原作者の島本和彦先生が「シン・ゴジラ」関連で「庵野……オレの負けだ……」とツイートし話題になった事が切欠となり
この作品に興味を持った。そして、Amazonプライムビデオで見た。寝るまも惜しみ一気に見終えた。
主人公の焔モユルくんは、大阪の芸術大学時代の島本先生がモデルであり、
同じく庵野秀明がモデルの庵野ヒデアキ(そのままか)という「越えられない才能」と戦い七転八倒する物語である。
戦うといっても庵野の超絶作品を目の当たりにし、悶絶するが結局は「よく考えると自分の方が勝っている」という
都合のいい解釈をひねり出し自分の中で勝利するのがパターンである。
絶望している表情から、勝ち誇った気分になった時への豹変ぶりは迫真の演技で、必死なだけとても笑える。、
しかし、一方で主人公のように必死で自分と戦っている人から見れば、痛々しく切ない気持ちを抱かずにいられなくもなるだろう。
最初に紹介したツイートは原作者の島本先生が「シン・ゴジラ」を見てうっかり漏らしたものだが、
その直後に「そのすごさがわかる俺もすごいからやっぱり負けていない」的な論調で勝利していた。
劇中から30年以上経たときを超え、物語と現実がシンクロし感慨深い。

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