聲の形
(全7巻)
Kindle版
第1巻の内容紹介: 「俺は彼女が嫌いだった」――明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。
Kindle版 (電子書籍) で購入可能な類似のシリーズ
このシリーズの書籍 (7冊)
1
無料
「俺は彼女が嫌いだった」――明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。
2
「西宮、逃げないでくれ!」。耳の聞こえる少年・石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみや・しょうこ)。5年後、将也は人生の最後に、西宮硝子に会わなければいけないと決意する。初めて伝わる2人の「こえ」。そして物語は、幕を開ける。1・2巻累計40万部突破。週刊少年マガジンの大反響作、待望の第2巻発売。
3
「怖いのか? 西宮(にしみや)のことを知るのが」かつて、奪ってしまった硝子(しょうこ)の幸せを取り戻すために生きると決めた将也(しょうや)。硝子のために、将也は断ち切ったはずの過去と向き合う。旧友たちとの再会は、将也と硝子の関係にも変化をもたらし……。
4
伝わらなかった硝子(しょうこ)の告白。ニブすぎて、伝わらなかったくせに硝子との距離を縮めたい将也(しょうや)。意を決して、みんなで行く遊園地に硝子を誘う! 思いがけない旧友との再会。明らかになる硝子と結絃(ゆづる)の、出生の秘密。自分のことを好きになれないふたりの未来は……。
5
西宮硝子(にしみや・しょうこ)と再会してから、広がり続ける将也(しょうや)の世界。永束(ながつか)の提案で始まった映画作りに硝子も誘って参加することになった将也。硝子、そして仲間たちと過ごす夏休み。何気ない毎日に幸せを感じる将也だが、心の隙間に生まれた不安が、やがて大きな波乱を巻き起こし……。
6
「神さま どうか もうひとふり 俺に力をください」。過去のトラウマから、仲間たちを拒絶し、壊れてしまった将也(しょうや)の世界。その責任を感じた硝子(しょうこ)は、自ら命を絶とうとする。止まってしまった2人の時間。明らかになる、仲間たちの思い。バラバラになった心と体を繋ぎ合わせる術は……。
7
「じゃーな、西宮(にしみや)」。硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。繋がる想い。そして、再開した映画作り。時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
250 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年3月19日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
一年くらい前にマンガを1巻だけ読んで、「いずれ全巻通読しよう」と思ったまま半ば忘れかけていたらアニメ化され、「観に行こう」と思っていたら上映期間が過ぎてしまい……と、どうにも煮え切らないことを重ねてしまいましたが、リバイバル上映されたので観に行きました。
考えさせられることの多い良作ではありましたが、何せ全七巻の原作を130分に収めているので、かなり端折った感があって不完全燃焼気味だったので、マンガ全巻まとめ買いして一気読みしました。
エッセンスを抽出したアニメ版も悪くないけど、やっぱりディティールの充実しているマンガ版の方がベターですね。登場人物一人一人の心の襞が丁寧に書き込まれていて、マンガ版を読んで初めて腑に落ちることも少なくありませんでした。
1巻のレビューを見ると、「いじめの加害者と被害者が分かりあって、両想いになるとかいくらなんでもご都合主義すぎるだろう」というごもっともな意見も書かれています。それは確かにごもっともで、「意外にすんなり両想いになるんだな」と私も思いました。
だけど、その設定がご都合主義すぎることくらいは、作者だって(編集者も含めて)わかっていないはずはないと思うんです。だから、ただそういうごもっともな批判をぶつけて事足れりというのでは、作品の受け止め方としてはただ入口に立っただけで終わってしまいます。
問題は作者がなぜあえてそういう設定を取ったかということにあるわけです。そこまで考えないて、表面的な批判をぶつけても意味がありません。
