主人公のリョウ君に共感しながらスラスラ読めるストーリー。仕事にとどまらず、実生活の様々な場面で役に立つ実践的な考え方を学ぶことが出来た。
人間関係で悩む時、人は往々にして『課題の分離』が出来ていないというのは的を得ていると思う。社会や集団・チームにおいて自分が正しいと信じること、自分がやるべきと感じることを行い、あとは周囲にどう思われようと見られようとそれは他人の課題である、という見方は生きていく上でとても大切なのではないかと感じた。
私自身も、家族との時間・親しい/あまり親しくない友人知人との時間・仕事の時間・趣味の時間等々様々な場面で様々な選択肢に悩むが、自分が正しいと信じることは何か、集団や社会の利に適うことは何かを基準にして行動し、行動したら後はどう思われようが気にしない=他人の課題を解決しない、と割り切れるようにしたい。
上記の姿勢を貫くには、自己肯定感の強い人間じゃないと難しいだろう。自分を普段から自己受容できているか?(=根拠なく自らの存在価値を認めてあげられているか?)という箇所では、数年前に私が学んだマザーズコーチを思い出した。マザーズコーチでは、子供の自己肯定感を高めるため「行為承認」ではなく「存在承認」をすることが肝要と説明されたが、まさにアドラー心理学の言う自己受容はマザーズコーチの存在承認と同じだった。
余談だが、アドラー心理学では『やりたいけどできない』を人生の嘘と呼び、それは単に『やりたくない』だけらしい。つまり『痩せたいけど食べたい』は嘘で単に『食べたい』だけ。人間は一つで意識と無意識が葛藤することはない。これをアドラー心理学では『全体論』と呼ぶ、との記述があったが、これは手厳しいなぁ。ダイエットがうまくいかない私に向けての言葉みたいだった。
ただ、このアドラー心理学のシンプルな考え方は、自分の悩みや日々の課題をプライオリティ付けし、本当に何をやりたいのかをすっきり見せてくれると思った。
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もしアドラーが上司だったら 単行本 – 2017/3/11
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対人関係の悩みを解決し、
仕事で結果を出す方法をアドラーが教えます!
「嫌われる勇気」を実践して職場で嫌われる人が増加中……。
アドラー心理学は対人関係の悩みを一掃する強力な「武器」ですが、
職場でアドラー心理学を当てはめるには「コツ」があります。
その方法を小説仕立てで教えるのが本書。
ダメダメ営業マンのリョウが、
上司のドラさんが出す12の宿題を実行していくと、
どんどん仕事が楽しくなっていって、結果も出るように──。
主人公の成長物語に笑ったり、共感したりしながら、
読んでいるだけで職場の対人関係の悩みが晴れ、
仕事で結果を出す方法も手に入る、
実用エンターテインメント小説です。
仕事で結果を出す方法をアドラーが教えます!
「嫌われる勇気」を実践して職場で嫌われる人が増加中……。
アドラー心理学は対人関係の悩みを一掃する強力な「武器」ですが、
職場でアドラー心理学を当てはめるには「コツ」があります。
その方法を小説仕立てで教えるのが本書。
ダメダメ営業マンのリョウが、
上司のドラさんが出す12の宿題を実行していくと、
どんどん仕事が楽しくなっていって、結果も出るように──。
主人公の成長物語に笑ったり、共感したりしながら、
読んでいるだけで職場の対人関係の悩みが晴れ、
仕事で結果を出す方法も手に入る、
実用エンターテインメント小説です。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2017/3/11
- 寸法13.1 x 1.7 x 18.9 cm
- ISBN-104833451123
- ISBN-13978-4833451123
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
広告代理店で営業マンとして働く「ボク」は、仕事がうまく行かず、毎日モヤモヤしている。そんなボクの前に、アメリカの大学院でアドラー心理学を修めたドラさんが、上司の課長としてやってきた―。「働く理由」「仕事の楽しさ」を見つける、アドラー心理学の実践ストーリー!
