現体制になって2年ほどでしょうか、流石に一曲一曲の完成度は上がり、#10のような素直に格好いい曲すら生まれています。前作までと比べると、#7のような叫ばない曲が多くなり、YouTubeに上がっている「人類」から入った身としては別の意味でびっくりしました。刺さる層は変わっていない感じなので、言うほど聞きやすいとは思いませんが。
相変わらず統一性のないアルバムで、せめて曲順がもう少しどうにかならなかったのだろうか、という点が残念です。(ラストがボーナストラック扱いになるだけでも、かなり印象が変わるような……。)
個人的には世間的に捨て曲である#8が大好きです。ドス暗かった人達が全力で明るくふざけて記録に残せるようになったと考えると、ほんの少しだけほっこりします。