はじめての福島学 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2015/3/1
開沼 博
(著)
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本の長さ416ページ
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言語日本語
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出版社イースト・プレス
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発売日2015/3/1
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ISBN-10478161311X
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ISBN-13978-4781613116
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域…福島の問題は放射線ではなく、「地方」の問題である。福島から日本の「地方」がみえる。
著者について
開沼博(かいぬま ひろし)
1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。著書に『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)、『漂白される社会』(ダイヤモンド社)など。
1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。著書に『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)、『漂白される社会』(ダイヤモンド社)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
開沼/博
社会学者。1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
社会学者。1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2015/3/1)
- 発売日 : 2015/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 416ページ
- ISBN-10 : 478161311X
- ISBN-13 : 978-4781613116
- Amazon 売れ筋ランキング: - 50,004位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2016年8月19日に日本でレビュー済み
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「県内の人口問題は流出入の地域間格差」「コメの14年度全量全袋検査で基準値超えは0袋」「求人倍率は高いが職種にミスマッチ」「双葉郡の中間貯蔵施設の収容量は東京ドーム約15杯分」。一貫してデータを示して説明する姿勢に説得力。
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「福島を応援したい」「福島の農業の今後が心配だ」「福島をどうしたらいいんですか」といった問に対して「『とりあえず、このぐらいは知っておいてもらいたい』ということを一冊にまとめた(p.388)」書だという。「福島を知るための25の数字(pp.2-3)」を手がかりに、福島の復興、人口、産業(主に農業)、雇用・労働、家族・子ども、これからについて解き明かしていく。同時に本書は「俗流フクシマ論(p.412に「間違いだらけの『俗流フクシマ論』リスト」がある)」への鋭い批判の書でもある。
「『避難』『賠償』『除染』『原発』『放射線』『子どもたち』の6点セットをあえて外し(p13)」、「データと理論を用いながら (p.14)」語るというのが著者の一貫したスタンス。前者は、「『いかにも福島らしい』特殊な問題の背景……にある、日本全体、世界全体に通じそうな普遍的な問題をあぶり出す(p.14)」ことにも通じてくる。
また、福島をめぐる問題への判断や主張について著者が提唱するのは、「科学的な前提にもとづく限定的な相対主義(p.227)」である。
著者は、本書の最後で、「福島を応援したい」と考えている人へ、消極的には「迷惑をかけない」こと(p.405に「福島へのありがた迷惑12箇条」がリストアップされている)」を、積極的には「買う・行く・働く(p.401)」ことをアドバイスする。