私はザックリ言うと「分かり合うことの困難と可能性」を描こうとして、そういう設定を採ったんだろうと解釈しました。作中、「いじめ」のもたらす(あるいは露呈させる)断絶は相当根深いもので、加害者と被害者が両想いになったからといって、全てが水に流されるわけではありません。そういう所はシビアに描かれていると思います。
ヒロインがちょっと「いい子」過ぎるかなとは思いました。重いハンディキャップを負っている人物が、善良で純粋なキャラクターとして描かれやすいということはかねてから指摘されている通りですが、ご多分に漏れずという感じではあります。しかし、ヒロインの内的葛藤が描かれるに至って、「ああ、そういうことだったのか」と思いました。まあ、ある程度は納得できたというか、完全には納得できなかったというか・・・・
1巻のレビューには「現実の難聴者はこんなふうじゃない」という批判も見受けられますが、私はその当否を判断する材料を持ち合わせていないし、そのレビューにも具体的にどう違うのかは書かれていないので、何とも言えません。
非の打ち所のない作品なんてあり得ないという意味では、気になる所が無いないなんてこともあり得ないし、何かしらモヤモヤしたものが残る作品の方が、考える手掛かりになるという意味で、良い作品だとも思います。という意味で、私にとっては良い作品でした。
考えさせられることの多い良作ではありましたが、何せ全七巻の原作を130分に収めているので、かなり端折った感があって不完全燃焼気味だったので、マンガ全巻まとめ買いして一気読みしました。
エッセンスを抽出したアニメ版も悪くないけど、やっぱりディティールの充実しているマンガ版の方がベターですね。登場人物一人一人の心の襞が丁寧に書き込まれていて、マンガ版を読んで初めて腑に落ちることも少なくありませんでした。
1巻のレビューを見ると、「いじめの加害者と被害者が分かりあって、両想いになるとかいくらなんでもご都合主義すぎるだろう」というごもっともな意見も書かれています。それは確かにごもっともで、「意外にすんなり両想いになるんだな」と私も思いました。
だけど、その設定がご都合主義すぎることくらいは、作者だって(編集者も含めて)わかっていないはずはないと思うんです。だから、ただそういうごもっともな批判をぶつけて事足れりというのでは、作品の受け止め方としてはただ入口に立っただけで終わってしまいます。
問題は作者がなぜあえてそういう設定を取ったかということにあるわけです。そこまで考えないて、表面的な批判をぶつけても意味がありません。
私はザックリ言うと「分かり合うことの困難と可能性」を描こうとして、そういう設定を採ったんだろうと解釈しました。作中、「いじめ」のもたらす(あるいは露呈させる)断絶は相当根深いもので、加害者と被害者が両想いになったからといって、全てが水に流されるわけではありません。そういう所はシビアに描かれていると思います。
ヒロインがちょっと「いい子」過ぎるかなとは思いました。重いハンディキャップを負っている人物が、善良で純粋なキャラクターとして描かれやすいということはかねてから指摘されている通りですが、ご多分に漏れずという感じではあります。しかし、ヒロインの内的葛藤が描かれるに至って、「ああ、そういうことだったのか」と思いました。まあ、ある程度は納得できたというか、完全には納得できなかったというか・・・・
1巻のレビューには「現実の難聴者はこんなふうじゃない」という批判も見受けられますが、私はその当否を判断する材料を持ち合わせていないし、そのレビューにも具体的にどう違うのかは書かれていないので、何とも言えません。
非の打ち所のない作品なんてあり得ないという意味では、気になる所が無いないなんてこともあり得ないし、何かしらモヤモヤしたものが残る作品の方が、考える手掛かりになるという意味で、良い作品だとも思います。という意味で、私にとっては良い作品でした。
117人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すでに多くのレビュアーが書いている通り、この作品は非常に高い質をもっている。この作品が日の目をみるまで様々な出来事があり、それでも少年マガジンで連載されるようになり、こうして単行本になったことを考えると、ただのヒット作品とは一味も二味もレベルが違う。時間をかけて練り上げられ完成した作品というものは時間が経っても決して古くなることはない。
