アニメが放送された演劇4コマ漫画の5巻目です。
5巻では39話~44話の6本とおまけ1本で構成されています。
【相も変わらず】
この5巻でも劇団ひととせの面々の日常が描かれていますが演劇がメインかというとそうではなく、どちらかと言うと日常系がメインなのは相変わらずです。
キャラクターも変わらず個性的ですし、4巻から初登場した中学生のみやと栞も準レギュラーとしてひなこ達に負けじとドンドン登場しています。
話の流れ自体もテンポ良く進み、1話1話にきちんとオチが付いているので4コマ作品としても安定しています。
近年に限った話ではありませんが8コマあるいは4コマに見せかけたストーリー漫画もある中できっちりしているのは称賛に値する部分だと思います。
【5巻は千秋&ゆあ巻】
千秋が父を大事に思っていたり、ゆあの気遣いぶりなど巻が進んで良い方向でキャラクターの個性も発揮されていきます。
特にこの2人は1巻から登場しているものの個性としては落ち着いているあるいは絡むキャラクターが固定化されていたので新しい一面をこの巻で見ることができたのは素直に嬉しいところです。
【肌色多め描写もガッツリ増えた】
これまでの扉絵やピンナップでも肌色多めなイラストが載っていたのですが、5巻ではより多く増えたようにも感じます。
ほぼ全裸だったり、際どい衣装だったりと嬉しい反面、最終的にどうなってしまうのだろうと冷や冷やしています。
さすがにまだ乳首が出てないのは掲載誌故かあるいは最後の良心か。1人で見るだけならまだしも、公衆の場ではちょっとキツいところがありますね。
【ただのクレイジーガール】
39話ではみやの「欲しいもの」が明かされるのですが、これは「狂気」だけでは済ましてはいけない気がします。
冗談か本気かは分かりませんがこれまでのみやの発言からすると正直ドン引きレベルかなぁと。
ファンを通り越してただのキ〇ガイと捉えられかねません。根は悪くないキャラクターなのですけども…
4巻38話でのやり取りからコレなので彼女のイメージがガラっと変わってしまいそうです。
これ以降の回では特にこの発言を引っ張っている様子も無いのでおちフルみたいな過剰なキャラ変をしたわけではないので安心といえば安心ですが。
【絵柄変わった?】
41話は描き方が変わったように見受けられます。分かり易いのはひな子とくいな辺りでしょうか。
これはこれで悪くはないのですがこれまでの絵柄と比べると別の人が描いたのかなと感じました。
それ以降ではまたいつもの絵柄に戻っているのでたまたまだとは思うのですが…
【番外編】
おまけの番外編はこれまでのひなこのーとにしては異色の番外編でした。
こういうファンタジー要素も作品的には有りかもしれませんね。
4巻の読み切りも面白かったので6巻にも期待したいところです。
【最後に】
アニメ放送後の刊行ですが作品としてのペースは順調で今後の発刊にも期待が持てます。
いずれはアニメ2期にも期待したいところですがやはり直面するのはストックの問題でしょうか。
5巻は6話収録とこれまでの本数と比べると大分少ない方です。
その代わり1話1話がしっかり描かれているのですがやはり読者としては1話でも多く読みたいのが本音です。
後はみやの狂気ぶりがある程度、改善されれば言うこと無しですが。
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