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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.2
58
みみずくは黄昏に飛びたつ
形式: 単行本(ソフトカバー)|変更
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2017年8月6日
聞き手が川上じゃなくてはならなかった必然性が結局わからない。村上が川上の作品について興味をもって聞く場面がないと編集者が聞いても良かった予定問答レベル。
というのは『夢を見るために僕は目覚めるのです』と『職業としての小説家』と『雑文集』の三つを読んでみれば、村上がここで話していることの域を超えないとわかる。地下二階の話もそこで語られたこと以上ではない。また、村上が最も心を許した河合隼雄との対談ほどの深みがない。今回の企画には講談社が様々な事情でこじれた村上との関係修復をはかり、次の長編に向けて根回ししたかった事情がある。それが見え見えの作りになったのは残念。
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2017年11月1日
他のレビューでも書かれていますが、
この本で書かれていることは村上春樹の過去のエッセイ、
インタビューでわかる範囲を超えていません。

川上未映子を指名しての対談の意味が全くわかりません。
彼女でなくてはならない理由、
もっと個人的な理由があったのではないかと深読みしてしまいます。

河合隼雄、柴田元幸との対談集と比べると、
今回の対談本は新たな驚き、発見がなく、正直がっかりしてしまいました。
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2018年2月18日
川上未映子の力量不足。今まで世に出てる村上春樹対談、インタビュー本をただなぞってるファン目線の本。相手から嫌われない様にという意識が強過ぎて村上春樹アゲばかりが目立つお粗末な内容。誰が川上未映子にこれ書かせたんだ?こんな退屈な内容で300ページも書くなよという感じ。こういうのはもっと自分の抽斗を沢山持ちながら相手の話を引き出せる人にやってもらいたいと思った
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2017年10月1日
 村上春樹の小説にどうも拒否反応が出て、結局一冊も読み終えていない。だが、職業作家としての独特の立ち位置、成功に至る努力の過程や規則正しい生活様式には興味があり、インタビューやエッセイにはいくつか目を通している。一方の川上未映子については、小説はなかなか心に響きお気に入りの作家の一人なのだが、エッセイやインタビューを読むと、あまりの内容の薄さや、節操のない人間性などにがっかりしてしまう。要するに小説家としての村上は嫌いだが、人間としては割と好き。小説家としての川上は好きだが、人間としては嫌い。というわけで、両人共嫌いと言いつつどこか気になる存在で、動向をチェックしてしまう対象ではある。
 今回の対談も、「どれケチをつけてやるか」と言う程度の不純な動機で手にしたが、意外にも不快は感じなかった。おそらく川上が大物作家の前で自分を抑制したため、彼女のアクの強さが薄まり、代わりに村上春樹の作品への真摯な姿勢だけがクローズアップされたためだろう。
 だが、不快に感じなかったというだけで、面白く心に残ったかというとそうでもない。思うにこの本を手にとったとき、無意識に言葉上でのデスマッチを期待していたのだろう。何せ川上は今やヒステリックなジェンダー論の急先鋒である。それは村上春樹の手当たりしだいのセックス描写とは相容れないものなのではないか。村上にしつこく噛みつき、付け焼き刃のジェンダー論の化けの皮が剥がれる、もしくは村上の方の皮が剥がれてただのエロオヤジの本性がむき出しになる、と言ったような下世話な期待をしていたのだが、そんなことは起こらず至極大人の問答が続く。不快は感じないが予定調和な問答に、読後残るものはなかった。そもそも村上は本人が認めるように「普通の人」で小説を書くときだけ異様な熱量を発揮する。一種のトランス状態なのかもしれない。だが一度執筆を離れれば、語り口は非常に淡々としており、他のインタビューや講演記録を読んでも、例えば辻邦夫の「言葉の箱」のような、胸に迫るような「これしかない」と言う熱量を感じない。芸術家というより、有能なビジネスマンのような風情なのだ。炎上芸を封印した新進作家と、有能なビジネスマンの対話であるから、盛り上がらないはずである。ただ抑制した川上の前では村上の冷淡な容赦のなさは魅力的に感じられた。特に、所謂半径5メートルの物語に終始する現代純文学を担う重要人物の一人である川上に、私小説における近代的自我に興味がないと終始言い続ける、また「地下二階」談義において、「地下一階」をうろつく現代小説への冷めた態度を崩さない様には溜飲が下がった。抑制した川上はそれに反論することもなく自らそれを「クヨクヨ室」などと揶揄する。それも自嘲的にですらなく、完全に自分を棚に置いて村上に同調するそのコウモリ具合である。村上がどのような質問に対しても動揺も見せず確固たる意志を貫いているのに対し、その卑小さは気の毒にすら感じた。これが格闘技だとしたら村上の不戦勝と言ったところか。
 結局のところ、川上の鼻っ柱の強さは、チャームポイントでもあるのかもしれない。次回があれば川上も少しそれを自覚して、人気者におもねるばかりではなく、何にでも噛み付く面倒臭い女、という個性を大いに発揮して欲しいところである。
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2017年8月18日
騎士団長殺しの話だけでなく過去の村上春樹の作品にも触れられる内容です。私は村上春樹の作品は「ノルウェイの森」と「騎士団長殺し」しか読んだことがなかったのですが(完全にブームにのっただけなのですが…。)このインタビューを読んでもっと色々読んでみたいという気持ちになりました。
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ベスト500レビュアー2017年6月16日
本書の訊き手、川上未映子さんによる用意周到なインタビューのおかげで、
村上春樹さん自身の口から、「ポリティカル」なテーマ小説に対する答えを
引き出すことができていると思いました。

