この本は、新聞のおススメ本として紹介されているのを見て興味を持ちました。
「たびする目」というのは、斜視のことです。斜視でいじめられたお話かと思って読みましたが、それだけではありませんでした。
「なまけている目」が弱視というのは、主役のジェニーも言うように「なまけている訳じゃないのにな」と私も思いましたが、ちゃんと働かせていない、という意味では「なまけている」のかもしれません。
私が「すべての方へ」とおススメするのには、理由があります。
一つは、実際私の最初の子供が弱視だったこと。特に見ることに不自由だと感じたこともなく、話す時にも目を見て話していたし、ちゃんと目があっていました。就学時検診で引っかかった時も、視力検査の仕方がわからなかったのだろうと思った位でした。
引っかかったので仕方なく眼科を受診し、酷い弱視で視力が出ていないと言われた時は、信じられませんでした。幼稚園の先生方も、皆さんに「信じられない!」と言われました。既に6歳だったので、今から視力はもう出ないかもしれないと眼科で言われて、親として子供に本当に申し訳ないと思いました。
早速牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡をかけることになりましたが、それでも視力は0.4がせいぜいで、こんなことで本当に見えるようになるのか?と思いました。
この本でも説明されているのですが、生まれたての赤ちゃんは実はよく見えていないと言いますよね。段々視力が育つのですが、視力が育つ時期に育たないと、脳が世の中はこういうモノだと認識してしまうのです。そうなると一生ピントがあわないということになってしまいます。
幼少期の視力の発達は、本当に親が注意してあげないと、大変なことになる可能性があると知ってほしいのです。
幸い私の子供は、高校を卒業する頃には眼鏡なしでも大丈夫と言われるようになりましたが、小学校時代にイジメられたことは、弱視でよく見えてなかったことと無関係ではなかったかもしれません。
おススメするもうひとつの理由は、ジェニーとお母さんの、この苦しみの逃れ方。
ジェニーは斜視の「たびする目」ではなく、ちゃんと目的物を見る右目しか視力が発達していなかったので、お医者さんに丸い絆創膏を右目に貼られてしまいました。いきなりよく見える右目を取り上げられてしまったので、よく見えない世界に放り出されたようなものです。
世界は変な風に見えるし、心細いし、友達にはバカにされるし。ジェニーは学校に行きたくないと泣くのです。
そこでおかあさんは「こういう時は工夫よ、工夫」と一緒に考えてくれるのです。「ママっていつもいいこと思いつくんだよね」と言うジェニーの誇らしそうなこと!
ママと工夫したおかげで、アイパッチも眼鏡も、みんながマネしたがるくらいステキな物に大変身!
子供の悩みに寄り添う気持ち、親として忘れたくないですよね?! おススメします。
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わたしのすてきなたびする目 単行本 – 2013/6/12
ジェニー・スー・コステキ=ショー
(著),
美馬 しょうこ
(翻訳)
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私の左目は斜視。だからこそ私は他の人とは違う見方でこの世界を見ているんだ! 個性全開、斜視の治療体験をもとにした絵本。
- 本の長さ40ページ
- 言語日本語
- 出版社偕成社
- 発売日2013/6/12
- ISBN-104033482709
- ISBN-13978-4033482705
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ジェニー・スーは、左目が斜視の女の子。ともだちから「イグアナみたい」とからかわれることもあるけれど、本人は、ぜんぜん気にしません。だって、「イグアナって、かっこいい。ってことは、わたしもかっこいい」でしょ?でも、そのままにしておくと、視力が育たないといわれ、目医者さんにいって治療することになりました―作者の子どものころの体験をもとにしたお話。「人とちがうこと」を楽しく肯定的にとらえた、個性あふれる絵本です。5歳から。
著者について
◆ジェニー・スー・コステキ=ショー
カンザスシティ美術大学とイラストレーションアカデミーで学ぶ。グリーティングカードの会社に勤めた後、フリーのイラストレーターとなる。絵本作品としては本書がデビュー作。現在はニューメキシコ州の山の上で、夫と娘とともに暮らしている。他の邦訳作品に『おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう! 』(光村教育図書)がある。
カンザスシティ美術大学とイラストレーションアカデミーで学ぶ。グリーティングカードの会社に勤めた後、フリーのイラストレーターとなる。絵本作品としては本書がデビュー作。現在はニューメキシコ州の山の上で、夫と娘とともに暮らしている。他の邦訳作品に『おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう! 』(光村教育図書)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
コステキ=ショー,ジェニー・スー
カンザスシティ美術大学とイラストレーションアカデミーで学ぶ。グリーティングカードの会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターとなる。7歳のころの自らの経験をもとにして作られた『わたしのすてきなたびする目』で絵本デビュー。現在はニューメキシコ州北部の山の上で夫、娘とともに暮らしている
美馬/しょうこ
