日記っておもしろいですよね。
古くから日記文学があるし、現代では『富士日記』なんかが有名だけど、なんのへんてつもない、「今日はカレーを食べた」なんてのが、あんがいおもしろい。どうしてなんでしょうね。
ただし日記文学の場合は、文章だけですから飽きがくる。ところが吾妻さんのは、美少女スケッチあり、日常をネタにした小話風マンガあり。サービス満点です。
吾妻さんが近所の池でオタマジャクシをつかまえた話とか、散歩に行った話、焼きそばを作った話など、ちょこちょことマンガにしてくれているので、何度も読みかえしては、ぼんやり和んでます。
物語を読む気力もないようなとき、なんとなくこの本を開いて、近所のひととどうでもいい話をしているような感覚。それが日記のおもしろさなのかなあ。
そんなわけで、わたしは吾妻さんの日記シリーズを全部買って、おりにふれて読みかえしては和んでます。
とくに、失踪日記以後の、禁酒して精神を穏やかに保つ努力をし始めてからの吾妻さんの作品は、まったりとして、読んでいて穏やかになれる。わたしはウツに悩んでいる人間ですが、そういう意味で意外な治癒効果もあるんですよ。
あんがい、後世に残るのは、吾妻さんのこういう日記作品かもしれないですよ。マジでそう思ってます。
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ひみつのひでお日記 (単行本コミックス) コミック – 2014/9/30
読書、TV、ウツ、街角JK(女子高生)ウォッチング、たまに思いついたように仕事……。世間から注目を浴びても、まったく変わらない日常を淡々と描きあげた、2009年10月からの日記。
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川書店
- 発売日2014/9/30
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- ISBN-104041022630
- ISBN-13978-4041022634
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商品の説明
著者について
1950年生まれ。漫画家。オタク表現に大きな影響を与える一方、2度にわたる失踪、アルコール依存症に。その体験を描いた『失踪日記』が数々の賞を受賞。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
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トップレビュー
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2016年2月29日に日本でレビュー済み
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16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年9月3日に日本でレビュー済み
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ページを開いて、ちょっと画質荒れてるか(?)と思った、が、それもつかの間、たちまち「アジマワールド」へ。イヌかわいい、ネコかわいい。
んでもって、アジマ先生の生活は非常に多忙じゃないですか、これ。ほとんど毎日のように、どこかへ行き、誰かと会い、漫画を描き、ギターを弾き、散歩したり、展覧会行ったり、昼飯つくったり。その中で、読書量がハンパない。OUTは上下あるし、ドストなんて自分は○か月とかかかるし。
こういう日記見て、アジマ先生のギャグのセンスがよくわかる。先生が褒めてる他の漫画家のを見ても笑えないんだけど、アジマ先生のギャグは面白くて
読み返しが効く。
それと、トラウマは解消できないってことが、アジマ先生の人生遍路を見てわかったような気がする。トラウマを抱えながら、皆生きているんだな、きっと。
んでもって、アジマ先生の生活は非常に多忙じゃないですか、これ。ほとんど毎日のように、どこかへ行き、誰かと会い、漫画を描き、ギターを弾き、散歩したり、展覧会行ったり、昼飯つくったり。その中で、読書量がハンパない。OUTは上下あるし、ドストなんて自分は○か月とかかかるし。
こういう日記見て、アジマ先生のギャグのセンスがよくわかる。先生が褒めてる他の漫画家のを見ても笑えないんだけど、アジマ先生のギャグは面白くて
読み返しが効く。
それと、トラウマは解消できないってことが、アジマ先生の人生遍路を見てわかったような気がする。トラウマを抱えながら、皆生きているんだな、きっと。
VINEメンバー
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ほぼ同時期に発売された「カオスノート」に比べると、
