うちのお嬢さま=“はな”さんは、今年で12歳を迎え、おおむね元気すぎるほど元気に暮らしているのですが、フードの好き嫌いが激しさを増して来たことと、何よりおなかを中心に、ポチャっ、としちゃってるのが、長年の同居人として、このところの悩み……でした。
「でした。」というのは、このケニア・ドイさん―バリバリの日本人です!―初の写真集『ぽちゃ猫ワンダー』に触れて、特に根拠はないのですが「あ。なんか知らないけど、たぶん“はな”さんは、このまんまで大丈夫だ。」って気がして、なんだかものすごくラクになっちゃった、ということが、あるかもしれません。
看板ねこ・家ねこ・外ねこ(一部、複数のカテゴリーで活動中のねこさんも)。
大部分のねこさんたちの日常がそうであるように、この本もまた自由気ままに、まるで昭和のスター・梅宮辰夫さんのような貫禄のコビくん―“カバー・キャット”でもあります―だったり、ファイティングポーズも凛々しいプー太郎くんだったり、あっちこっちのいろんなねこさんたちの、しっかりしてたりちょっと抜けてたり、実にフリーダムなその姿を、ランダムというか、フリースタイルで集めています。
これは完全に、構えて読む本ではないですね。
だから読む側であるこっちも、勝手気ままにページをめくって、まったり気分で味わうのが、いちばんいいように思われます。
まったり、ボケーッと眺めているうちに、いっしょに暮らしているねこさんのことだったり、日々味わういろんなイヤなことだったり、何より自分自身のことだったり、なんかこう、抱えているいろんな物事に対する、答えじゃなくてもヒントが見つかったりだとか、あるいはラクに考えられるようになったりだとか、そういった効用が、人によってはあったりするかも……?
この『ぽちゃ猫ワンダー』を見ていると、私たちヒトは、どうして街角でねこさんを見かけるとホッコリするのか、その「不思議」の答えの一端に触れることすらできそうな、そんな気さえしてしまいます。
なお、ケニア・ドイさんご自身による「あとがき」にもあり、また他の方も書いていらっしゃいますが、この本の印税の一部は、一般社団法人《ふくしまプロジェクト》に寄付されることになっているそうです。
《ふくしまプロジェクト》は、単なる動物愛護団体の枠を超え、より幅広い活動を目指したプロジェクトのようです。
その活動についてはホームページで紹介されており、Twitter、Facebookもありますので、興味のある方は《ふくしまプロジェクト》で検索するなどされてはいかがでしょうか。
また、ケニア・ドイさんもホームページ、ブログ、各種SNSを活用されてますし、この本『ぽちゃ猫ワンダー』のTwitter・Facebookもあります(2015年3月現在)。
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