人間の頭には、アイデアを作り出す機能があります。頭を次々と発想を生み出す装置と表現するならば、困ったことにこの装置はとても不安定で、あるときはどんなに動かそうとしても、まったく作動してくれないことがあります。どこかに隠れている起動スイッチでもあれば便利なのに、と思いませんか?創造手法の専門家たちは、これまでに、さまざまな「アイデア創出方法」を見いだしています。つまり、「発想装置」を起動するためのスイッチが、実は存在しているのです。眠っている機能をオンにする、優れた発明家の思考手順をモデル化した9windows、新事業アイデアを見つける発想法531ストレンジ、多様なひねり方でアイデアを出す12変化リスト。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石井/力重
アイデアプラント代表。アイデア創出支援の専門家。1973年千葉県生まれ。東北大学大学院・理学研究科修士課程卒業。産学官連携の創造性育成ツール開発プロジェクトでは、プロジェクトリーダを務め、そこから誕生した新商品『ブレスター』は、みやぎものづくり大賞で優秀賞を受賞。その他、アイデア創出支援ツールの企画・製品化の豊富な実績をもつ。現在は、大手メーカやベンチャー企業の事業アイデア・新製品アイデアの創造活動にチームメンバーとして参画し、創造手法の提供やブレインストーミングのファシリテーションを行なっている。また、発想法を実践するワークショップ「アイデア創出の技術」を不定期に各地の大学や公的機関で行ない、受講生から高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)