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めぐらし屋 (新潮文庫) 文庫 – 2010/6/29

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商品の説明

内容紹介

長く疎遠だった父、その遺品の整理中に見つけた大学ノートには、表紙に大きく「めぐらし屋」と書かれていた。困惑する娘の蕗子さんに、折も折、当のめぐらし屋を依頼する見知らぬ客からの電話が舞い込む。そして、父の独居暮らしに淡い輪郭が与えられるたび、蕗子さんの遠い記憶は小さくさざめくのだった。地方都市を舞台に、温かで端正な筆致で描く、飾りない人びとの日常光景。

内容(「BOOK」データベースより)

長く疎遠だった父、その遺品の整理中に見つけた大学ノートには、表紙に大きく「めぐらし屋」と書かれていた。困惑する娘の蕗子さんに、折も折、当のめぐらし屋を依頼する見知らぬ客からの電話が舞い込む。そして、父の独居暮らしに淡い輪郭が与えられるたび、蕗子さんの遠い記憶は小さくさざめくのだった。地方都市を舞台に、温かで端正な筆致で描く、飾りない人びとの日常光景。

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登録情報

  • 文庫: 194ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/6/29)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4101294755
  • ISBN-13: 978-4101294759
  • 発売日: 2010/6/29
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9 10件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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形式: 単行本
 全くないわけじゃないけれど、堀江敏幸の小説で、女性が主人公なのは珍しい。
 全く作風が変わるわけではない。離婚して、別に暮らしていた父の遺品である“黒い背にすり切れた金文字の商標が入っている厚手の大学ノート”を広げると、もちろんそこには、隠された出生の秘密や謎の女性の影……といったものは何もなく、読者は期待どおりの堀江ワールドに誘われる。すなわち、小学校時代、鍵のかかる木箱に納まっていた黄色い貸し傘、学級閉鎖の日にひょうたん池に落ちた少年、完結しないまま版元が倒産した百科事典、造り酒屋の美味しい水で煎れた緑茶と豆大福、濡れたハンカチのしまい場所に、うどん屋で飲むエスプレッソ……
 主人公の蕗子さんは四十歳くらいの、会社勤めをしている独身女性なのだが、作中全くといっていいほど恋の話がない。これって小説としては珍しくないですか?でも、日常生活ではリアルじゃないですか?学生時代はあんなに恋愛の話をしていたのに、最近恋の話はしなくなって、実際何もなさそうで、まじめなのに時々妙にかわいいというか、色っぽい感じのする女性。冷え性で、長湯した夜更けに、アッサムのロイヤルミルクティーを自分ひとりのためにいれて飲みながら、さまざまのことに思いを馳せるような。
 ああそうか、上司である蕗子さんを何の違和感もなく“蕗子さん”と呼ぶ若い重田君と、いい雰囲気になっていくのかな
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形式: 単行本
  「いびつさのなかにこそ親しんできた光景がある」ってことを、著者は主人公に語らせている。この小説は、これまであまり言語化されてこなかったような“いびつな”あるいは“どうでもいいような”光景を丁寧に言葉に定着させていて、読んでいて楽しい。例えば、「最初はほんのちょっとだけ入れてスプーンでよくかき混ぜ、黒くとろみのある液体になったところで湯を追加してそれを薄める」というインスタントコーヒーの入れ方。自動傘にはない普通の傘の「操作完了を告げる軽やかな機械音」の安心感、「火の組み合わせは三通り」で融通の利かない電気ストーブへの不満。日めくりの「先負」を、「なんと読むんだっけ?せんぷ、せんぶ、せんまけ、それとも、さきまけ?」。意外にこういうささいな事象への共感ってある。そして「薄皮の和菓子」と「仔猫のお腹」の感触、「百葉箱」と「牛モツ」の関係といった、ささいな記憶、事象同士の意外な接点。
 もうひとつは「親しいとか親しくないとか、そういうこととはべつに、ひととのつながりは、こうしたちいさな交流の堆積からなっているのかもしれない」ということ。主人公は、父が死んではじめて父の裏稼業を知り、その役割を引き継ぐんだけど、こういうのって親子だからってことじゃなくてもあると思うんだよね。それもひょんなきっかけとか、予想もしない展開で。
 人やモノってそれ自体いびつだし、人と人、事象
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形式: 単行本
堀江敏幸さんの世界は静かだ。

タイクツだけど心地がよく、どこかとぼけたようにゆるやかに進む。
作品の輪郭がはっきりせずに、
確信をつかめないままに流れるように幕を引くのだけど、
はっきりさせる必要なんかないように感じさせちゃう不思議な作品。

比喩や表現が突拍子もなくて面白い。
登場人物を描くにあたり
「○○さん」「○○君」と決して呼び捨てじゃないのもなんか力が抜けてていい。
きっとこれは雰囲気を楽しむ作品なのだと思います。
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形式: 文庫
今まで読んでいなくて本当によかった。短編集「セラニウム」から読みましたが、長編である本作もすばらしい。40歳くらいの女性主人公が亡くなった父親のあいまいな生前の姿(めぐらし屋)を追い求めるという物語としての直線的な進行もないわけではないけれど、脇道へとそれるのが気持ち良すぎます。肌荒れや低血圧や化粧のノリを気にしたり、小学生時分に書いた絵や黄色い傘を思い出したり。

主人公は度々記憶を失うように眠りにつくのですが、その後の急展開がすごい。全体的にいたって平坦な、何がおこるわけでもない小説なのですが、言葉のレベルではとんでもないスピードで事態が進んでいます。新聞連載だったという理由では説明がつかないものすごい急展開。たとえば文庫本で115ページ以降。父が亡くなった部屋で寝てしまった主人公が目を覚ました翌日、会社の同僚と行く焼肉場面のすさまじさ。同僚の男の妙に詳しいトリビア的知識が、生前の父の仕事に関係していたことがわかっていくのですが、言葉の喚起力によって現実が変わっていくというすごいことになっています。焼肉のセンマイ、学校にある百葉箱、百科事典、シマウマ娘、サバンナ、そして雨。つながるはずのない言葉がつながっていく心地よさ。因果関係の「つながり」ではなくイメージの「つらなり」。

うまく説明できないのでぜひ一読あれ。
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