合唱の魅力は、第一にそこで新しい友だちと会えることです。しかし、どうしたら合唱団に入れるのでしょうか。また、自分に合わない団だったらどうしようとか、本当に歌えるのだろうか、という不安が先に立つものです。そして最近では、小・中・高校でも、集中力がない、集団生活の基礎が身に付かないという生徒さんたちが多いと耳にします。合唱は楽しいだけではなく、他人との関わり合い、現在、自分が何をすればよいかという判断力などを培うのに最適です。また、日々の練習や発表会などを経て、友人や上・下級生たちとの友情も生まれます。ぜひとも多くの方々に、特に子どもたちに合唱を体験してほしいのです。
合唱本来の魅力に惹き込まれるには、ご指導なさる先生方の「指導力」が必要です。ご自分が力不足だと思っているのに、指導しなくてはならなくなった方たちにも、現在のお力で、何とか合唱団をひっぱって行ける方法をお知らせします。
何か趣味を持ちたい、はじめたいと日々お考えの方は多いのではないでしょうか。でも、なかなか行動できなくて…そんなときは、身一つで楽しめちゃう合唱をはじめてみては如何でしょうか。でも、歌は苦手…なんて心配も、はじめてみれば、そんな心配もふっとんじゃいます。声が混じり合って奏でられるハーモニーはまるで声のオーロラです!そんな素晴らしい世界を体感してみませんか。また、楽しく合唱をおやりになるには指導者の力も大切です。指導するには、ある程度の知識と技術は必要です。この本をお読みになれば、きっと今よりも自信を持って指導できるでしょう。知っているようで知らなかった音楽に関するおもしろいコラムや、合唱指揮者の古橋富士雄先生に小・中学校の合唱、児童合唱団の実体についてインタビューした大変参考になるお話も収載されています。
内容(「BOOK」データベースより)
ただ歌う?!…だけじゃつまらない!歌えばわかる、声が重なり合うハーモニーの美しさ。声を出す仕組みから、合唱団にあった選曲の仕方、編曲のコツ、指揮法をお教えしましょう。
著者について
青島広志:1955年東京生まれ。東京芸術大学および大学院修士課程(作曲)首席修了。修了作品のオペラ『黄金の国』が同大図書館に購入され、二回の都民芸術フェスティバル主催公演で上演。指揮・ピアノ・作曲・出演と幅広く活動するが、合唱に限って記せば、作品として『マザーグースのうた』『星からとどいた歌』『花々』『ギルガメシュ叙事詩』『森のなかの小さな生きものたち』など、編曲として『日本のうた』『イタリア歌曲集』など、演奏としては数多くの合唱団への伴奏での客演、放送ではNHK全国学校音楽コンクールの課題曲(中・高)、同本選審査、ラジオ「みんなのコーラス」レギュラー。また全日本合唱連盟コンクールの課題曲(混声・男声)および講習、教育機関から依頼された合唱講習会、「教育音楽」「合唱表現」「ハーモニー」への寄稿および連載など多岐にわたる。東京芸術大学・都留文科大学・都立芸術高校各講師、日本作曲家協議会、現代音楽協会、東京室内歌劇場会員。「題名のない音楽会」ブレーン。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
青島/広志
1955年東京生まれ。東京芸術大学および大学院修士課程(作曲)首席修了。修了作品のオペラ『黄金の国』が同大図書館に購入され、二回の都民芸術フェスティバル主催公演で上演。指揮・ピアノ・作曲・出演と幅広く活動。東京芸術大学・都留文科大学・都立芸術高校各講師、日本作曲家協議会、現代音楽協会、東京室内歌劇場会員。「題名のない音楽会」ブレーン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)