こちらは「美少女スケッチ」路線の延長で、内容的には全く新味なし。
しかしページごとに現れる美少女たちの魅力ときたらどうだろう。
本文に「締切りのある仕事は受けられない」とあるが、
制約から逃れてのびのびと描かれた彼女たちは作者の分身なのかもしれない。
巻末ちかくに「ななこSOS」のセルフパロディが載っている。
吾妻先生、どうか無理しないでね…
こちらは「美少女スケッチ」路線の延長で、内容的には全く新味なし。
しかしページごとに現れる美少女たちの魅力ときたらどうだろう。
本文に「締切りのある仕事は受けられない」とあるが、
制約から逃れてのびのびと描かれた彼女たちは作者の分身なのかもしれない。
巻末ちかくに「ななこSOS」のセルフパロディが載っている。
吾妻先生、どうか無理しないでね…
2014年11月14日に日本でレビュー済み
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◎は書名をメモさせていただきました。しかし、◎だけ読んでも、私の読書量だと1年はかかりそう。
「ワン・ピース」は気に入らなかったのですね。いつも楽しみにしている身にとっては、ちょっと残念だけど、吾妻先生の作品とは方向性がたしかに違いますね。
私はタモリと小田和正の両方が好きだけど、タモリは小田和正が大っ嫌い。友達の輪で小田和正が出演した時、普段のタモリとはまるで違っていた。小田和正を聴くたびに、タモリに怒られると思ってしまう。それと同じ気分。
吾妻先生はタモリ好きの様だけど、やっぱり小田和正は嫌いなのだろうかとか、まあ、谷山浩子を聴きながら考えてみようかな。
「ワン・ピース」は気に入らなかったのですね。いつも楽しみにしている身にとっては、ちょっと残念だけど、吾妻先生の作品とは方向性がたしかに違いますね。
私はタモリと小田和正の両方が好きだけど、タモリは小田和正が大っ嫌い。友達の輪で小田和正が出演した時、普段のタモリとはまるで違っていた。小田和正を聴くたびに、タモリに怒られると思ってしまう。それと同じ気分。
吾妻先生はタモリ好きの様だけど、やっぱり小田和正は嫌いなのだろうかとか、まあ、谷山浩子を聴きながら考えてみようかな。
ベスト50レビュアーVINEメンバー
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今回は全編終始、作者の日常の平穏な暮らしが描かれています。ファンとしてはその方が安心して読めます。
失踪日記は作者の人生の非常時を振り返ったものなので読む方も気が気ではありませんでした。
もちろん、無事に復帰されたからこそ作品になったのですが、それでも心配してしまう。もっともそれは作者の筆力の高さ故です。
だから、今回もどこかで何か起きないかと心の片隅で心配していたのが本当のところ。突然、編集者がお詫びの頁を入れたりはしないか、半ば本気で思っていました。
もちろん、それは杞憂でp12のけいおん騒動をネタにしたところで一安心。イースト・プレスのKさんの「皆 吾妻さんにだけはそんなに現実イヤかとは言われたくないと思いますよ」と振られ、そりゃそうだな……と返しているのには笑った。心の余裕を取り戻さないとこういうやり取りはできない。
カオスノートと併読したが、こちらも長年追い続けてきたナンセンスギャグが満載だが、笑いのポイントが洗練されている。好き嫌いは分かれるかもしれないが、ロリコン、エロ、オタクも枯れるとこうなるということだろう。それが決して不快な絵にならない。カラッと暗いエロだなのだ。ひでお絵日記の時にも感じたことだが、その舞台裏は本作に描かれている。
今後もこんな感じでゆるく日記漫画を描き続けてほしい。ファンにとっては待つのは苦ではなく、楽しみなのだから。
失踪日記は作者の人生の非常時を振り返ったものなので読む方も気が気ではありませんでした。
もちろん、無事に復帰されたからこそ作品になったのですが、それでも心配してしまう。もっともそれは作者の筆力の高さ故です。
だから、今回もどこかで何か起きないかと心の片隅で心配していたのが本当のところ。突然、編集者がお詫びの頁を入れたりはしないか、半ば本気で思っていました。
もちろん、それは杞憂でp12のけいおん騒動をネタにしたところで一安心。イースト・プレスのKさんの「皆 吾妻さんにだけはそんなに現実イヤかとは言われたくないと思いますよ」と振られ、そりゃそうだな……と返しているのには笑った。心の余裕を取り戻さないとこういうやり取りはできない。
カオスノートと併読したが、こちらも長年追い続けてきたナンセンスギャグが満載だが、笑いのポイントが洗練されている。好き嫌いは分かれるかもしれないが、ロリコン、エロ、オタクも枯れるとこうなるということだろう。それが決して不快な絵にならない。カラッと暗いエロだなのだ。ひでお絵日記の時にも感じたことだが、その舞台裏は本作に描かれている。
今後もこんな感じでゆるく日記漫画を描き続けてほしい。ファンにとっては待つのは苦ではなく、楽しみなのだから。