村上さんが語った答えをまとめてみます。

「ポリティカル」なものは、フィクションの中にナマのメッセージという形では
直接的に持ち込みたくない。だから、いちど自分の中をくぐらせ、二重、三重の
メタファーに変更したり、物語のイデアとしたりした上で小説の中にひっそりと
組み込んでいる。

本書を通じて、村上さんが政治的な「ナマの」メッセージはできれば避けたい
と考えていることが理解できました。

一方、村上さん自身「僕の書いているものは、けっこうポリティカルだと
僕自身は思ってるんですけどね」(330頁)

一読者としても同感です。

たとえば『ねじまき鳥クロニクル』なんかは、すさまじくポリティカルな、
新しいタイプの戦争小説、歴史小説ではないのかな、と思うからです。

備考:
芳川泰久さんの分析によれば、
「日本の集団的記憶喪失」という精神の問題によって、
戦前の歴史は失われた、と村上さんは考えており、この「失われた戦前の歴史」を
『ねじまき鳥クロニクル』という作品を通して現代に召喚し、取り戻した。
この小説は、「これまで日本では書かれていない新たな戦争小説とも
いいうるかもしれない」(『村上春樹とハルキムラカミ』151頁)
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2018年4月23日
川上未映子の批評眼に感服した。村上春樹を改めて読み直すよいきっかけを与えてくれる。
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2017年7月6日
村上さんの井戸や洞窟は魅力的だということが示された本。真摯なインタビューに感謝。川上さん以外の他のどなたにもできないインタビュー。おもしろかった。
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2018年1月10日
作家という職業について理解が深まると同時に文章の書き方、物語の紡ぎ方を日常生活の観点から二人が話している感じが近すぎず、遠すぎずすごくいい距離感で進んでいくところがなんとも心地良く、少しさびしくもあり。
村上春樹さんの長編を書くために、日々鍛錬を怠らない姿勢はさすがでした。
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ベスト500レビュアー2017年6月13日
 同業者(小説家)である川上未映子が、小説について、小説を書くことについて村上春樹に尋ねたロング・インタビュー。第一章は主に『職業としての小説家』について、第二~四章は主に『騎士団長殺し』についてだが、話は縦横無尽に広がる。
 川上が発する率直な質問に、村上も驚くほど率直に答える。もちろん
「これ読んでいる人、『川上も(村上の発言を)真に受けちゃって、くっく』って笑ってるんだろうか(p.158)」
 という川上の発言にもあるように、そのすべてを真に受ける必要はないのかもしれないが。
 私が最も驚いたのは、『騎士団長殺し』の登場人物が、それぞれ「イデア」「メタファー」を自称することについての
「僕はただそれを『イデア』と名づけただけで、本当のイデアというか、プラトンのイデアとは無関係です。ただイデアという言葉を借りただけ。言葉の響きが好きだったから。(p.155)」「おれたち『イデア団』『メタファー団』の団員なんで、ひとつよろしく。みたいに思ってもらったほうがいいんじゃないかな。(p.321)」
 という箇所。
 それ以外にも
「語り口、文体が人を引きつけなければ、物語は成り立たない。内容ももちろん大事だけど、まず語り口に魅力がなければ、人は耳を傾けてくれません。僕はだから、ボイス、スタイル、語り口ってものすごく大事にします。(p.99)」「僕はもう四十年近くいちおうプロとして小説を書いてますが、それで自分がこれまで何をやってきたかというと、文体を作ること、ほとんどそれだけです。(p.120)」「小説的な面白さとか、構築の面白さとか、発想の面白さというのは、生きた文章がなければうまく動いてくれません。(p.219)」「とにかく僕はその文章を読んだらもう、牡蠣フライ食べたくてしょうがなくなってくるとか……そういう物理的な反応があるのがとにかく好きなんです。(p.326)」
 など、くり返される文体(文章のリズム)重視の姿勢や、
「生き残ること、あるいは生き残った人たちに希望を与えること。それは物語にとって大事なことです。少なくともある程度の長さを持ったフィクションについて言えば。(p.170)」
 という物語についての「指針」、さらには、社会的なことがらについての
「ある程度直接的なことをもっと言うべきだと思う。そろそろそれをするべき時期が来ていると思う。(p.62)」
 というコメント、はたまた、川上による
「日本の私小説を扱っているのは……地下一階で起きていること……いわゆる近代的自我みたいなものも、地下一階の話。でもさらに通路が下に続いていて、地下二階があるんじゃないか……そこが多分、いつも村上さんが小説の中で行こうとしている、行きたい場所だと思うんですね。(p.92)」
 という分析など、読んでいてワクワクする箇所が随所に。
 ひとつだけ物足りなかったのは、「村上さんの小説における『女性』……女の人の書かれ方、女の人の帯びている役割(p.245)」に関して、川上が「フェミニズム的(p.248)」視点から投げた問についての村上の答。他の部分に比べると歯切れが悪いというか、はぐらかされているような印象を受ける(pp.245-250)。
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