著者について
小倉 広 (おぐら・ひろし)
アドラー派の心理カウンセラー、組織人事コンサルタント。コーチングや交流分析などを学ぶうち、それらの源流にアドラー心理学があることを知り、岩井俊憲氏に師事。現在は「子育て中心の理論であるアドラー心理学をビジネスに活かすための架け橋となる」ことを使命に、数多くの企業にて講演、研修を行っている。著書に『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(ダイヤモンド社)、『アドラーに学ぶ部下育成の心理学』(日経BP社)、『任せる技術』(日本経済新聞出版社)など。著作累計100万部。
アドラー派の心理カウンセラー、組織人事コンサルタント。コーチングや交流分析などを学ぶうち、それらの源流にアドラー心理学があることを知り、岩井俊憲氏に師事。現在は「子育て中心の理論であるアドラー心理学をビジネスに活かすための架け橋となる」ことを使命に、数多くの企業にて講演、研修を行っている。著書に『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(ダイヤモンド社)、『アドラーに学ぶ部下育成の心理学』(日経BP社)、『任せる技術』(日本経済新聞出版社)など。著作累計100万部。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小倉/広
アドラー派の心理カウンセラー、組織人事コンサルタント。コーチングや交流分析などを学ぶうち、それらの源流にアドラー心理学があることを知り、岩井俊憲氏に師事。現在は数多くの企業にて講演、研修を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アドラー派の心理カウンセラー、組織人事コンサルタント。コーチングや交流分析などを学ぶうち、それらの源流にアドラー心理学があることを知り、岩井俊憲氏に師事。現在は数多くの企業にて講演、研修を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2017/3/11)
- 発売日 : 2017/3/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4833451123
- ISBN-13 : 978-4833451123
- 寸法 : 13.1 x 1.7 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 969位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1位経済・社会小説 (本)
- - 60位心理学入門
- - 66位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

国家資格公認心理師 。 ”経営に心理学を” 株式会社小倉広事務所 代表取締役
大手企業の管理職研修に年間300回登壇する「一年先まで予約が取れない」講師、主に経営者、ビジネスマンを対象とする「半年先まで予約が取れない」心理カウンセラー。
大学卒業後、株式会社リクルート入社。企画室、編集部、組織人事コンサルティング室課長など主に企画畑で11年半を過ごす。その後ソースネクスト株式会社(現・東証一部上場)常務取締役、コンサルティング会社代表取締役などを経て現職。
音声プラットフォーム Voicy およびYouTube にて「小倉広の聴くだけカウンセリング」配信中
https://voicy.jp/channel/2044 https://www.youtube.com/channel/UC6DNfIROB4G4Z01CNrVzHSA
小倉広事務所公式HP http://www.ogurahiroshi.net/ お問合せ:info@ogurahiroshi.net
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
874 件のグローバル評価
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YouTubeの動画で興味を持って読んでみた。みんなにオススメしたい素晴らしい本。理解の難しいアドラー心理学を主人公であるリョウ視点で見る事で、分かりやすく理解できる。物語としても面白く、分量もそこまでないため、一気に読んでしまった。 正の注目を常に心がけ、自身の出来ている所に目を向けて、出来ない所はありのままに受け止める。今の自身をそのままの姿で受け入れる。 相手からの見返りを求めずにまずは自分から始める。相手がどう思うかは、相手の課題であり、自分はやりたいことをやる。人を喜ばせる事を自身の喜びとする。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月5日に日本でレビュー済み
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54人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年7月31日に日本でレビュー済み
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「嫌われる勇気」を読んでアドラー心理学について知りました。「嫌われる勇気」もわかりやすくて良かったのですが、自分自身が普段の生活の中でアドラー心理学をどう落とし込んでいくか、活かしきれているのか疑問でした。
本書は主人公(リョウ君)と上司(ドラさん)を通じて、実社会に近い形でストーリー仕立てになっているので
実際の現場でアドラー心理学をどのように活かしていけば良いか非常にわかりやすい。「嫌われる勇気」でアドラー心理学を学んだ人に2冊目としてオススメです。もちろん本書がアドラー心理学の1冊目でも良いと思います。
特にリョウ君の悩みは現代人に近くドラさんのキャラは親しみやすくて良かったです。
人間関係を良くしたい、仕事で成果を出したいという方にオススメです。
本書は主人公(リョウ君)と上司(ドラさん)を通じて、実社会に近い形でストーリー仕立てになっているので
実際の現場でアドラー心理学をどのように活かしていけば良いか非常にわかりやすい。「嫌われる勇気」でアドラー心理学を学んだ人に2冊目としてオススメです。もちろん本書がアドラー心理学の1冊目でも良いと思います。
特にリョウ君の悩みは現代人に近くドラさんのキャラは親しみやすくて良かったです。
