第二次世界大戦の勝者は誰か?答えはアメリカでも、ソ連でもなく、ましてイギリスでもない。
最大の勝者はユダヤ人。20世紀はユダヤ人の世紀という本もある。
何故そうなのか、そうなったのか、と探求されるのは当然。探求すると都合の悪い真実がやはり出てくる。
これを隠そうと「陰謀論」というレッテルを貼り潰そうとする。この本はその教科書のようだ。
巻末の参考書を見ると、日本語で書かれたものばかり。みんな毒気が抜かれたものばかりとなる。
ロシア革命の数章を見てみよう。
ロシア革命はソルジェニーツィンを抜きにして語れない。晩年の巨冊に「Red Wheel 赤い車輪 3部作」がある。日本では第1部の「1914年8月」しか翻訳されていない。彼の作品は断簡零墨まで翻訳されていたのに、突然にそれが無くなった。何かがあったのだ。
最後の著作は新生ロシア民族への遺書と言うべき大著「ロシアとユダヤの共生200年史(200 Years Together)」だ。これは欧米でも手に入らない。何故か。世に流布されては困る勢力が阻止しているのだ。
幸い、ネットでは読むことができる。読めばこの本で「陰謀論」としていることが、ことごとくファクトであったことが分かる。ロシア革命はロシア人の蜂起ではなく、徹頭徹尾ユダヤ人の革命だったのだ。そしてトルストイ、ドストエフスキーを生んだロシアのミルクと言うべきロシア人階層が殆ど虐殺されて消滅した。虐殺隊のトップはユダヤ人だった。ロシア人に代わって中央政府と地方政府の幹部職はユダヤ人が占拠した。財政はアメリカのユダヤ金融勢力が援助した。担保に取ったロシア皇帝の財宝がNYのメトロポリタン美術館で見られるのはそのためだ。
ユダヤ人が多すぎるとなって、スターリンの1937年の大粛清の犠牲者は大部分ユダヤ人だった。このことが判明したのは戦後。知って世界が驚倒した。以来、ユダヤ人はソ連を憎み、崩壊後、在露ユダヤ人はの多くはイスラエルに向かった。ユダヤ人財閥を追い出したプーチン路線、そして欧米がそれを憎むのは、ここまで淵源がある。
シャイロックのくだりでは、ユダヤ教の経典タルムードのことを少しは知らなければ理解できまい。祖国を持たないユダヤ人は、キリスト教徒に対する憎悪を説くタルムードの教えに従い、居留先のホスト国の住民と親しくならず、阿漕な金融・商売をして憎まれたのである。何処に行ってもそうであったのは、ユダヤ人学者も認めているファクトだ。だがタルムードは門外不出で、他民族に内容を教えた者は殺される。
19世紀の末、ロシア正教の学者がタルムードの対キリスト教関係教えの箇所を解読し、命がけで主教に報告した。我々が僅かにタルムードのことを知るのはそのおかげである(この小冊子は英語で読むことができる。)
この本の、ほかのことも押して知るべし。
日本では歴史修正主義と言われながら、東京裁判史観からの脱却を図る在野の研究家に恵まれているが、欧米では同じ趣旨の研究をする集団が少なく、知られて困る勢力に抑え込まれ、殆ど圧殺されている状況だ。
多くの日本人はキリスト教とも、ユダヤ教とも無縁。それなのに片方に肩入れするのはどんなものか。
いわゆる陰謀論に興味を持つのは真面目で相当高度な知的集団、それを「陰謀論」とバカにするのは尚更のことである。
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