むしろ、時間が経つごとにさらに輝きを増すことになるだろう。人が他人を理解するというテーマは普遍的であり、そのことを深く考えさせてくれる。そうしたことを思うと、これは漫画という形で表現されているけども、一流の文学作品と言っても良いと思う。
むしろ、時間が経つごとにさらに輝きを増すことになるだろう。人が他人を理解するというテーマは普遍的であり、そのことを深く考えさせてくれる。そうしたことを思うと、これは漫画という形で表現されているけども、一流の文学作品と言っても良いと思う。
2017年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画では分からなかった部分が事細かに書かれてます。ネタバレになりますので書きませんがあの部分はなくて良かったが
佐原さんの所は映画化して欲しかったと思えるかもしれません。
聾唖者への理解をこの作品で少しでも分かって頂ければ。
手話に少しでも興味を持って貰えばと思います。
佐原さんの所は映画化して欲しかったと思えるかもしれません。
聾唖者への理解をこの作品で少しでも分かって頂ければ。
手話に少しでも興味を持って貰えばと思います。
2018年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不器用な人間たちによる、思いを伝える、通じ合うことへの全力の姿に心が動きまくります。
「思いを伝えること」の難しさと、「分かり合いたい」貪欲さ、生命力を感じました。不器用に人と向き合う彼らの物語はとても格好良いです。勇気をもらえます。
絵による表現力の豊かさにも、感心します。あとセンスが良く、笑えます。
大今良時先生の描く表情、特に優しく強く美しい表情が大好きです。
とても才能と感受性の豊かな漫画家さんなのでしょう。
漫画の中と分かっていても、将也たちの未来が幸せであることを祈ってしまいます。
不滅のあなたへ、続きを楽しみにしています。
「思いを伝えること」の難しさと、「分かり合いたい」貪欲さ、生命力を感じました。不器用に人と向き合う彼らの物語はとても格好良いです。勇気をもらえます。
絵による表現力の豊かさにも、感心します。あとセンスが良く、笑えます。
大今良時先生の描く表情、特に優しく強く美しい表情が大好きです。
とても才能と感受性の豊かな漫画家さんなのでしょう。
漫画の中と分かっていても、将也たちの未来が幸せであることを祈ってしまいます。
不滅のあなたへ、続きを楽しみにしています。
2018年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
聴覚障害をもった少女と、その同級生たちの物語。
少女を虐めた側、虐められた側、消すことの出来ない過去。それぞれの心の葛藤の描写が素晴らしく、これほどまで人間の内面を掘り下げた作品は小説にもそうそう有りません。
登場人物も個性的で様々ですが、みな一生懸命に真摯に人生に向き合っている姿に好感がもてます。
どこにでもあるいじめをテーマに、善と悪といった単純な構図を超え深く掘り下げた傑作です。
少女を虐めた側、虐められた側、消すことの出来ない過去。それぞれの心の葛藤の描写が素晴らしく、これほどまで人間の内面を掘り下げた作品は小説にもそうそう有りません。
登場人物も個性的で様々ですが、みな一生懸命に真摯に人生に向き合っている姿に好感がもてます。
どこにでもあるいじめをテーマに、善と悪といった単純な構図を超え深く掘り下げた傑作です。
2019年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
TSUTAYAでレンタルで読んで、泣いた。
ふと思い出して、一気読みしたくて古本(中古)を購入した。
程度はとても良く、美品だった。
ちょっとキレイなところ(ハッピーエンドとか)もあるけど、生々しく自我のぶつかり合うところは名作と呼んでも良いのでは…。
ふと思い出して、一気読みしたくて古本(中古)を購入した。
程度はとても良く、美品だった。
ちょっとキレイなところ(ハッピーエンドとか)もあるけど、生々しく自我のぶつかり合うところは名作と呼んでも良いのでは…。
著者についての詳細