父親が不倫相手と心中した娘の話って一体どう展開されるんだろう?でも吉本ばななさんの小説だからドロドロした話ではないだろうなと思い読んでみた。やはり読んだ後、なんだか癒された。
時が解決するわけでもなく、救ってくれる人がいるわけでもない。とんでもないことが起こっても、みな、自分で生きていかなくてはならない。そんな現実もちゃんと突きつけてくれる。
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もしもし下北沢 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2012/8/2
よしもと ばなな
(著)
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父を喪い1年後、よしえは下北沢に引っ越し、ビストロ修行に励んでいた。父のにおいはもうかげないし、言いたかった言葉は届かない。泣いても叫んでも時は進んでいく。だが、母が淹れる濃くて熱々のコーヒーにほっとし、父の友人の言葉で体と心がゆるむ瞬間も、確かにある――。殺伐とした日々の深い癒しと救済を描いた、愛に溢れる傑作長編。
- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2012/8/2
- ISBN-10434441909X
- ISBN-13978-4344419094
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2012/8/2)
- 発売日 : 2012/8/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 291ページ
- ISBN-10 : 434441909X
- ISBN-13 : 978-4344419094
- Amazon 売れ筋ランキング: - 87,548位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
83グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2022年2月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2022年8月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入ものすごく面白い、という訳ではないんだけど、吉本ばななワールドに浸りたくなって、何回も読み返してしまう、不思議な本です。食べたり、飲んだり、お話する、という日常の繰り返しこそが、人生だからかな。
- 2021年7月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入読書歴の浅い私の、はじめてのよしもとばなな。
ひとつひとつの文が、言葉が、登場人物の心の動きが、ほんとうに心地よかった。
大きな出来事があるわけでも、爽快に謎が解かれるわけでもないけれど、読むと心が深呼吸しているのが分かった。
深呼吸しながら、ここに描かれる家族の仲睦まじい様に嫉妬をしたし、下北沢の活気と輪のあるようなムードを夢見た。
とても女らしい本。
- 2017年5月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本を読んで、真っ先に思い浮かんだのは、ふるさとの街のことでした。そして、はごろも・なんくるない・海のふた の3冊も想い出されます。
ふるさとの街は、小学生時代、活気にあふれた個人商店が、たくさんあった。店のおばさんとの会話・交流があった。
それが、道路が広くきれいになったが、店がなくなり、商店街がシャッター街になってしまった。
ここに描かれてる下北沢は、古きよき商店街が、元気一杯営業してる時代のことであろう。下町 という言葉がにあう町。この町には、生命力に満ち溢れていた。
隣にすむ人が、どんな人かもわからぬ都会での生活に疲れ、傷ついた人が、この町で生活してる人の笑顔で癒されてゆく。
ばななさんが、生活していた下北沢は、もう懐かしい思い出の中にしかないのだろう。私のふるさとと同じ。
- 2014年1月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入読みたい!と思い立って注文し、届いてからすぐに読み切りました。迅速な対応、どうもありがとうございました。
- 2011年6月22日に日本でレビュー済み読んでいてとても気になってしまったのが、そこの料理を食べて主人公とその母親が生きる気力を取り戻し、その後物語のメインの舞台となるビストロ。料理を丁寧に作る様子の描写が印象に残ります。
調べてみたところ、物語で描かれているように一旦閉店した後、現在は「オー・ペシェ・グルマン」という名前で、京王線の笹塚と幡ヶ谷の中間地点に、再オープンされています。
読み終えた週末、早速行ってみました。物語のときと同じく、女性ふたりで切り盛りされていて、想いを馳せることができました。沢山の種類のお野菜が入った、麦のサラダもありました!
- 2019年1月11日に日本でレビュー済み父親が無理心中に巻き込まれたあと、逃げるように下北沢に引っ越してきた娘と、そこに転がり込んできた母、そして下北沢の街が主人公。
20代の瑞々しい感情を描き続けられる著者は本当にすばらしいな、というのが正直な感想。初期のよしもとばなな作品、まさにピッチピチの水が滴るような感性で執筆していたであろう作品には、存在すらしなかった、どこにでもいそうな中年たち、”母親”や”お父さんの友達”がリアルに生きているのが、とてもよかった。
中年の恋心を持て余す大人たちと、下北沢の街、という共感しまくりの要素によって、とても身近なおとぎ話として読めました。
下北沢の街の、あのゴチャッとした感じ、店の人の個性がそのまま店構えに表れている感じ、ホントにうまいこと描きますよね。










