しない。
グーグルにとってフェイスブックやツィッターは厄介な相手。これらのメディアはリアルタイムで情報拡散していくためクローラーが追いつかない。ツィッターには巨額の対価を払って「つぶやき」を直接インデックスするための提携を行なっている。
iPhoneのスマートフォン革命により、ソフト主体の電話の時代へ移った。日本や欧州のメーカーはハード主体のため時流に遅れた(まともなモバイルOSを持っていないので)。しかし、グーグルがオープンなアンドロイドでモバイルに参入してくると、一番開発が大変なソフトウェアの基幹部分をグーグルが担ってくれることから、メーカーが殺到した(得意なハードとソフトの差別化部分の開発だけで業界に参入できるようになった)。グーグルにしても、iPhoneが市場をつくったからこそアンドロイドを浸透させることができたという面もある。
アメリカ人の年間平均読書数は14冊。Amazonのキンドルを買う人の年間平均読書数は39冊。こういった読書家はキンドルに飛びつくかもしれないが、主流は汎用のiPhone、iPadで本を読むのではないか。
グーグルは情報の整理にしか興味がない。アンドロイドでどんな世界がつくられていくかはメーカー任せだがメーカーは想像力不足なのでなかなか「世界」をつくってくれない。グーグル(アンドロイド陣営のメーカー)にとって、アップルはインスピレーションを与えてくれる存在。アップルもグーグルがいるから公正取引委員会からの厳しい目を逃れることができる。
アップルは身体性、触れ合う感覚を重視する。製品に触れる一人ひとりの笑顔や楽しい生活を重視する。グーグルには、身体性や肌感覚はない。提供し続けてきたのは集合知であり、インターネットの向こう側のクラウドサービス。アップルが身体としたらグーグルは精神。アプローチが違う。
アップルの閉鎖的なプラットフォームは「すべての情報を整理」しようとするグーグルにとって好ましいものではない。だから、アンドロイド生態系(対抗軸)を成長させようとしている。
アップルは引き算が巧みな会社。将来的に生き残る可能性が低い機能を大胆に間引きする。フロッピーディスクやアドビのフラッシュも切り捨てる。
グーグルは、高い技術の敷居を下げ、誰でも使えるようにする。アップルは、個人の能力を引き上げ(思考の道具)、上質な表現・楽しみを与えることでデジタル文明を引き上げようとする。
アンドロイドはマルチタスク仕様だが、iPhoneはマルチタスクできる内容を制限することでバランスを心がけている。アンドロイドはオープンソースであり本来は各社がカスタマイズすべきもの・・・しかし、実際にはOSアップデート時の互換性維持のため、素のまま使われることが多い(ソニーはXperiaでカスタマイズしたが、その分、苦労している)。
アップルは、社内で徹底的に議論して「いいもの」を生み出し、全力で売る。ゴミは生まない文化。グーグルは多くを生み出す数撃ちゃ当たる戦略。
ソニーはグーグルと組んでグーグルTVに参入したが、ソフトウェアをグーグルに任せることで、製品開発のイニシアティブを失うのではないか(魂を失うのではないか)。いまは、ソフトが製品を決定づける。
世の中にはさまざまな製品やライフスタイルが氾濫しているため消費者はつかれている。だから、アップルはリスクをとってアップルが考えるもっともいいものに絞り込んで製品化している。「欲しいものいってくれればそれを作りますよ」というのはクリエイターとして怠慢である、というのがアップルの考え方。
もしソフトに真剣に臨むなら、そのソフトのためのハードも自らつくらなければならない、アップルはソフトの会社である、というのがアップルの自画像。「iPodが今、存在しているのは、本当に偉大だった日本の家電メーカーたちが、ちゃんとしたソフトをつくることができなかったからだ(ジョブズ)」
日本のソフト軽視の企業体質が家電メーカーを苦境においやっている。iPhoneのソフトウェア開発費は日本の高機能携帯電話の10倍近いといわれる。研究開発費は高いが、ソフトはいったんつくれば安価に複製できるのでペイする(ボリュームディスカウントが効きやすい)。ソフトこそ、ものに思想や精神や意図を持たせる本質の部分であって、ハードは現世における仮の姿にすぎない。日本は、仮の姿を本体と思い込んで、そこに毎回とってつけたようなソフトを詰め込むため無駄が多い。
「何か問題を解決しようと取り組むと、最初は非常に複雑な解決方法が頭に浮かんでくる・・・中略・・・さらに突き詰め・・・中略・・・頑張っていると、しばしば非常にエレガントかつシンプルな答えにたどり着くことができる。多くの人々は、そこにたどり着くまでの時間もエネルギーもかけていない(ジョブズ)」
アップルは、まず、誰にでも受け入れられるちょっと物足りないくらいにシンプルなものをつくって、市場の反応に聞き耳を立てて製品の可能性を探っている。
などなど。
本書ではスマートフォン事業での両社の戦術・戦略が語られており,読み応えがあります.そして両社の戦いは携帯電話市場にとどまりません.アップルの進めるソーシャルメディアとの連携やアプリによるWebアクセスの方法というのは,「全ての情報を整理する」というグーグルの野望の実現を遠ざけるものであったり,クラウド化の推進を妨げるものであったりします.
