本書は初級者が困った時に開く、Tips集というより中級レベルのExcelユーザーが配列数式が実際に、どのような場面で応用されるのかを確認するためのサンプル集である。
配列数式はExcel初級、中級レベルでは最後に申し訳程度に出てきて、よほどの必要性がない限り活用することはない。しかし、本書では配列数式(定数)が遠慮なしに駆使され、SUMやCOUNTIFといった関数が全く別の関数の機能を発揮しているのを目の当たり見ることが出来る。
従って INDIRECT(A1)とINDIRECT("A1")の違いは何かをすぐに答えられないレベルでは本書の記述を読んでも全く応用が出来ないので、読者層の想定がずれている点で減点させていただく(目指すところは良いと思う)。
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