著者の「俗流フクシマ論」への批判は、時に「惨事便乗型知識人(p.61)」など罵倒に近いが、よほどその種の言動に辟易したのだろう。アグレッシブな言い回しはあまり好きではないが、主張そのものは全くその通りと思う。
残念な点ひとつ。
25兆円規模の復興支援施策が、福島が「平常運転」へ戻ることにどのくらい寄与したのかについて(本書では)分析されていないこと。
「ハッ」とした箇所ふたつ。
1 避難指示解除後の住民の選択肢について、「帰還」「移住」とともに「『今は決められない』という人の立場も保護していくことが重要 (p.355)」という指摘。
2 「中間貯蔵施設の問題は場所よりも『輸送』(p.378)」という指摘。
本書は、著者の刊行の意図とは別に、社会学や批判的思考の良質な教科書としても読めるのではなかろうか。
「『避難』『賠償』『除染』『原発』『放射線』『子どもたち』の6点セットをあえて外し(p13)」、「データと理論を用いながら (p.14)」語るというのが著者の一貫したスタンス。前者は、「『いかにも福島らしい』特殊な問題の背景……にある、日本全体、世界全体に通じそうな普遍的な問題をあぶり出す(p.14)」ことにも通じてくる。
また、福島をめぐる問題への判断や主張について著者が提唱するのは、「科学的な前提にもとづく限定的な相対主義(p.227)」である。
著者は、本書の最後で、「福島を応援したい」と考えている人へ、消極的には「迷惑をかけない」こと(p.405に「福島へのありがた迷惑12箇条」がリストアップされている)」を、積極的には「買う・行く・働く(p.401)」ことをアドバイスする。
著者の「俗流フクシマ論」への批判は、時に「惨事便乗型知識人(p.61)」など罵倒に近いが、よほどその種の言動に辟易したのだろう。アグレッシブな言い回しはあまり好きではないが、主張そのものは全くその通りと思う。
残念な点ひとつ。
25兆円規模の復興支援施策が、福島が「平常運転」へ戻ることにどのくらい寄与したのかについて(本書では)分析されていないこと。
「ハッ」とした箇所ふたつ。
1 避難指示解除後の住民の選択肢について、「帰還」「移住」とともに「『今は決められない』という人の立場も保護していくことが重要 (p.355)」という指摘。
2 「中間貯蔵施設の問題は場所よりも『輸送』(p.378)」という指摘。
本書は、著者の刊行の意図とは別に、社会学や批判的思考の良質な教科書としても読めるのではなかろうか。
2017年11月17日に日本でレビュー済み
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読みやすい表現だが、文章は諄い。しかし、確かな内容で良かった。
2016年8月31日に日本でレビュー済み
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数ヶ月前から、福島県から避難して来た方々と関わる仕事をしています。
福島のことをきちんと知りたいと思い、
「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識」(田崎晴明著)
「知ろうとすること。」(早野龍五 糸井重里 共著)を読み、
最後にこの「はじめての福島学」を読みました。
そして、仕事を始めた訳ですが・・・。
県外避難者自身が、この本の巻末に掲げられている「俗流フクシマ論」みたいなことを
口になさるのにびっくりさせられています。
「除染作業をしていたら、防護服の中で汗をかいたところがただれたそうだ。
放射線のせいだ」とか、
「〇〇(福島県内の地名)では奇形児がバンバン生まれている」とか、
「若い人がどんどん心筋梗塞で死んでいるそうだ。放射線のせいらしい」とか、
どう考えても「デマ」としか思えないようなことばかり・・・。
(でも、もう誰にも反論出来ない雰囲気なのです、残念ながら)。
皆さんの元には、避難元の自治体から沢山の資料が送られて来ますが、
ほとんどの方は毎度そのあまりのボリュームにうんざりしてしまっていて、
「郵送物を開封せずに捨てる人も結構いる」(某自治体職員談)のが実情。
そういう中で、クチコミによる出所も分からない怪しい情報に、
表現は悪いですが「踊らされている」ようにしか見えない方も、
実は相当数いらっしゃるようです。
そういう認識のまま福島へ戻り、周りの人達とトラブルになった方も
多い(特に母子避難者)と聞いて残念に感じています。
この本は、福島県を離れて県外で避難生活を送る方たちにも
是非おすすめしたい一冊です。
正しく「福島の今」を知ることは、
漠然とした不安を払しょくする役に立つと思いますので。
福島のことをきちんと知りたいと思い、
「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識」(田崎晴明著)
「知ろうとすること。」(早野龍五 糸井重里 共著)を読み、
最後にこの「はじめての福島学」を読みました。
そして、仕事を始めた訳ですが・・・。
