幼いころ僕は「おれは鉄兵」を全巻揃えてもらい、父は「のたり松太郎」を全巻揃えて、ふたりで読みあっていました。
おととしなくなった父は、最後まで「のたり」が大好きで78歳でなくなりましたが、藤沢周平、池波正太郎、河合早雄さんと一緒に、生涯のたりを愛読しました。
僕は一度母が処分してしまった、「てっぺい」を買いなおし、僕の息子小学生時代に愛読していました。
今回、この本がきたらすぐに、父の仏前に置きました。しばらく読ませてから、さっき僕も読みました。
ちば先生が書てくださった、戦後の引き上げのお話がすさまじく、読み終わって頭が下がりました。
漫画家の仕事って、なんてすごいんでしょうか。
人の人生って、なんて広く重いんでしょうか。
語られるべき物語は、まだまだありますね。
ゆっくりでも結構ですので、続きを楽しみにしております。
今や高校生になった息子が帰ってきたら、今晩手渡します。
素晴らしい漫画を、ありがとうございました。
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ひねもすのたり日記(1) (ビッグコミックススペシャル) Kindle版
ジョーも松太郎もてつやから。名作の裏に…
いつしか老作家となったマンガ家・ちばてつやは、様々な社会的役割を務め多忙だった。だが…ある日、コミック雑誌から執筆依頼が来た。
最初断ろうと思ったちばだが、その脳裏には幼い頃の満州の物凄い夕焼け、人生の節目で出会った素晴らしい人々、そしてどんなときも不器用に苦しみながらマンガを描いてきた自分の姿が去来する。
オールカラーショートコミックで描く半生の記。ちばてつや18年振りの最新作、今ここに結実!
いつしか老作家となったマンガ家・ちばてつやは、様々な社会的役割を務め多忙だった。だが…ある日、コミック雑誌から執筆依頼が来た。
最初断ろうと思ったちばだが、その脳裏には幼い頃の満州の物凄い夕焼け、人生の節目で出会った素晴らしい人々、そしてどんなときも不器用に苦しみながらマンガを描いてきた自分の姿が去来する。
オールカラーショートコミックで描く半生の記。ちばてつや18年振りの最新作、今ここに結実!
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2018/1/30
- ファイルサイズ45930 KB
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年3月21日に日本でレビュー済み
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190人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年5月15日に日本でレビュー済み
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手塚治虫文化賞特別賞を獲ったのを知って取り寄せたのではある。受賞理由に功労賞的な文句も入っていたが、やはり受賞した理由の1番は、18年ぶりの新作に審査員一同が驚いたからだろう。4ページの連載なので、マンガエッセイみたいな内容なのだが、本人自ら「私はストーリー漫画家だ」というだけあって、世のエッセイマンガとは一線を画している。時々幕間みたいに脱線を入れながら、見事な半生の記を描いていた。
アシスタントは、最低必要な人数に絞っているのだろう、ちば本人が画面の隅々に気を配っているのがよく分かる。あらゆる登場人物の表情が、心の中まで聞こえそうに微妙に描き分けられているのである。18年のブランクなんて信じられない。むしろ、このペースで描くことによって、ちばてつや最後の代表作になりつつあるのではないか。
家族6人1人も欠けずに満州から帰ることができたのは、確かに奇跡と言っていいのだろう。(幼い作者に見えていなかったので)画面の上には描かれていないが、両親の苦労は如何ばかりだっただろうか。一方、ちばてつやの見る世界は、子どもらしいのんきな世界が続いていたので、ラスト近く、千葉の九十九里浜のおばあちゃんの「あんのこったやーっ」の叫び声に、その見事な表情に、殺られてしまった。たまたま向かい合わせに座る喫茶店で読んでいたのだが、ボロボロボロボロ泣けてしまって、ものすごく恥ずかしかった。
おそらく1年半に一冊の割合で刊行されると思うので、ゆっくりと付き合って行きたい。
2018年5月読了
アシスタントは、最低必要な人数に絞っているのだろう、ちば本人が画面の隅々に気を配っているのがよく分かる。あらゆる登場人物の表情が、心の中まで聞こえそうに微妙に描き分けられているのである。18年のブランクなんて信じられない。むしろ、このペースで描くことによって、ちばてつや最後の代表作になりつつあるのではないか。
家族6人1人も欠けずに満州から帰ることができたのは、確かに奇跡と言っていいのだろう。(幼い作者に見えていなかったので)画面の上には描かれていないが、両親の苦労は如何ばかりだっただろうか。一方、ちばてつやの見る世界は、子どもらしいのんきな世界が続いていたので、ラスト近く、千葉の九十九里浜のおばあちゃんの「あんのこったやーっ」の叫び声に、その見事な表情に、殺られてしまった。たまたま向かい合わせに座る喫茶店で読んでいたのだが、ボロボロボロボロ泣けてしまって、ものすごく恥ずかしかった。
おそらく1年半に一冊の割合で刊行されると思うので、ゆっくりと付き合って行きたい。
2018年5月読了
ベスト100レビュアー