アップルがアドビのFlashを採用しないのにも表向きとは別の理由があるという裏話的な話題もあったりしますので,飲み会のネタにもうってつけです.
スマートフォンにおける両社の方針や戦略についての見解は、共著者間で微妙に異なっていますが、「アップルは道具、グーグルは素材」といったシンプルな説明はなかなか説得力のあるものでした。
また日本企業がユーザーの声を聞いて製品を作ることの問題点の指摘や、製品開発プロジェクトがうまくいかないパターンとしての「没落型」「「あきらめ型」「居座り型」の紹介では、自分の勤務する会社の事例が浮かんだりもしました。
いずれにしてもApple ][からお付き合いをしてきた会社の話なので、面白く読むことができました。
iPhone・iPadの発売で既にモバイル、タブレット業界の覇者となっているアップルとその対抗軸として注目されているアンドロイドを公開したグーグル
市場では競争しており両CEOの発言などから対抗しているとみられる両社
しかし、そのような見方は単純に過ぎないだろうか
そのような疑問を持った小林浩(@ogawakazuhiro)・林信行(@nobi)、両氏が取材をもとに出版した本が本書だ
読み終わって、全体的に納得できる内容だった
と言っても、正直、最後の日本企業を嘆く論以外に関しては検証できるだけの知識がないので、「そうなんだー」くらいしか感想が持てなかった
最後の日本企業に対する嘆きに関しては面白いと感じる箇所があった
特に「顧客の声を聞いているばかりではイノベーションは生まれない」という箇所
以前読んだ フェラーリと鉄瓶 (PHP文庫) やこのブログでも同じこと言っている
IT業界の圧倒的巨人である両社の確執について、周辺事実から真相に迫った本
ブランディングや企業戦略についても学べる本なので、なかなかお得な本だった
アップルの躍進が全てスティーブ・ジョブズ功績とすることには、異論はあるかもしれないが、彼がいなければ、アップルのここまでの隆盛がなかったのも事実。その彼が率いるアップルと彼亡き後のアップルがどのようになっていくのかは、当然のことながら、この本には書かれていないが(いづれその手の本がたくさん出版されるのだろうが)、そんなことを考えながら、読んでみた。
iPhoneは素晴らしい製品だし、それによって世界も変わったというのも確かだと思う。しかし、逆に言えばアップルはそれを超える製品、サービスを生み出してはいないような気もする。iPadはあるが、iPhoneほどの衝撃はない。期待は、iCloudだけど、まだどこまで受け入れられるか分からない。
グーグルもandroidこそ、1年前に比較すれば、さらに改善され、スマートフォンやタブレットもどんどん増えてはいるが、肝心のChromeOS搭載のPCはまだまだの状態。
著者の小川浩氏、林信行氏らは、この本では明らかにアップルとグーグルを「勝者」として描いており、Microsoftの没落を言うが、本当にそうかな?MSもAzure、Office365などのクラウド、WindowsPhoneにも注力しはじめており、OS、Officeソフトについては、圧倒的な資産を現有し、それをうまく活かすような形で、進めてきている。まだまだ、死んではないような気はする。
企業の好みは置いておいて、冷静に考えてみるべきだとも思う。
とはいえ、今後もアップルとグーグルがリードしていくの確かだと思う。
最後に、スティーブ・ジョブズについて。Wozの方が自分的には好きだったけど、彼がいなければ、今の時代はなかった。iPodの衝撃は忘れません。本当にありがとう。ご冥福をお祈りいたします
読んでみると、アップルとグーグルはWeb2.0の後の世界で生きているが考え方目指すものは異なっている。ただ、目的につくための手段は同じ手段をとることがあるので協調もするし敵対もする。そんな関係に見えた。ソフトウェアの価値を両社とも早くに気づき、ソフトウェア主体でサービスを構築していっているところは、日本企業にとって大きく溝をあけられているところだと感じた。ソニーなどは個人的にはソフトウェアに対してのウェイトは多めかと思っていましたが、GoogleTVの発表を見る限り、サービスの価値の根幹をなすソフトウェアの部分をGoogleと協調するという形なので、本書の指摘の通り製品価値の構成要素のコアな部分の技術がおろそかになっていく可能性があると思いました。
グーグルの目指している場所、アップルの目指している場所をそれぞれ知ることのできる書籍になっていると思います。5年後に本書を再読したときにWeb3.0の勢力図がどのようになっているか楽しみです。






