マンガに出てくるファッションに焦点を当てて書かれています。1章目は、マンガ家の先生7名へのインタビュー。2章目はカジュアル・仕事・制服・着物などのジャンル別のカタログという構成になっています。取り上げられてるのは主に70年代~00年代の少女マンガ(雑誌はいろいろ)です。
1章目のインタビューを読んでて、複数名に共通してたのが「同じ服でも、モノクロ原稿とカラー原稿では見え方が変わってきてしまう」という苦労について。
一条ゆかり先生は「モノクロだと何色なのか伝わらない、材質もわからない。もうデザインだけなんです」と。安野モヨコ先生は「色味があるからかわいい柄と、白黒になるからかわいくなる柄がある」と。いくえみ綾先生は「赤と青の服をモノクロにしたとき、同じ黒でも濃度の違いで見せなくてはならない」とそれぞれ語っておられます。
また、一条ゆかり先生の特集の中に「モノクロの世界でそれが木綿なのか、麻なのか、絹なのか質感までもが見えてくるような画力」という記述があり、個人的には今までそこまでは気にしたことはなかったですが、確かに質感分かるな……と、今後読むときに意識するポイントになりそうです。
その他に興味深かった点はというと、陸奥A子先生が制服へのこだわりについての流れで、自分の好きな制服について語っておられ、「明治学園という古くからある伝統校(北九州市)」、「ウィーン少年合唱団のセーラー服」を挙げられてます。検索するとどちらも伝統あるクラシックな雰囲気で、陸奥先生の作風と合致した印象でした。
また、水城せとな先生のインタビューの中で「頭にケガをして包帯を巻いてる場面では、かぶるタイプの服は着づらいだろうという理由で前ボタンの服を着せています」とあり、そういう考慮ってみんなされてるものなのだろうか? と気になりました。
ファッション以外のところだと、一条先生が「砂の城」、「デザイナー」、「プライド」のキャラづくりについてもじっくり話されてます。
2章目のカタログは、セーラー服やゴスロリ、羽織袴などがページ内にマンガのシーンの紹介も含めて並べて紹介されています。
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まんがファッション 単行本 – 2012/1/23
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人気マンガ家たちが語る、胸ときめくファッションの世界
マンガの中のひとつのファクターである「ファッション」。
物語の中でキャラクターが着る「服」は、キャラクターの背景や性格が表現されます。
本書では、第一線で活躍するマンガ家の皆様に、キャラクターとファッションの関係性、ファッションの描き方、ファッションセンスの磨き方などをお伺いしています。
細部にまで描き込まれたイラスト、あのシーンで着ていた服にこめられた想いやこだわりなど、少女マンガファンの方はもちろん、マンガ家を目指す方にも参考になる貴重なインタビューを収録しています。
憧れのドレス、和服、日常できる仕事服、制服……など、美麗イラストカットも200点収録。
【インタビュー収録作家】 ・ 一条ゆかり
・ 安野モヨコ
・ 羽海野チカ
・ 陸奥A子
・ いくえみ綾
・ 西村しのぶ
・ 水城せとな
マンガの中のひとつのファクターである「ファッション」。
物語の中でキャラクターが着る「服」は、キャラクターの背景や性格が表現されます。
本書では、第一線で活躍するマンガ家の皆様に、キャラクターとファッションの関係性、ファッションの描き方、ファッションセンスの磨き方などをお伺いしています。
細部にまで描き込まれたイラスト、あのシーンで着ていた服にこめられた想いやこだわりなど、少女マンガファンの方はもちろん、マンガ家を目指す方にも参考になる貴重なインタビューを収録しています。
憧れのドレス、和服、日常できる仕事服、制服……など、美麗イラストカットも200点収録。
【インタビュー収録作家】 ・ 一条ゆかり
・ 安野モヨコ
・ 羽海野チカ
・ 陸奥A子
・ いくえみ綾
・ 西村しのぶ
・ 水城せとな
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社パイインターナショナル
- 発売日2012/1/23
- ISBN-104756241808
- ISBN-13978-4756241801
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人気マンガ家たちが語る、胸ときめくファッションの世界。少女マンガ全70作品のファッション・カット200点掲載。
著者について
1976年、高知出まれ。
文化服装学院アパレルマーチャンダイジング科卒業。
雑誌『ヒヨコア』『Far』『Girlie』の編集長を経て、編集プロダクション・タイムマシンラボを設立。書籍や雑誌の編集・執筆・企画・プロデュースを中心に活動している。
代表的な著書に『メガネ男子』『スーツ男子』(アスペクト)、『制服男子』『王子辞典』(太田出版)、『サンリオデイズ』『おてがみデイズ』『魔女っ子デイズ』(BNN新社)、『小さなお店、はじめました』(翔泳社)シリーズ5作、他多数。
http://www.timemachinelabo.com
文化服装学院アパレルマーチャンダイジング科卒業。
雑誌『ヒヨコア』『Far』『Girlie』の編集長を経て、編集プロダクション・タイムマシンラボを設立。書籍や雑誌の編集・執筆・企画・プロデュースを中心に活動している。
代表的な著書に『メガネ男子』『スーツ男子』(アスペクト)、『制服男子』『王子辞典』(太田出版)、『サンリオデイズ』『おてがみデイズ』『魔女っ子デイズ』(BNN新社)、『小さなお店、はじめました』(翔泳社)シリーズ5作、他多数。
http://www.timemachinelabo.com
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
竹村/真奈
