初心者にとっては小説形式で読みやすかったが、普段ビジネス書を読んでいるような人はドラッカーの引用とその前後だけを読めば要点はつかめると思う。
また、原作を読んだ方がより知識は深まるのは間違いないので、固めの文が苦手でなければ、この本を飛ばして原作を読んだ方がよいと思う。
以下がこの本から学んだことである。
マネジメントとは組織の目的を果たし、人材を最大にいかしやりがいを持たせ、社会もより良くしていくための影響を与えるためのものだ。
そして、マネジメントをする前に、組織の目的を顧客のニーズを基に決めなければならない。顧客とは、組織を成り立たせてくれている人たちのことだ。そのため、従業員もそのなかにはいるので、従業員のニーズも汲み取らなければならない。
すなわち、マネージャーは顧客や従業員のニーズをくみ取り(マーケティングして)、組織の目的を定め、顧客と従業員を満足させ、社会もより良くするのが仕事である。
そして、組織の役割はマーケティングとイノベーションであるから、常にニーズをくみ取り、未来に向かって新たなものを創造していかなけれはまならない。
そのために、努力ではなく、成果を重視し、成果を出したものには人事で報いることで、組織の求める成果を明示することが大切である。
また、従業員に働きがいをもってもらうために、強みをいかした人材配置によって責任を持たせ、定期的なフィードバックと学習を行い、必要な道具を揃えることも必要になる。
そして、専門家と従業員との仲立ちをすることで、専門家と従業員双方のコミュニケーションを円滑にするのもマネージャーの役割である。
これから起業したい人はもちろん、家庭にもいかすことができると思う。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
