素晴らしい本だった。
吹奏楽の指導者として輝かしい実績を持つ、藤重佳久氏。いまは九州一円のイベントに携わったりもしている。
藤重氏の最大の特徴は次の2点だと思った。
・試行錯誤する力
・生徒に気付かせる力
素晴らしい指導者は、生徒一人ひとりを見る観察力や生徒に合った言葉をかける励ます力など、多くの能力を兼ね備えている。
しかし、私が氏の真骨頂だと思ったのが上記の2点。
藤重氏は試行錯誤しながら、いまの指導法にたどり着いた。本書の中で氏は明確に「我流」であると言っている。
必ず成功する指導法は存在する。氏はそれを持っている。
その証拠に学校が変わっても、実績を出している。
しかし、それはきっと修行の末に会得するような性質のものなのだ。
会得した一部の指導者のみが、名指導者と呼ばれる。
それは言葉ですぐに伝わる性質のものではない。
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