関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。学習塾講師として勤務後、出産・育児を機に「やまねこ翻訳クラブ」会員となり、英語やスペイン語の児童書の紹介につとめている。また、小学校での読み聞かせ活動や発達障がい児の親子遊びの会の運営などもおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カンザスシティ美術大学とイラストレーションアカデミーで学ぶ。グリーティングカードの会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターとなる。7歳のころの自らの経験をもとにして作られた『わたしのすてきなたびする目』で絵本デビュー。現在はニューメキシコ州北部の山の上で夫、娘とともに暮らしている
美馬/しょうこ
関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。学習塾講師として勤務後、出産・育児を機に「やまねこ翻訳クラブ」会員となり、英語やスペイン語の児童書の紹介につとめている。また、小学校での読み聞かせ活動や発達障がい児の親子遊びの会の運営などもおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 偕成社 (2013/6/12)
- 発売日 : 2013/6/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 40ページ
- ISBN-10 : 4033482709
- ISBN-13 : 978-4033482705
- Amazon 売れ筋ランキング: - 660,324位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 20,161位絵本 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち5.0
星5つ中の5
3 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト1000レビュアー
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2016年4月19日に日本でレビュー済み
読み聞かせをするのなら、テーマと小学校2~3年生くらいがいいと思われます。
---あらすじ---
斜視で生まれてきたジェニー・スーが、それでも自分の片目を“たびする目”と呼んで気に入っていたのは、目が旅してくれるおかげでいろいろな発見があると感じていたからだったが、学校の先生に提案され、あるとき目医者さんへ行くことになった。
病院で“なまけている”というレッテルとアイパッチとを左右それぞれの目に貼られ、目の癖を矯正することになると、ジェニー・スーはぼやけてしまった世界と思い通りにいかない日常に疲れ果ててしまうのだが、お母さんのすてきなアイディアを得て、アイパッチをつけての生活を克服どころか、毎日楽しむようになっていく。
そして、多くのものを見るのに大忙しだった目が、前よりも一つのものをしっかり捉えることができるようになったと自覚できたとき、彼女はそれまでよりも、自分だけの見方で世界を眺めることを大切にしはじめるようになったのだった。
---------------
作者でもあるジェニー・スーは、物語中で決して斜視を、自分の見てきたことを、否定的に捉えていません。治りつつある目との新しい付き合いが始まろうとしてなお、“芸術家”として自分だけの見方を追いかけようとしているほどです。その肯定感が作品全体を明るくしています。よい絵本に出会えました。
---あらすじ---
斜視で生まれてきたジェニー・スーが、それでも自分の片目を“たびする目”と呼んで気に入っていたのは、目が旅してくれるおかげでいろいろな発見があると感じていたからだったが、学校の先生に提案され、あるとき目医者さんへ行くことになった。
病院で“なまけている”というレッテルとアイパッチとを左右それぞれの目に貼られ、目の癖を矯正することになると、ジェニー・スーはぼやけてしまった世界と思い通りにいかない日常に疲れ果ててしまうのだが、お母さんのすてきなアイディアを得て、アイパッチをつけての生活を克服どころか、毎日楽しむようになっていく。
そして、多くのものを見るのに大忙しだった目が、前よりも一つのものをしっかり捉えることができるようになったと自覚できたとき、彼女はそれまでよりも、自分だけの見方で世界を眺めることを大切にしはじめるようになったのだった。
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作者でもあるジェニー・スーは、物語中で決して斜視を、自分の見てきたことを、否定的に捉えていません。治りつつある目との新しい付き合いが始まろうとしてなお、“芸術家”として自分だけの見方を追いかけようとしているほどです。その肯定感が作品全体を明るくしています。よい絵本に出会えました。
2014年7月15日に日本でレビュー済み
斜視の女の子のお話で、
作者の子どものころの体験をもとにされたものだそうです。
説得力がある、
それでいて綺麗でゴージャスな絵本です。
人のからかいやハンデがあっても
元気で前向きな女の子ジェニー・スーでしたが、
イラスト&コラージュは、さらに飛び切り明るく楽しくて、
読み手をポジティブな気持ちにさせてくれます。
目のお医者さんも
「きみの左目は、まちがいなく、なまけちゃってるね。」
なんて辛らつなことばを浴びせるのだけれど、
愉快で面白そうなお人柄に〈お見受けします)描かれています。
作者の子どものころの体験をもとにされたものだそうです。
説得力がある、
それでいて綺麗でゴージャスな絵本です。
人のからかいやハンデがあっても
元気で前向きな女の子ジェニー・スーでしたが、
イラスト&コラージュは、さらに飛び切り明るく楽しくて、
読み手をポジティブな気持ちにさせてくれます。
目のお医者さんも
「きみの左目は、まちがいなく、なまけちゃってるね。」
なんて辛らつなことばを浴びせるのだけれど、
愉快で面白そうなお人柄に〈お見受けします)描かれています。