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昔、『週刊少年マガジン』に連載されていた、ちばてつや先生の「あしたのジョー」(梶原一騎原作)を愛読していた。毎週発売日に、通学途中の駅の売店(古いなあ)で買って、読むのが楽しみだった。特に、力石徹が死んだ時は衝撃で、呆然としたのを覚えている。なぜか、その号を買った時の駅の風景まで覚えている。あまり関係ないが、後に、WBA世界フライ級チャンピオンの大場政夫が交通事故死した時も、そのニュースをテレビで見たラーメン屋さんの風景を覚えている。人間、衝撃を受けるとそういうものらしい。この本を読んで、ちば先生がご健在なのを知り、とてもうれしく思った。全編オールカラーで、時に現代へ戻ったりしながら、戦争末期のご自身の満州での苦労が淡々と描かれているのだが、やたら教訓的でないのもいい。同じ年寄りとして、”先生、御同様ですよ”という場面にもたびたび遭遇する。できれば若い人にも読んでほしい。
2020年6月9日に日本でレビュー済み
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50代女性、子供時代から今まで「明日のジョー」を読んだ経験なし。昨夏に訪れたロンドン大英博物館で開催されていた日本のマンガ展で、昭和から平成まで数々の有名な作家さんの原画などを拝見する事ができたのですが、その中でこの「ひねもすのたり日記」の原画が飾られており、そのパワーに吸い寄せられてしまいました。その事から、この本に興味を持ち、日本に帰国の際にすぐに買いに行きました。ああ、面白い。奥が深く、人間味があり、最高です。つぎは「明日のジョー」に挑戦したいと思います。京都の漫画ミュージアムの喫茶店の壁に大きく描かれたジョーの絵を思い出しながら、ちば先生のご健康とさらなるご活躍を切に祈っております。
2021年8月29日に日本でレビュー済み
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作者の満州引揚げは、私の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)引き揚げに重なる。私の家族も、親切にしてくれたお医者さんの秘蔵の注射薬(自分の子どもに打つために取っておいたもの)を、妹の肺炎時に打ってくれた。2歳の妹は、百日咳から肺炎に。しかし、その秘蔵の注射薬で、助かった。作者も親しかった中国人に助けられて引揚げが出来た。引揚げ船の中の記憶は、作者が別の本に書いた挿し絵(乾パンとすいとんの入ったお汁の絵)と私の引揚げ船の中で出された乾パンンとクジラ肉のスープと重なる。600万人の引揚者が居た。その中の一人が私と知った。戦争は、もう絶対にしてはいけない、政府の国策は、人をだまして戦場に送り、外地に送り、その後は知らぬ顔、放りっぱなしという政府は絶対に作り出してはならない。ちばてつやの人生と、私の人生が重なった夏。
2018年2月1日に日本でレビュー済み
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有名漫画家との交流、老人目線の日常、戦中戦後のエピソード……。永きを生き抜き、今なお現役の著者であればこそ書ける内容。
かわいらしい“おじいちゃんキャラ(自画像)”が、日常生活のあらゆるところで困ったり凹んだりしている様子は、愛おしくも笑いを誘う。
『老人エッセイ漫画』の描き手は非常に少ないので(唯一無二の新ジャンルかも…)ちば先生にはこれからも頑張ってほしい。
全ページフルカラーの原稿は美しく、また迫力もある。手達者なため、全体的にとても読みやすい。
かわいらしい“おじいちゃんキャラ(自画像)”が、日常生活のあらゆるところで困ったり凹んだりしている様子は、愛おしくも笑いを誘う。
『老人エッセイ漫画』の描き手は非常に少ないので(唯一無二の新ジャンルかも…)ちば先生にはこれからも頑張ってほしい。
全ページフルカラーの原稿は美しく、また迫力もある。手達者なため、全体的にとても読みやすい。
ベスト50レビュアーVINEメンバー
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NHKだったかで、漫画家の浦沢直樹と出ている番組を見て興味を持った。
あしたのジョーにしてもリアルタイムではない世代。つまりそれより遥かに上の年齢の方なのだ。
それなのに未だ現役で描く。
衰えを感じない筆さばきに驚いた。
納得いくまで修正を繰り返す。
戦中満州生まれの老漫画家。もはや画聖と呼べるだろう。
内容がこれまでの人生を振り返るということで、本巻では当時の満州での生活から引き上げまでの状況を、現代と行き来しながら垣間見ることができる。
生き証人の話が漫画で読める!
私も瀋陽や大連に行ったことがあり、今でも往時の建物などが残っているのだ。
引き揚げってこんな感じだったんだ。
苦労したんだなあ。
実は買おうと思った時、数日の躊躇があった。
部屋には本や漫画が溢れ、置き場所がないのだ。
しかし電子書籍もやはり好きにはなれない。
そして試し読みした後、即座に購入確定。
これは私が読まねばならなかった漫画だ。
買って良かった。
この作品を残してくれた氏に感謝したい。
あしたのジョーにしてもリアルタイムではない世代。つまりそれより遥かに上の年齢の方なのだ。
それなのに未だ現役で描く。
衰えを感じない筆さばきに驚いた。
納得いくまで修正を繰り返す。
戦中満州生まれの老漫画家。もはや画聖と呼べるだろう。
内容がこれまでの人生を振り返るということで、本巻では当時の満州での生活から引き上げまでの状況を、現代と行き来しながら垣間見ることができる。
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私も瀋陽や大連に行ったことがあり、今でも往時の建物などが残っているのだ。
引き揚げってこんな感じだったんだ。
苦労したんだなあ。
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しかし電子書籍もやはり好きにはなれない。
そして試し読みした後、即座に購入確定。
これは私が読まねばならなかった漫画だ。
買って良かった。
この作品を残してくれた氏に感謝したい。