1976年、高知生まれ。文化服装学院アパレルマーチャンダイジング科卒業。雑誌『ヒヨコア』『Far』『Girlie』の編集長を経て、編集プロダクション・タイムマシンラボを設立。書籍や雑誌の編集・執筆・企画・プロデュースを中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1976年、高知生まれ。文化服装学院アパレルマーチャンダイジング科卒業。雑誌『ヒヨコア』『Far』『Girlie』の編集長を経て、編集プロダクション・タイムマシンラボを設立。書籍や雑誌の編集・執筆・企画・プロデュースを中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : パイインターナショナル (2012/1/23)
- 発売日 : 2012/1/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 168ページ
- ISBN-10 : 4756241808
- ISBN-13 : 978-4756241801
- Amazon 売れ筋ランキング: - 838,231位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 8,281位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 309,930位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2017年6月19日に日本でレビュー済み
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2012年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
王様のブランチで紹介されており、内容が気になったので(少々高価だなと思いながらも)購入しました。結果、大アタリ!購入者様が沢山いるのにも納得でした。重要なイラストシーンはカラーだし、本の大きさもちょうどよくて、質感もなかなか良いです。インタビュー部分は作家さんにもよりますが、ちょっとだけ物足りないかな、という感じですが、濃い話がありますし、作家さんごとの作品への想い、ファッションへのこだわりが伝わってきて、すごく特した気分。損はしませんでした。できれば2巻めも出してもらいたいくらい、満足です。商品紹介に出ている作家さんのファンなら、即買いで間違いないと思います。少女漫画を新鮮な角度から楽しむことができる、その扉はこの本にあると私は思います。
2012年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の素養は、一条ゆかりを始めとする'70〜'80年代の少女漫画で培われたといっても過言ではない
亜美が纏う華やかなイブニングドレス、紅緒が纏う大正女学生のハイカラ・ファッション(大きなリボン+袴+レースアップブーツ)などなど、その非現実的な?装いにどれほど魅了されたことだろう
成長しても非現実的な装いを忘れられなかった私は、断固実現すべく?成人式にはハイウエスト切替えのシルクリボンがポイントの、肌理細やかなレースを贅沢にあしらったマキシドレスを、短大の卒業式には、大正浪漫漂うレトロ・ファッション(←母のお下がり)を身に纏い、参加したものだった(笑)
(クラスメートたちの唖然とした表情に、心の中で思わずガッツポーズ☆)
そんな煌きに満ちた'70〜'80年代の少女漫画のファッションに注目、今を時めく7名の人気漫画家・一条ゆかり、安野モヨコ、羽海野チカ、陸奥A子、いくえみ綾、西村しのぶ、水城せとなのインタビューを通して、キャラクターの背景や性格を表現する‘服’に込められた想いやこだわりを紐解く『まんがファッション』を入手した
(定価2,310円に正直躊躇したが、幸運にもギフト券のおかげでほぼ半額でゲットできた)
併せて、大島弓子、大和和紀、池田理代子、高野文子などが描く日常着、仕事着、制服、ドレスや和服などの作品もイラスト・カットとして多数掲載され、まるで当時にタイムスリップしたかのような懐かしい感動が蘇った
漫画家−特に日本の漫画家の多くは、キャラクターの設定、プロットやネームの作成、コマ割、下書き、ペン入れ、彩色などの工程をひとりで賄う
つまり、配役、脚本、カメラワーク、編集(構成)、監督を全て行なう‘自主制作映画’に近い
ありとあらゆる才能を求められる漫画家は、凄い存在なのだと改めて思う私である
亜美が纏う華やかなイブニングドレス、紅緒が纏う大正女学生のハイカラ・ファッション(大きなリボン+袴+レースアップブーツ)などなど、その非現実的な?装いにどれほど魅了されたことだろう
成長しても非現実的な装いを忘れられなかった私は、断固実現すべく?成人式にはハイウエスト切替えのシルクリボンがポイントの、肌理細やかなレースを贅沢にあしらったマキシドレスを、短大の卒業式には、大正浪漫漂うレトロ・ファッション(←母のお下がり)を身に纏い、参加したものだった(笑)
(クラスメートたちの唖然とした表情に、心の中で思わずガッツポーズ☆)
そんな煌きに満ちた'70〜'80年代の少女漫画のファッションに注目、今を時めく7名の人気漫画家・一条ゆかり、安野モヨコ、羽海野チカ、陸奥A子、いくえみ綾、西村しのぶ、水城せとなのインタビューを通して、キャラクターの背景や性格を表現する‘服’に込められた想いやこだわりを紐解く『まんがファッション』を入手した
(定価2,310円に正直躊躇したが、幸運にもギフト券のおかげでほぼ半額でゲットできた)
併せて、大島弓子、大和和紀、池田理代子、高野文子などが描く日常着、仕事着、制服、ドレスや和服などの作品もイラスト・カットとして多数掲載され、まるで当時にタイムスリップしたかのような懐かしい感動が蘇った
漫画家−特に日本の漫画家の多くは、キャラクターの設定、プロットやネームの作成、コマ割、下書き、ペン入れ、彩色などの工程をひとりで賄う
つまり、配役、脚本、カメラワーク、編集(構成)、監督を全て行なう‘自主制作映画’に近い
ありとあらゆる才能を求められる漫画家は、凄い存在なのだと改めて思う私である