人間関係を良くしたい、仕事で成果を出したいという方にオススメです。
2017年6月21日に日本でレビュー済み
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「嫌われる勇気」に出てくる青年も、「アドラー心理学は机上の空論だ」と息巻いている。その疑問は次巻の「幸せになる勇気」で解決されるのであるが、実際のトコロ、厳しいビジネスの現場でアドラー心理学を使った場合、「他者信頼」やら「信じて見守る」だけでは仕事が進むとは思えない、と感じていた。決断決行待ったなし、そんなシビアな現場でアドラー心理学をいかに適用するかが小説形式でとてもわかり易く書かれている。実際、ワタシがそのように振る舞えるかはこれからの自分次第だが、やってみようという未来に勇気をくれる本だと思う。「ビジネス」「アドラー」のキーワードにピンと来る人は必読。アドラー入門としても最適。
2021年9月7日に日本でレビュー済み
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私がこの本を読んだ目的は、アドラー心理学を具体的に職場でどう活かすのかを知りたかったからです。私は「嫌われる勇気」を読み、アドラー心理学に興味を持ちました。何度も読み返すほど、深い感銘を受けたのですが、いまいちそれを職場で活かしきれておらず悩んでいました。上司をアドラーとするこの本であれば、そのヒントがあると思い、この本を手にしました。
この本からは、アドラー心理学を職場でどう活かすかの沢山の気付きを得ることができました。
例えば、
・仕事でミスをした時
・仕事がやりたくない時
・人はできるのに自分にはできない時
このような職場でありがちなシュチュエーションを、アドラー心理学ではどう考えて切り抜けていくのかを、ストーリー仕立てでわかりやすく解説してくれます。
共同体感覚など、少し抽象的だなと感じていた部分も、仕事に直結させることで、すっと自分の中に入ってくるのを感じました。
この本は、アドラー心理学を職場で活かしきれていないと感じる自分にこれ以上なく刺さってくれました。同じような境遇の方は是非読んでみてください。
この本からは、アドラー心理学を職場でどう活かすかの沢山の気付きを得ることができました。
例えば、
・仕事でミスをした時
・仕事がやりたくない時
・人はできるのに自分にはできない時
このような職場でありがちなシュチュエーションを、アドラー心理学ではどう考えて切り抜けていくのかを、ストーリー仕立てでわかりやすく解説してくれます。
共同体感覚など、少し抽象的だなと感じていた部分も、仕事に直結させることで、すっと自分の中に入ってくるのを感じました。
この本は、アドラー心理学を職場で活かしきれていないと感じる自分にこれ以上なく刺さってくれました。同じような境遇の方は是非読んでみてください。
2017年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラさんの人柄が、たまらなく素敵です。
人物が何ともユニークで、憎めない。
ドラさんみたいな上司の元で、働いてみたいな~と
誰もが思うでしょう。
上司のドラさんと主人公のリョウさんとの
偶然とも思える出会いは、必然だったのですね。
物語のなかで、「ドラさんの宿題」が出され
リョウさんが課題をクリアしながら、
成長していく姿が、とてもリアルで勇気をもらいます。
その世界に引き込まれてしまう「アドラー小説」でしょう。
物語のなかで、アドラー心理学を学び、理解できます。
アドラー心理学を初めて学ぶ方にも
楽しく、分かりやすいものになっています。
ぜひ、ご自身の手で紐解いてみてください。
働く人に多くのヒントと示唆がありますよ。
人物が何ともユニークで、憎めない。
ドラさんみたいな上司の元で、働いてみたいな~と
誰もが思うでしょう。
上司のドラさんと主人公のリョウさんとの
偶然とも思える出会いは、必然だったのですね。
物語のなかで、「ドラさんの宿題」が出され
リョウさんが課題をクリアしながら、
成長していく姿が、とてもリアルで勇気をもらいます。
その世界に引き込まれてしまう「アドラー小説」でしょう。
物語のなかで、アドラー心理学を学び、理解できます。
アドラー心理学を初めて学ぶ方にも
楽しく、分かりやすいものになっています。
ぜひ、ご自身の手で紐解いてみてください。
働く人に多くのヒントと示唆がありますよ。
2020年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語形式でアドラー心理学を日常にどのように適応していくかがわかりやすく記載しています。
この本にあるように部下へのコーチングに利用してもいいし、自分自身のメンタリングにも使用できそうです。
アドラー心理学の解釈は人によって異なるので、この本の記載だけが絶対の正解ではないと思うので興味が出たら他の本も読んで見るといいかもしれません。
この本にあるように部下へのコーチングに利用してもいいし、自分自身のメンタリングにも使用できそうです。
アドラー心理学の解釈は人によって異なるので、この本の記載だけが絶対の正解ではないと思うので興味が出たら他の本も読んで見るといいかもしれません。
2019年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで主要なアドラー本はすべて読みましたが、自分の日常に落とし込むのがなかなか出来ずにいました。せっかく素晴らしいものを勉強しても、実践しなければ自分の知恵にはなりません。
私が思うこの本の良いところをあげると、
・アドラーで大切な勇気と共同体感覚を
体系的、関連づけてケーススタディ出来る
・ストーリー仕立てで、記憶に残る
・会社を舞台によくありがちな悩みで共感できる
・描写と会話で小説としても楽しめる
・宿題という形で具体的でシンプルな目標があり、行動しやすい
他にもあると思いますが、何回も読んで自分の生活に当てはめて実践します!
アドラー初心者から上級者まで全ての方におすすめです。
私が思うこの本の良いところをあげると、
・アドラーで大切な勇気と共同体感覚を
体系的、関連づけてケーススタディ出来る
・ストーリー仕立てで、記憶に残る
・会社を舞台によくありがちな悩みで共感できる
・描写と会話で小説としても楽しめる
・宿題という形で具体的でシンプルな目標があり、行動しやすい
他にもあると思いますが、何回も読んで自分の生活に当てはめて実践します!
アドラー初心者から上級者まで全ての方におすすめです。