幼いころ僕は「おれは鉄兵」を全巻揃えてもらい、父は「のたり松太郎」を全巻揃えて、ふたりで読みあっていました。
おととしなくなった父は、最後まで「のたり」が大好きで78歳でなくなりましたが、藤沢周平、池波正太郎、河合早雄さんと一緒に、生涯のたりを愛読しました。
僕は一度母が処分してしまった、「てっぺい」を買いなおし、僕の息子小学生時代に愛読していました。
今回、この本がきたらすぐに、父の仏前に置きました。しばらく読ませてから、さっき僕も読みました。
ちば先生が書てくださった、戦後の引き上げのお話がすさまじく、読み終わって頭が下がりました。
漫画家の仕事って、なんてすごいんでしょうか。
人の人生って、なんて広く重いんでしょうか。
語られるべき物語は、まだまだありますね。
ゆっくりでも結構ですので、続きを楽しみにしております。
今や高校生になった息子が帰ってきたら、今晩手渡します。
素晴らしい漫画を、ありがとうございました。
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ひねもすのたり日記(1) (ビッグコミックススペシャル) Kindle版
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2018/1/30
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ファイルサイズ45930 KB
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2018年3月21日に日本でレビュー済み
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ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
手塚治虫文化賞特別賞を獲ったのを知って取り寄せたのではある。受賞理由に功労賞的な文句も入っていたが、やはり受賞した理由の1番は、18年ぶりの新作に審査員一同が驚いたからだろう。4ページの連載なので、マンガエッセイみたいな内容なのだが、本人自ら「私はストーリー漫画家だ」というだけあって、世のエッセイマンガとは一線を画している。時々幕間みたいに脱線を入れながら、見事な半生の記を描いていた。
アシスタントは、最低必要な人数に絞っているのだろう、ちば本人が画面の隅々に気を配っているのがよく分かる。あらゆる登場人物の表情が、心の中まで聞こえそうに微妙に描き分けられているのである。18年のブランクなんて信じられない。むしろ、このペースで描くことによって、ちばてつや最後の代表作になりつつあるのではないか。
家族6人1人も欠けずに満州から帰ることができたのは、確かに奇跡と言っていいのだろう。(幼い作者に見えていなかったので)画面の上には描かれていないが、両親の苦労は如何ばかりだっただろうか。一方、ちばてつやの見る世界は、子どもらしいのんきな世界が続いていたので、ラスト近く、千葉の九十九里浜のおばあちゃんの「あんのこったやーっ」の叫び声に、その見事な表情に、殺られてしまった。たまたま向かい合わせに座る喫茶店で読んでいたのだが、ボロボロボロボロ泣けてしまって、ものすごく恥ずかしかった。
おそらく1年半に一冊の割合で刊行されると思うので、ゆっくりと付き合って行きたい。
2018年5月読了
アシスタントは、最低必要な人数に絞っているのだろう、ちば本人が画面の隅々に気を配っているのがよく分かる。あらゆる登場人物の表情が、心の中まで聞こえそうに微妙に描き分けられているのである。18年のブランクなんて信じられない。むしろ、このペースで描くことによって、ちばてつや最後の代表作になりつつあるのではないか。
家族6人1人も欠けずに満州から帰ることができたのは、確かに奇跡と言っていいのだろう。(幼い作者に見えていなかったので)画面の上には描かれていないが、両親の苦労は如何ばかりだっただろうか。一方、ちばてつやの見る世界は、子どもらしいのんきな世界が続いていたので、ラスト近く、千葉の九十九里浜のおばあちゃんの「あんのこったやーっ」の叫び声に、その見事な表情に、殺られてしまった。たまたま向かい合わせに座る喫茶店で読んでいたのだが、ボロボロボロボロ泣けてしまって、ものすごく恥ずかしかった。
おそらく1年半に一冊の割合で刊行されると思うので、ゆっくりと付き合って行きたい。
2018年5月読了
ベスト100レビュアー
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昔、『週刊少年マガジン』に連載されていた、ちばてつや先生の「あしたのジョー」(梶原一騎原作)を愛読していた。毎週発売日に、通学途中の駅の売店(古いなあ)で買って、読むのが楽しみだった。特に、力石徹が死んだ時は衝撃で、呆然としたのを覚えている。なぜか、その号を買った時の駅の風景まで覚えている。あまり関係ないが、後に、WBA世界フライ級チャンピオンの大場政夫が交通事故死した時も、そのニュースをテレビで見たラーメン屋さんの風景を覚えている。人間、衝撃を受けるとそういうものらしい。この本を読んで、ちば先生がご健在なのを知り、とてもうれしく思った。全編オールカラーで、時に現代へ戻ったりしながら、戦争末期のご自身の満州での苦労が淡々と描かれているのだが、やたら教訓的でないのもいい。同じ年寄りとして、”先生、御同様ですよ”という場面にもたびたび遭遇する。できれば若い人にも読んでほしい。
ベスト100レビュアー
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「あしたのジョー」や「あした天気になあれ」をはじめとする
さまざまな名作を生みだした漫画家ちばてつやが
自分の生い立ちを振り返りながら描いた自伝エッセイ。
不安定な満州で暮らした幼少時代や
そこから苦労して帰国する話は
なかなか他作品では味わえない貴重な内容。
ちばてつやが徐々に漫画家に至る流れも興味深い。
水木しげるによる似たようなコンセプトの「わたしの日々」と比べても
それぞれのエピソードが濃く、読み応えがあって面白い。
読者へのわかりやすさを今でも意識しているだけあって
どの場面も状況がスムーズに理解できるし、
1話完結で楽しめるのに全体の流れも感じる。
ちばてつやのファンでなくても引き込まれる内容で、
戦時下を生き延びたリアルな体験が読める1冊。
さまざまな名作を生みだした漫画家ちばてつやが
自分の生い立ちを振り返りながら描いた自伝エッセイ。
不安定な満州で暮らした幼少時代や
そこから苦労して帰国する話は
なかなか他作品では味わえない貴重な内容。
ちばてつやが徐々に漫画家に至る流れも興味深い。
水木しげるによる似たようなコンセプトの「わたしの日々」と比べても
それぞれのエピソードが濃く、読み応えがあって面白い。
読者へのわかりやすさを今でも意識しているだけあって
どの場面も状況がスムーズに理解できるし、
1話完結で楽しめるのに全体の流れも感じる。
ちばてつやのファンでなくても引き込まれる内容で、
戦時下を生き延びたリアルな体験が読める1冊。
2018年2月1日に日本でレビュー済み
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有名漫画家との交流、老人目線の日常、戦中戦後のエピソード……。永きを生き抜き、今なお現役の著者であればこそ書ける内容。
かわいらしい“おじいちゃんキャラ(自画像)”が、日常生活のあらゆるところで困ったり凹んだりしている様子は、愛おしくも笑いを誘う。
『老人エッセイ漫画』の描き手は非常に少ないので(唯一無二の新ジャンルかも…)ちば先生にはこれからも頑張ってほしい。
全ページフルカラーの原稿は美しく、また迫力もある。手達者なため、全体的にとても読みやすい。
かわいらしい“おじいちゃんキャラ(自画像)”が、日常生活のあらゆるところで困ったり凹んだりしている様子は、愛おしくも笑いを誘う。
『老人エッセイ漫画』の描き手は非常に少ないので(唯一無二の新ジャンルかも…)ちば先生にはこれからも頑張ってほしい。
全ページフルカラーの原稿は美しく、また迫力もある。手達者なため、全体的にとても読みやすい。
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