明治人であり國學院大學の教員でもある筆者は、いわば古代信仰と考古学の両方の理解をあわせ持つ学者である。
祭祀遺跡についての説明は勾玉がどうのこうの、その材質がどうだ...といった最近の即物的な記述だけではない、
古代人と現代人の共通な信仰形態にまでとどくところがある。
石上神宮や三輪大社、沖ノ島の宗像大社などについてそうした内容はある意味、新鮮だ。
神道考古学というのは客観性には欠けるのだろうが、なかなか味わい深い。それを知るには適切な本だ。
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