登場人物の名前も多く、時代が行ったり来たりするので少々混乱するが、緩やかに全話繋がっているので、前の話で登場した人物が立場や年齢が変わりまたでてくると嬉しくなる。
ひとりのボクサーを取り巻く人たちの物語。伊坂氏自身も語るように恋愛要素が多い、作者としては珍しい部類の作品だが、通り一遍の恋愛小説ではなく、ウィットに満ち溢れ、人生観が散りばめられた、ほのぼのとした作品だった。テンポも読後感も良く、晴れやかな気持ちになれた。
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アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫) 文庫 – 2017/8/4
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妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2017/8/4
- 寸法15.1 x 10.1 x 1.4 cm
- ISBN-104344426312
- ISBN-13978-4344426313
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
著者について
一九七一年千葉県生まれ。二〇〇〇年『オーデュボンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。〇四年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第二十五回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第五十七回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。〇八年『ゴールデンスランバー』で第五回本屋大賞と第二十一回山本周五郎賞を受賞する。他の著書に『火星に住むつもりかい?』『AX アックス』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊坂/幸太郎
1971年千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第二十五回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第五十七回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で第五回本屋大賞と第二十一回山本周五郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1971年千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第二十五回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第五十七回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で第五回本屋大賞と第二十一回山本周五郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2017/8/4)
- 発売日 : 2017/8/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 341ページ
- ISBN-10 : 4344426312
- ISBN-13 : 978-4344426313
- 寸法 : 15.1 x 10.1 x 1.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,035位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
670 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年7月15日に日本でレビュー済み
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25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト500レビュアー
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面白かったです。皆さんのレビューのお陰で、登場人物にはいつも以上に注意を払っていたので、ここで繋がるのねが十分楽しめました。
全然知らない人でも、自分の周りにいる大切な人と繋がっているかもしれないと思うと、ちょっとワクワクします。
そして度々出てくる『誰かの娘であること』。
罵倒している相手の親が怖い人ではなくても、もしかしたら自分や周囲の人の知り合いかもしれないと思えば、誰に対しても敬意をもって接しなくてはと思わざるを得ません。
誰もがそんな気持ちになったら、世の中もっと明るいかな?
そんなことを教えてもらった本でした。
全然知らない人でも、自分の周りにいる大切な人と繋がっているかもしれないと思うと、ちょっとワクワクします。
そして度々出てくる『誰かの娘であること』。
罵倒している相手の親が怖い人ではなくても、もしかしたら自分や周囲の人の知り合いかもしれないと思えば、誰に対しても敬意をもって接しなくてはと思わざるを得ません。
誰もがそんな気持ちになったら、世の中もっと明るいかな?
そんなことを教えてもらった本でした。
2019年9月27日に日本でレビュー済み
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元々同著者はあえて結末をはっきり書かない作風で、自分もそれが嫌いではなかったが、本作はちょっと曖昧というか、中途半端すぎる印象をうけた。
ストーリーの8割から9割くらいのところで、いろんな伏線を回収せずに途中で終わってしまった感じ。
え、あの人どうなったの?という不完全燃焼感が強く残った。
あとがきを読んで、初めの2作は独立して作って、それ以外の話は後から書き足した、と知って、なんとなく不整合さに納得した。
全体的に悪くはないけど、あまりスッキリしない終わり方。
うまく伏線が回収された時の「ああ、あそこはそういうことだったのか!」という驚きとか、すっきりさを求めていない人はいいと思います。
ストーリーの8割から9割くらいのところで、いろんな伏線を回収せずに途中で終わってしまった感じ。
え、あの人どうなったの?という不完全燃焼感が強く残った。
あとがきを読んで、初めの2作は独立して作って、それ以外の話は後から書き足した、と知って、なんとなく不整合さに納得した。
全体的に悪くはないけど、あまりスッキリしない終わり方。
うまく伏線が回収された時の「ああ、あそこはそういうことだったのか!」という驚きとか、すっきりさを求めていない人はいいと思います。
ベスト1000レビュアー
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話の構成としては、「アイネクライネ」「ライトヘビー」「ドクメンタ」「ルックスライク」「メイクアップ」の五つの短篇が、時はあちこち跳ぶけれど、共通の登場人物同士、話がリンクして繋がっていて、ラストに置かれた「ナハトムジーク」って話になだれ込んでいくっていう、そんな風にわたしは思いました。あ、でも、五番目の「メイクアップ」て話だけ、ほかの話とあんましリンクしてないかも、だけど。
とまれ、これはすっげぇしびれる作品で、最後は胸にこみ上げてくるものがありました。それぞれの話のなかでは、「ライトヘビー」と「ルックスライク」の二篇が、とても素晴らしかった! 読みながら、こう、わくわく感が湧いてきてたまらん話だったし、「伊坂さん、ほんま、話の展開とか登場人物の会話とか、上手いもんやわあ」て、惚れ惚れしちゃいましたね。
そして、作品の最終コーナー、ラスト十ページくらいの描写には、ぐいぐいと迫ってくるものがあって、胸が熱くなりました。涙で、目の前が霞みましたです。
とまれ、これはすっげぇしびれる作品で、最後は胸にこみ上げてくるものがありました。それぞれの話のなかでは、「ライトヘビー」と「ルックスライク」の二篇が、とても素晴らしかった! 読みながら、こう、わくわく感が湧いてきてたまらん話だったし、「伊坂さん、ほんま、話の展開とか登場人物の会話とか、上手いもんやわあ」て、惚れ惚れしちゃいましたね。
そして、作品の最終コーナー、ラスト十ページくらいの描写には、ぐいぐいと迫ってくるものがあって、胸が熱くなりました。涙で、目の前が霞みましたです。