県外避難者自身が、この本の巻末に掲げられている「俗流フクシマ論」みたいなことを
口になさるのにびっくりさせられています。
「除染作業をしていたら、防護服の中で汗をかいたところがただれたそうだ。
放射線のせいだ」とか、
「〇〇(福島県内の地名)では奇形児がバンバン生まれている」とか、
「若い人がどんどん心筋梗塞で死んでいるそうだ。放射線のせいらしい」とか、
どう考えても「デマ」としか思えないようなことばかり・・・。
(でも、もう誰にも反論出来ない雰囲気なのです、残念ながら)。
皆さんの元には、避難元の自治体から沢山の資料が送られて来ますが、
ほとんどの方は毎度そのあまりのボリュームにうんざりしてしまっていて、
「郵送物を開封せずに捨てる人も結構いる」(某自治体職員談)のが実情。
そういう中で、クチコミによる出所も分からない怪しい情報に、
表現は悪いですが「踊らされている」ようにしか見えない方も、
実は相当数いらっしゃるようです。
そういう認識のまま福島へ戻り、周りの人達とトラブルになった方も
多い(特に母子避難者)と聞いて残念に感じています。
この本は、福島県を離れて県外で避難生活を送る方たちにも
是非おすすめしたい一冊です。
正しく「福島の今」を知ることは、
漠然とした不安を払しょくする役に立つと思いますので。
2018年1月13日に日本でレビュー済み
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原発事故以降の福島の現在がバイアス無しで理解できる良書。
オシドリマコとかきつこ、山本太郎みたいな人物にこそ読んでほしいが、絶対、読まないだろうという確信はある。
彼らのことを信じているが、本当にそんなに酷いことになっているのかと、若干、疑問に思ったら読んでほしい。
オシドリマコとかきつこ、山本太郎みたいな人物にこそ読んでほしいが、絶対、読まないだろうという確信はある。
彼らのことを信じているが、本当にそんなに酷いことになっているのかと、若干、疑問に思ったら読んでほしい。
2016年11月24日に日本でレビュー済み
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1度読んで、時間をあけて2度目を読んで、どちらとも納得できたので良書かと。
福島の現状や1F原発事故や放射性物質の拡散についてネットや報道で多くの情報を目にします。それに対して、発信者の感情とそれを読んだ受け手の持ちたい感情がいかにデータに基づかないものかという事を教えてくれる本です。
ただ、ネットで検索すればすぐにデータにたどり着ける世の中なのに、検索というひと手間をかける方がどのくらいいるんでしょう。やはり、流れてくる感情だけを拾って福島について語ってしまうというのはある意味自然な流れのようにも思いました。この時、だからと言って知らないのに何を語るのかという自分への問いが欠けてしまってます。そこに気付かせてくれる本かとも。
難点は普段、本を読まない素人にも読みやすいように書いてあるのですが、それが逆に読み辛くなってる所も。
福島の現状や1F原発事故や放射性物質の拡散についてネットや報道で多くの情報を目にします。それに対して、発信者の感情とそれを読んだ受け手の持ちたい感情がいかにデータに基づかないものかという事を教えてくれる本です。
ただ、ネットで検索すればすぐにデータにたどり着ける世の中なのに、検索というひと手間をかける方がどのくらいいるんでしょう。やはり、流れてくる感情だけを拾って福島について語ってしまうというのはある意味自然な流れのようにも思いました。この時、だからと言って知らないのに何を語るのかという自分への問いが欠けてしまってます。そこに気付かせてくれる本かとも。
難点は普段、本を読まない素人にも読みやすいように書いてあるのですが、それが逆に読み辛くなってる所も。
2017年3月29日に日本でレビュー済み
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311から月日が過ぎて、フクシマは非常に複雑な状況になり、報道もされにくくなっている。そんな状況で、推測でフクシマを語る人、考える人も多くなっている気がする。今一度、事実関係をきちんと把握してフクシマについて語らないといけない中で、それを支える一冊になる本だと思う。
ただし、マスコミで報道されなくなった今のフクシマには思想や物語が必要になってきている。そのような取り組みをありがた迷惑として拒否する著者の考えには同意できない。著者は決して311の被害者ではないにも関わらず、被害者ズラして語っていると見えなくない部分は残念でしかない。
ただし、マスコミで報道されなくなった今のフクシマには思想や物語が必要になってきている。そのような取り組みをありがた迷惑として拒否する著者の考えには同意できない。著者は決して311の被害者ではないにも関わらず、被害者ズラして語っていると見えなくない部分は残念でしかない。